著者 : 大樹連司
級友たちを襲う死者の群れ……ほくそ笑む僕 「最悪の学校、どうしようもない社会。ゾンビが現れてぶっ壊してくれればいいのに」 現実を呪い、ゾンビ映画を観ることだけが生き甲斐のネクラ高校生・丈二。 しかし、臨海学校で訪れたとある島で、丈二たちは本物のゾンビパニックに遭遇することになる。 ゾンビ映画マニアの知識とハッタリで、クラスメイトを救い皆から頼りにされることになった丈二はヒーロー気分に酔いしれるが、逃げ込んだショッピングモールで、とんでもない光景に出くわす。 それは、ゾンビパニックに乗じて生徒たちを奴隷化し君臨した「女王」が支配する、とんでもないコミュニティだったーー。 『ほうかごのロケッティア School escape velocity』でロケットと青春を描いた大樹連司が、今作ではゾンビとルサンチマン・ヒーローの組み合わせで青春の暗部を抉り出す。 イラストは本作でライトノベル初挑戦となるsaitom。
ついに、日本の軍部に身柄を拘束された、子供たちの巨大ロボットー“人形”。その情報は密かに全世界へと流され、アメリカは「日本は大量殺戮兵器を隠している」という考えに至る。「命は、結局、使い捨てられていくもの。そして、個々の命にたいした違いはない。死んでいった仲間も。俺も、親父も」…ついに国家間の関係までもがあやしくなり始めた終末的世界で、“敵”との戦いに選ばれた操縦者・コダマはなにを思い、“人形”に乗り込むのだろうか。月刊IKKI連載マンガ『ぼくらの』!原作者も大推薦のアナザー地球編、第3巻。
「次の戦いで勝とうが負けようが、あなたは死ぬ。そうよね?」-この地球を15体の「敵」が襲う。迎え撃つのは全長500mの巨大ロボットー“人形”。そして、それを動かす代償は、ぼくらの命…。戦えば、死ぬ。地球の命運をかけた過酷な「ゲーム」に挑む、ぼくら15人。逃れられない残酷な「ルール」を前にして、彼らは、いったい何を思って戦い、何を願って死んでいくのか?“人形”の恐るべき力をめぐって動き出した国家軍部に翻弄される子どもたちは、ついに自らが戦う「敵」の正体を知る…!「月刊IKKI」連載作品「ぼくらの」アナザー地球編。