著者 : 中央東口
怪奇小説作家H.P.ラヴクラフトが創始し、人類史以前より地球へと飛来した邪神たちが齎す根源的な恐怖を描いた架空の神話大系“クトゥルー神話”。その新訳コレクション第5集となる本書では、怪奇に遭遇し、時に怪奇に身を侵す碩学たちの根城・ミスカトニック大学編が開幕!ラヴクラフト自身が最高傑作を自負した表題作「宇宙の彼方の色」、永遠の生命を探求する医学者の狂気に肉薄する「ハーバート・ウェストー死体蘇生者」、呪われた魔女の隠れ家が禁忌の儀礼を悪夢に喚び起こす「魔女の家で見た夢」など、ラヴクラフト自身が手がけた“原神話”を始め、妖しき因習の蔓延る古さびたニューイングランドの地ーとりわけアーカムを舞台とする11篇を収録。科学の英知と古き智慧の邂逅が、宇宙の秘密を開示するー!
怪奇小説作家H・P・ラヴクラフトが創始し、人類史以前より地球へと飛来した邪神たちが齎す神話的な恐怖を描いた架空の神話大系“クトゥルー神話”。その新訳コレクション第4集となる本書では、「北極星」から「未知なるカダスを夢に求めて」に到る、地球の夢の深層に広がる異世界“幻夢境”が舞台の幻想譚と、ラヴクラフトの分身とも言える“夢見人”ランドルフ・カーターが夢と現にまたがる脅威に直面する「ランドルフ・カーターの供述」以下の作品群を完全に網羅した、実に17篇を収録。
不幸な交通事故により家族を失った青年・匂坂郁紀。奇跡的に一命を取り止めた彼には、目に映るものすべてが形を変え、醜く歪んでしまう不思議な後遺症だけが残ったーそんな郁紀の世界に突然現れたのは、うつくしい少女。「紗耶」と名乗る彼女の存在は、郁紀の汚穢に塗れた日常を美しい色に染めていく。彼にとって、それはただ一筋の光だった…。発売から15年、今なお霞むことなく高い評価を受け続けてきた虚淵玄(Nitroplus)原作の伝説的PCゲーム作品『沙耶の唄』を、ノベルゲーム界の先駆者・大槻涼樹×不変の担当イラストレーター・中央東口が甦らせた、初のノベライズ作品!
怪奇小説作家H・P・ラヴクラフトが創始し、人類史以前に地球へと飛来した邪神たちが齎す根源的な恐怖を描いた架空の神話大系“クトゥルー神話”。その新訳コレクション第3集となる本書では、古代エジプトの影の中より現れた不吉な興行師の脅威を描く「ナイアルラトホテプ」、その異名を冠する表題作「這い寄る混沌」をはじめ、平原に蠢く蛇神の恐怖にまつわる「イグの呪い」、邪神像の犇めく館で異形の神への礼拝が響く「蝋人形館の恐怖」、そして異端教派“星の智慧派”に深入りしてしまった怪奇作家の運命を描く「闇の跳梁者」と、ラヴクラフト自身が手がけた“原神話”から、彼の悪夢と筆から生まれた神々を巡る10篇を収録。
怪奇小説作家H・P・ラヴクラフトが創始し、人類史以前より地球へと飛来した邪神たちが齎す神話的な恐怖を描いた架空の神話大系“クトゥルー神話”。その新訳コレクション第2集となる本書では、砂漠に埋もれた廃遺跡に存在した未知の文明と爬虫類型生命体との遭遇を描く「無名都市」をはじめ、陰惨かつ背徳的な画業に身を投じる狂画家の秘密に迫る「ピックマンのモデル」、因習と迷信が蔓延る村に顕れたヨグ=ソトースの片鱗を記した「ダンウィッチの怪異」など、ラヴクラフト自身が手がけた“原神話”から、魔書『ネクロノミコン』にまつわる恐怖を描いた8篇を収録。
怪奇小説作家H・P・ラブクラフトが創始し、人類史以前に地球へと飛来した邪神たちが齎す宇宙的恐怖を描いた架空の神話大系“クトゥルー神話”。その誕生100周年を記念し、クトゥルーと異形の神々が瞑る海にまつわる恐怖を描いた傑作群が、新たな装いで蘇るー。悍ましい半人半魚の巨人との接触を描いた最初のクトゥルー神話作品「ダゴン」、浅浮彫を手がかりに謎の教団の幻影を追う表題作「クトゥルーの呼び声」、クトゥルー崇拝の起源へと遡る「墳丘」、クトゥルーを崇拝する“ダゴン秘儀教団”の暗躍を曝いた「インスマスを覆う影」…。“クトゥルー・オリジン”にして、いずれ劣らぬ傑作7+1編を、森瀬繚による完全新訳で収録。新たな探索者たちよ、来たれ。いま、海底から目醒めた邪神が呼び声を響かせるー!
虚淵玄がその剛筆(ハードボイルド)を血に染めて抉り出す、相克の復讐劇ーーこれぞ代表作。 かつては友と信じた男の裏切りにより、辱めの果てに命を奪われた自身の妹・瑞麗(ルイリー)の仇を討つため、犯罪都市・上海へと舞い戻った孔濤羅(コン・タオロー)。 一振りの倭刀と必殺の電磁発頸「紫電掌」を武器に、凶悪無比な五人の仇敵(サイボーグ武芸者)たちへの復讐劇の火蓋はついに切られたーー! 虚淵玄×ニトロプラスのサイバーパンク武侠片ノベルゲームを、虚淵玄自らが小説化。全てのバトルシーンを担当イラストレーター・中央東口の描き下ろしカラーイラストが彩る“完全版”として星海社文庫化!
“魔術師”を自称する謎の黒人ドラッグディーラー、スカンク・バッツが調合した『魔法』の薬物“スーサイドクラッチ”が引き起こす強烈なバッドトリップによって脳と体に深刻な後遺症を負った秋斗。「殺されたい」と願うゴスロリのリストカッター少女、美尋とともに自堕落な生活を送る彼だったが、ふとしたきっかけから情熱を取り戻し、行方不明のかつての想い人、沙都の捜索へと乗り出したとき、死線を越えた異常きわまる世界が彼の前に立ちはだかるー!最高潮!江波光則の危険な小説。
敵討ちでもなく、義憤でもなく、ましてや正義の味方というわけでもなく、「ただの憂さ晴らし」のためだけに、壮絶ないじめ事件の首謀者である凌麻をとことんまで追い込む“ならず者”二人組、弦と春鷹。拉致、傷害、監禁、尋問…あらゆる手段を問わずに暴れ回る弦の生き様に惹きつけられていくかつての仇敵、倫子。どこまでも無軌道な青春を貫く彼らの行く手に現れる黒人の“魔術師”スカンクの謎めいた言葉ー「魔術師を怒らせると何をすると思う?」-の果てに描き出される、明るい破滅の姿とはー。
悪徳資産家として名を馳せた父親の逮捕をきっかけにスクールカーストの頂点から最底辺へと転げ落ち、ガスガンの的にされ、左目を潰された雪路。「誰も信用するな。損得だけで考えろ」体に染みついた父の教えに則って復讐という名の取引を開始した雪路とその恋人・真波の前に現れた謎の黒人ドラッグディーラー、“魔術師”スカンクは妖しく囁くー「俺の薬物は、魔法だ」熾烈ないじめを迎え撃つ十七歳の凶弾の行方はー!?江波光則が圧倒的な筆力で咲かす悪と暴力の華。著者初のシリーズが満を持して開幕。
「始まっちまったぞ。宣戦布告してきやがった!」ただならぬクルツの剣幕に、カールの最悪の予想は確信に変わる。きっと、開戦と同時にブリッツフォーゲルは軍部に強制的に接収されてしまう。北極圏での帝凰龍との対決以来、ブリッツフォーゲルの前に現れる龍はいない。蒼穹の中、孤独なカールは操縦桿を握りしめ、あの煌々たる輝きを思い出す。“何故、飛ぶのか”“何故、挑むのか”…帝凰龍と対決をしたあのとき、カールは『彼』にそう問われたような気がしてならないー。
高速レシプロ機エトピリカの操縦桿を握りながらカール・シュニッツは目を懲らした。眩いほどに輝く一対の翼。鱗粉のように撤き散らされる光の礫。それは、未だ人類が到達できない領域の存在ー虹龍の雄姿だった。「彼らが舞うあの大空の彼方は、痛みも悲しみもない場所に違いない」いまもなおカールはそう信じてやまないー。これはまだ、龍の翼に神秘があった頃の物語。遥かなる神々の領域を目指した挑戦者たちの記録。ニトロプラスの名作『吸血殱鬼ヴェドゴニア』『沙耶の唄』で知られる伝説のタッグが復活。完全オリジナル新作始動。