著者 : 中央東口
TRPGクリエイター・まだら牛、推薦! 人類はまだこの地球(せかい)の本当の姿を知らない。 クトゥルー神話の最重要原典にして、ラヴクラフト文学の最高峰。 怪奇小説作家H・P・ラヴクラフトが創始し、人類史以前より地球へと飛来した邪神たちが齎す根源的な恐怖を描いた架空の神話大系〈クトゥルー神話〉。 その新訳コレクション第6集となる本書では、怪死を遂げた貴族の奇妙な来歴を辿る「故アーサー・ジャーミンとその家系にまつわる事実」、ミスカトニック大学の探検隊が人跡未踏の南極大陸に隠された忌まわしき地球の歴史と遭遇する大冒険譚ーークトゥルー神話において屈指の知名度を誇る表題作「狂気の山脈にて」、 “悪魔の蠅”を凶器とする殺人を企んだ医学博士の恐るべき顛末が明かされる「翅のある死」、イィスの“大いなる種族”の精神交換による地球侵略の一端が暴かれる「時間(とき)を超えてきた影」など、15篇+αを収録。 人跡未踏の人外魔境から、秘められた宇宙史が放たれるーー! 〔収録作品〕 ・洞窟のけだもの The Beast in the Cave ・眠りの壁の彼方 Beyond the Wall of Sleep ・フアン・ロメロの変容 The Transition of Juan Romero ・故アーサー・ジャーミンとその家系にまつわる事実 Facts concerning the Late Arthur Jermyn and His Family ・潜み棲む恐怖 The Lurking Fear ・前哨地 The Outpost ・狂気の山脈にて At the Mountains of Madness ・翅のある死 Winged Death ・封函 The Sealed Casket ・イィスの夢 Dreams of Yith ・丘の木 The Tree on the Hill ・シャーロットの宝石 The Jewels of Charlotte ・時間(とき)を超えてきた影 The Shadow Out of Time ・彼方よりの挑戦 The Challenge from Beyond (C・L・ムーア、A・メリット、HPL、ロバート・E・ハワード、F・B・ロング) ・覚書 Notes ・[付録]陰気な山脈にて あるいは、ラヴクラフトからリーコックへ At the Mountains of Murkiness or, From Lovecraft to Leacock (アーサー・C・クラーク)
怪奇小説作家H・P・ラヴクラフトが創始し、人類史以前より地球へと飛来した邪神たちが齎す根源的な恐怖を描いた架空の神話大系〈クトゥルー神話〉。 その新訳コレクション第4集となる本書では、怪奇に遭遇し、時に怪奇に身を侵す碩学たちの根城・ミスカトニック大学編が開幕! ラヴクラフト自身が最高傑作を自負した表題作「宇宙の彼方の色」、永遠の生命を探求する医学者の狂気に肉薄する「ハーバート・ウェストーー死体蘇生者」、呪われた魔女の隠れ家が禁忌の儀礼を悪夢に喚び起こす「魔女の家で見た夢」など、ラヴクラフト自身が手がけた“原神話”を始め、妖しき因習の蔓延る古さびたニューイングランドの地ーーとりわけアーカムを舞台とする11篇を収録。 科学の英知と古き智慧の邂逅が、宇宙の秘密を開示するーー! 〔収録作品〕 ・彼方より(フロム・ビヨンド) From Beyond ・家の中の絵 The Picture in the House ・ハーバート・ウェストーー死体蘇生者(リアニメーター) Herbert West-Reanimator ・冷気 Cool Air ・宇宙(そら)の彼方の色 The Colour Out of Space ・古の轍 The Ancient Track ・ユゴスよりの真菌(きのこ) Fungi from Yuggoth ・暗闇で囁くもの The Whisperer in Darkness ・魔女の家で見た夢 The Dreams in the Witch House ・戸口に現れたもの The Thing on the Doorstep ・断章 Fragments
怪奇小説作家H・P・ラヴクラフトが創始し、人類史以前より地球へと飛来した邪神たちが齎す根源的な恐怖を描いた架空の神話大系〈クトゥルー神話〉。 その新訳コレクション第4集となる本書では、「北極星(ポラリス)」から「未知なるカダスを夢に求めて」に到る、地球の夢の深層に広がる異世界〈幻夢境(ドリームランド)〉が舞台の幻想譚と、をラヴクラフトの分身とも言える〈夢見人〉ランドルフ・カーターが夢と現(うつつ)にまたがる脅威に直面する「ランドルフ・カーターの供述」以下の作品群を完全に網羅した、実に17篇を収録。 永劫の探求を果てに、夢見人の眼前で今、〈窮極の門〉が開くーー! 〔収録作品〕 ・北極星(ポラリス) Polaris ・白い船 The White Ship ・サルナスに到る運命 The Doom That Came to Sarnath ・ランドルフ・カーターの供述 The Statement of Randolph Carter ・恐ろしい老人 The Terrible Old Man ・夢見人(ドリーマー)へ。 To a Dreamer. ・ウルタールの猫 The Cats of Ulthar ・セレファイス Celephais ・忘却より(エクス・オブリビオン) EX Oblivione ・イラノンの探求(クエスト) The Quest of Iranon ・蕃神 The Other Gods ・アザトース Azathoth ・名状しがたいもの The Unnamable ・銀の鍵 The Silver Key ・霧の高みの奇妙な家 The Strange High House in the Mist ・未知なるカダスを夢に求めて(ドリーム=クエスト) The Dream-Quest of Unknown Kadath ・銀の鍵の門を抜けて Through the Gates of the Silver Key (元作品「幻影の君主」併録)
「なぜー僕なんだ?」 「それはね、あなたがひとりぼっちだから」 不幸な交通事故により家族を失った青年・匂坂郁紀。奇跡的に一命を取り止めた彼には、目に映るものすべてが形を変え、醜く歪んでしまう不思議な後遺症だけが残ったーー そんな郁紀の世界に突然現れたのは、うつくしい少女。「沙耶」と名乗る彼女の存在は、郁紀の汚穢に塗れた日常を美しい色に染めていく。彼にとって、それはただ一筋の光だった……。 発売から15年、今なお霞むことなく高い評価を受け続けてきた虚淵玄(Nitroplus)原作の伝説的ゲーム作品『沙耶の唄』を、ノベルゲーム界の先駆者・大槻涼樹×不変の担当イラストレーター・中央東口が甦らせた、初のノベライズ作品!
怪奇小説作家H・P・ラヴクラフトが創始し、人類史以前より地球へと飛来した邪神たちが齎す根源的な恐怖を描いた架空の神話大系〈クトゥルー神話〉。 その新訳コレクション第3集となる本書では、古代エジプトの影の中より現れた不吉な興行師の脅威を描く「ナイアルラトホテプ」、その異名を冠する表題作「這い寄る混沌」をはじめ、平原に蠢く邪神の恐怖にまつわる「イグの呪い」、邪神像の犇めく館で異形の神への礼拝が響く「蝋人形館の恐怖」、そして異端教派〈星の智慧派〉に深入りしてしまった怪奇作家の運命を描く「闇の跳梁者」と、ラヴクラフト自身が手がけた“原神話”から、彼の悪夢と筆から生まれた神々を巡る10篇を収録。 宇宙の深奥、冒涜的な笛と太鼓が響く中、無貌の神が嗤笑するーー! 〔収録作品〕 ・ナイアルラトホテプ Nyarlathotep ・這い寄る混沌 The Crawling Chaos ・壁の中の鼠 The Rats in the Walls ・最後のテスト The Last Test (元作品「科学の犠牲」併録) ・イグの呪い The Curse of Yig ・電気処刑器 The Electric Executioner(元作品「自動処刑器」併録) ・墳丘(雑誌掲載版) ・石の男 The Man of Stone ・蝋人形館の恐怖 The Horror in the Museum ・闇の跳梁者 The Haunter of the Dark
怪奇小説作家H・P・ラヴクラフトが創始し、人類史以前より地球へと飛来した邪神たちが齎す神話的な恐怖を描いた架空の神話大系〈クトゥルー神話〉。 その新訳コレクション第2集となる本書では、砂漠に埋もれた廃遺跡に存在した未知の文明と爬虫類型生命体との遭遇を描く「無名都市」をはじめ、陰惨かつ背徳的な画業に身を投じる狂画家の秘密に迫る「ピックマンのモデル」、因習と迷信が蔓延る村に顕れたヨグ=ソトースの片鱗を記した「ダンウィッチの怪異」など、ラヴクラフト自身が手がけた“原神話”から、魔書『ネクロノミコン』にまつわる恐怖を描いた8編を収録。 狂詩人が綴りし禁断の書物が、いま現実を侵食する! 〔収録作品〕 ・無名都市 The Nameless City ・猟犬 The Hound ・祝祭 The Festival ・ピックマンのモデル Pickman’s Model ・『ネクロノミコン』の歴史 History of the Necronomicon ・往古の民 The Very Old Fork ・ダンウィッチの怪異 The Dunwich Horror ・アロンゾ・タイパーの日記 The Diary of Alonzo Typer (ウィリアム・ラムレイのための改作) ・アロンゾ・タイパーの日記[初期稿] The Diary of Alonzo Typer (ウィリアム・ラムレイ)
怪奇小説作家H・P・ラヴクラフトが創始し、人類史以前に地球へと飛来した邪神たちが齎す宇宙的恐怖を描いた 架空の神話大系〈クトゥルー神話〉。 その誕生100周年を記念し、クトゥルーと異形の神々が瞑る海にまつわる恐怖を描いた傑作群が、新たな装いで蘇 るーー。 悍ましい半人半魚の巨人との接触を描いた最初のクトゥルー神話作品「ダゴン」、浅浮彫を手がかりに謎の教団の 幻影を追う表題作「クトゥルーの呼び声」、クトゥルー崇拝の起源へと遡る「墳丘」、クトゥルーを崇拝する〈ダ ゴン秘儀教団〉の暗躍を曝いた「インスマスを覆う影」......。 “クトゥルー・オリジン”(神話の原点)にして、いずれ劣らぬ傑作7+1編を、森瀬繚による完全新訳で収録。 新たな探索者たちよ、来たれ。いま、海底から目醒めた邪神が呼び声を響かせるーー! 〔収録作品〕 ・ダゴン Dagon ・神殿 The Temple ・マーティンズ・ビーチの恐怖 The Horror at Martin’s Beach ・クトゥルーの呼び声 The Call of Cthulhu ・墳丘 The Mound ・インスマスを覆う影 The Shadow over Innsmouth ・永劫より出でて Out of the Aeons ・挫傷 The Bruise(H・S・ホワイトヘッドとの合作) 〔訳者からの紹介〕 本書は「クトゥルー神話に興味があるんだけど、何から読み始めればいいの?」という需要に応えるエントリー・ ノベルブックを想定し、H・P・ラヴクラフトの手がけた作品から海洋とクトゥルー神の恐怖にまつわる「ダゴ ン」以下の7作品を選り抜き、執筆順に収録した500ページ近くの連作小説風作品集です。ラヴクラフトがプロッ トを提供したH・S・ホワイトヘッドの同テーマ作品、「挫傷」(商業初訳)も併せて収録しました。訳注や年 表、地図などはもちろん、関連用語の索引まで備えた資料性重視の、既に読まれている方にも楽しみどころのある 一冊です。
虚淵玄がその剛筆(ハードボイルド)を血に染めて抉り出す、相克の復讐劇ーーこれぞ代表作。 かつては友と信じた男の裏切りにより、辱めの果てに命を奪われた自身の妹・瑞麗(ルイリー)の仇を討つため、犯罪都市・上海へと舞い戻った孔濤羅(コン・タオロー)。 一振りの倭刀と必殺の電磁発頸「紫電掌」を武器に、凶悪無比な五人の仇敵(サイボーグ武芸者)たちへの復讐劇の火蓋はついに切られたーー! 虚淵玄×ニトロプラスのサイバーパンク武侠片ノベルゲームを、虚淵玄自らが小説化。全てのバトルシーンを担当イラストレーター・中央東口の描き下ろしカラーイラストが彩る“完全版”として星海社文庫化!
死は一度しか経験できない。死ぬのはみんなビギナーだ。 “魔術師”を自称する謎の黒人ドラッグディーラー、スカンク・バッツが調合した『魔法』の薬物“スーサイドクラッチ”が引き起こす強烈なバッドトリップによって脳と体に深刻な後遺症を負った秋斗。「殺されたい」と願うゴスロリのリストカッター少女、美尋とともに自堕落な生活を送る彼だったが、ふとしたきっかけから情熱を取り戻し、行方不明のかつての想い人、沙都の捜索へと乗り出したとき、死線を越えた異常きわまる世界が彼の前に立ちはだかるーー! 最高潮! 江波光則の危険な小説。解説◎鈴木謙介
俺たちは、俺と春鷹は、正義の味方じゃない。 自分の欲求のためだけにやっているならず者だ。 敵討ちでもなく、義憤でもなく、ましてや正義の味方というわけでもなく、「ただの憂さ晴らし」のためだけに、壮絶ないじめ事件の首謀者である凌麻をとことんまで追い込む “ならずもの(バンディッツ)”二人組、弦と春鷹。拉致、傷害、監禁、尋問……あらゆる手段を問わずに暴れ回る弦の生き様に惹きつけられていくかつての仇敵、倫子。どこまでも無軌道な青春を貫く彼らの行く手に現れる黒人の“魔術師”スカンクの謎めいた言葉ーー「魔術師を怒らせると何をすると思う?」--の果てに描き出される、明るい破滅の姿とはーー!? 解説:犬村小六
この学校をコロンバイン高校にしてやろう。そう、決めていた。 悪徳資産家として名を馳(は)せた父親の逮捕をきっかけにスクールカーストの頂点から最底辺へと転げ落ち、ガスガンの的にされ、左目を潰(つぶ)された雪路。 「誰も信用するな。損得だけで考えろ」 体に染みついた父の教えに則って復讐という名の取引を開始した雪路とその恋人・真波の前に現れた謎の黒人ドラッグディーラー、 “魔術師”スカンクは妖しく囁くーー「俺の薬物は、魔法だ」 熾烈(しれつ)ないじめを迎え撃つ十七歳の凶弾の行方(ゆくえ)はーー!? 江波光則が圧倒的な筆力で咲かす悪と暴力の華。著者初のシリーズが満を持して開幕。解説・虚淵玄。
戦争と龍にまつわる雄大なる物語。第二弾! 天翔ける龍たちの姿を眺めながら、“撃墜王”カール・シュニッツが懊悩する。なぜ人間は戦争のためにしか空を飛ぶことを許されないのかーー。前巻を遙かにしのぐ圧倒的スケールで描かれる空の神話。第2弾!
虚淵玄×中央東口! オリジナル新作! 高速レシプロ機エトピリカの操縦桿を握りながらカール・シュニッツは目を懲らした。大空の彼方に見えたのは、眩いほどに輝く一対の翼。鱗粉のように撒き散らされる光の礫。それは、未だ人類が到達できない領域の存在ーー虹龍の雄姿だった。 「彼らが舞うあの世界は、あの空の彼方には、痛みも悲しみもない場所に違いない」 少年の頃からずっと……そしていまもなおカールはそう信じてやまないーー。 これはまだ、大空が聖なる領域であった時代。ドラゴンの翼に神秘があった頃の物語。遙かなる神々への領域を目指した飽くなき挑戦者たちの記録……。 TYPE-MOONの大人気PCゲーム「Fate/stay night」の外伝小説「Fate/Zero」、「ブラック・ラグーンシェイターネ・バーディ」で話題をさらった巨匠・虚淵玄が放つ完全オリジナル新作始動! ニトロプラスの名作ゲーム『吸血殲鬼ヴェドゴニア』『沙耶の唄』で組んだ盟友イラストレーター・中央東口との“伝説のタッグ”が復活!