著者 : 夏目義徳
いま、ひとつの世が終わりを告げ、新たな世が産声を上げようとしていたー。友であり、好敵手であったふくろうを倒した新之助。ふくろうが命を賭けてまで呪い、この国への侵入を阻止しようとした最強最悪の存在と、新之助との運命の邂逅は、刻一刻と近づいていた。あやかしの存在を拒絶し、人の心を吸い取り、染め尽くす『神の子』とは何者なのか?ましろ、くろえ、新之助たちの最後の闘いが始まり、彼らの旅路は出会いの地、故郷の山手藩で幕を引く。第3回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞受賞作、圧巻のシリーズ完結。
ふくろうとの決別の後、江戸にて剣の腕をさらに磨く新之助に、公儀隠密妖異改の影が忍び寄る。公儀隠密は家族を人質に新之助にある事件の解決を依頼する。そして、その事件にはふくろうが絡んでいるらしい。かつて、ふくろうは自分には譲れないものがある、自分の進む道に新之助は来るべきではないと言っていた。ふくろうの真の宿命とは何なのか?すべてを捨て、新之助は強くなりたいと誓う。彼に追いつき、再び出会うために…。旅に出る新之助、目指すは南国・トカラ列島。いよいよクライマックス突入したシリーズ第3弾。
故郷・山手藩でのお家騒動を解決し、江戸に戻る新之助、ふくろう、ましろ、くろえ。道中に立ちはだかるのは、あやかしを排除せんとする仮面の軍団、倒幕を目論む謎の少年・うぐいす、そして山の民が崇拝するカンナギの少女・すくね…。再び巻き起こる、敵・味方・あやかし入り乱れての壮絶なる闘い!覚醒しつつある新之助の能力、そして、ふくろうの正体とは?それぞれの宿命が、新之助を戻ることのできない分岐点に導いていくー。第3回小学館ライトノベル大賞・ガガガ大賞を受賞した侍エンターテイメント、待望のシリーズ第2弾。
妖怪、もののけ、魑魅魍魎…「あやかし」たちが跋扈する、その昔。江戸にて剣の修業に励む新之助は、剣の腕は抜群だが、心は内気な悩める若侍。帰郷の道中、新之助は「拝み屋」と名乗る怪しい男・ふくろう、そして不思議な力を持つ娘・ましろと出会い、一緒に故郷の山手藩に行くことに。しかし、藩には「あやかし」がらみの陰謀が起きていた…。敵か味方かあやかしか、犬神、化け猫、呪術、剣術が入り乱れ、火花を散らす侍エンターテイメント、いざ!第3回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞を受賞した時代活劇ライトノベル。