著者 : 今慈ムジナ
気になるクラスの女の子、安達藍に話しかけることもできず特別なことなど何もない高校生活を送る僕。でもある日、自室に発生したワームホールから、未来の娘が現れる!?「わたしは安達七彩。大女優、安達藍の娘です」。僕とあの安達の娘!?混乱する僕をよそに、七彩は安達と僕をくっつけるために奔走する。そんなある日。七彩と公園を歩いていると…。「あたしとママがいながら一体なに!?」。と、突如現れたワームホールから、別の娘が現れた!!今、未来の娘も参加した、時空や恋がみだれるラブコメディが開幕する!
誰もが簡単に未知を暴ける時代。路地裏の暗闇は駆逐され、幻想の余地はなくなり、怪異は姿を消して久しい。そんな現代社会で起きる不可思議な現象ー乖異。己が空想こそが真の現実だと主張し、世界すら塗り換えようとする超常の力。乖異に導かれ集ったのは三人。絶えた怪異を殺す少女、空想を終わらせる男、そして世界に残された最後の怪異である少年。「死者のいない」猟奇事件に端を発した一連の流れに「真祖の吸血鬼」の存在を見いだした彼らは、それぞれの理由を胸に乖異と関わっていく。平成最後の夏、最後の幻想がはじまる。
僕、四ノ宮優斗は、紆余曲折を経て「日和寮」の一員となった。それからというもの、どう見ても年下にしか見えない寮母・あるてからの甘やかし攻撃に負けず自分を律する日々。なでなでとか膝枕とかハグとかもはや日常だけど、決して甘えてるわけじゃない…たぶん。寮の個性的な面々にも少しずつ慣れてきた中、なぜか寮生の一之瀬さんがことある毎に自分を甘やかすよう突っかかってくる。ついには「母の日」を巡って勝負することにーって平穏な日常がますます遠ざかってない!?ママへの感謝が迸る、新感覚バブコメ第2弾!
僕は四ノ宮優斗。高校生だてらに自立した立派な大人だ。ある日出会ったのは、中学生にしか見えない自称寮母の九段下あるて。あれよあれよと、彼女の学生寮に住むことになったのだがー。「これからは私があなたのおかーさんです♪」なぜか『おかーさん』呼びを強要してくる。しかもそれだけじゃない。「おかーさんの胸で甘えてくださいね?」…だから、自立した大人は年下の女の子に甘えたりしないんだって!頼むから帰ってきてくれ僕の平穏な生活!甘やかしたがり年下寮母と人生お疲れ高校生が織りなす新感覚バブコメ爆誕!
心因性相貌誤認症ー他者とは異なる認識の中を生きる少年・龍胆ツクシ。ひょんなことから、彼は連続猟奇殺人事件の現場を目撃してしまう。そこに佇んでいた犯人は、ハシビロコウ頭の人物だった。しかし、彼の証言を信じる者は誰もいない。自身の役立たずぶりを改めて実感しながらも、ツクシは「自分にできることはなにか」を考え始める。そんなとき、少女のカタチをした怪異が目の前に現れ、彼の世界は徐々に変化していくのだが…。自我と認識の問題を巡る、最新の現代怪異譚。第10回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作。