著者 : 小林湖底
性別バレをギリギリ回避し、院試を通過した雪蓮と梨玉。 ただし、全6回の試験のうち終わったのはまだ半分。遂に科挙の本試験である『郷試』が始まろうとしていた。独房のような試験会場に放り込まれ、約2週間問題を解くのである。そんな中、臨時の試験官として現皇帝の妹・夏琳英が現れる。女性ながら皇帝の右腕として辣腕を振るう彼女に激励され喜ぶ梨玉。しかし、夏琳英は雪蓮の父を殺害するのに加担した人物でもあり、何か企みがあるのは明白だった。一方、試験会場の外では「黄皇党」と呼ばれるテロ集団が蠢いていた。皇帝の妹とテロリスト。混沌を極める郷試を雪蓮たちは乗り越えられるのかーー!?
六花戦争を勝ち抜いたノアたちだったが、激闘を通じて逸夜の強すぎる能力が夜ノ郷に知れ渡ることになった。強力な夜煌刀を求めるのは争いを好むナイトログの本能。必然、逸夜もその身を狙われることになる。 そんなタイミングで彼の前に現れたのは、六花戦争の参加者だった少女・苦条ナナ。逸夜を「兄さん」と呼び慕う彼女は、彼らに夜ノ郷で開催されるイベント「神託戦争」への参加をもちかける。当然、怪しすぎる提案を拒否するが、時を同じくして「夜煌刀狩り」を名乗る何者かにノアのメイド・カルネやかつての敵・ミヤの夜煌刀が攫われるという事件が発生。神託戦争の主催組織「神殿」がその犯人だと聞かされた逸夜とノアは、仲間を救出すべく夜ノ郷に乗り込むのだったーー。
世界最難関・男性のみ受験可能な試験ーー科挙。 雷雪蓮(らい・せつれん)は、少女でありながら男装して科挙合格を目指す受験生。 自分以外にそんなやつはいないと思っていたが、試験会場でどう見ても女の子な受験生・耿梨玉(こう・りぎょく)を発見してしまう。 「世界を変えるのに性別も地位も関係ないよ! も、もちろん私は男だけど!」 「(試験の前に落ちそう……)」 仲良くなった二人は悪徳官僚に支配された世界を正すため、手を取り合い試験地獄へ挑むことに。 性別バレは即・失格なうえ、試験問題も超ハード。さらには殺人事件やカンニングの横行など様々なトラブルが発生して……!? 二人の男装令嬢が逆境に挑む中華試験譚。始め!
こことは違う世界「夜ノ郷」に住み、人間を自らの武器・夜煌刀に変異させる力を持つ者ーーナイトログ。その代表者六人が集い、最後のひとりになるまで戦う「六花戦争」に巻き込まれた古刀逸夜は、瀕死の重傷を負ったところを参加者のひとりで落ちこぼれのナイトログ・夜凪ノアによって救われる。 夜煌錬成によりノアの夜煌刀として生まれ変わった逸夜には、あらゆる傷を癒し身体能力を爆増させる驚異の力が備わっていた。折しも世間を騒がせる謎の連続失踪事件に巻き込まれた妹・湖昼の行方を追っている逸夜は、六花戦争の優勝者に与えられる「願いを叶える秘宝」を手に入れるため、ノアと共に戦いに身を投じてゆくーー!!
TVアニメ『ひきこまり吸血姫の悶々』絶賛放送中!!! 「たとえ世界がひっくり返っても私は引きこもる!!!」 第11回GA文庫大賞《優秀賞》 自己評価↓最低 他者評価↑最高 ダメダメ美少女が大勝利!
「たとえ世界がひっくり返っても私は引きこもる!!!」 第11回GA文庫大賞《優秀賞》 自己評価↓最低 他者評価↑最高 ダメダメ美少女が大勝利! 世界をおびやかす新たな脅威ーー「天文台」 その新たな敵に立ち向かうべく六国が動き出す。 白極連邦は六棟梁のひとりにして、 六国を代表する「六戦姫」に数えられる英傑 プロヘリヤ・ズタズタスキーをムルナイト帝国に派遣。 ムルナイト帝国軍も七紅天を投入し 総力を挙げて天文台に立ち向かう。 ーー世界の命運を賭けた戦いが幕を開けようとしていた!
「たとえ世界がひっくり返っても私は引きこもる!!!」 第11回GA文庫大賞《優秀賞》 自己評価↓最低 他者評価↑最高 ダメダメ美少女が大勝利! ようやくムルナイト帝国に帰還して、ひといきつくことができたコマリ。 コマリの仲間たちも、それぞれの国に戻っていったが、そこには新たなトラブルが待ち構えていた。 さらには教皇クレメソス504世も現世にやってきて……。 オールスターキャストでお送りするシリーズ第11弾!
常世の混乱を収拾するー大きな目標で合致したコマリは、スピカとともに旅立つ。一方その頃、常世の各地にいる仲間たちもコマリを助けるべく行動を起こそうとしていた。だが、そんなコマリたちの前に立ちはだかったのは、謎めいた存在。「スピカ・ラ・ジェミニとテラコマリ・ガンデスブラッドを処分する」みずからを「愚者」と名乗るその人物は、六百年前にスピカの理想を打ち砕いた因縁の相手だった。常世にも存在するという六つの魔核、六百年前に別れたスピカの親友、そして世界の中心に立つ「神殺しの塔」-常世の運命を賭け、コマリの戦いが、いま始まる!
コマリが目覚めると、目の前にいたのはスピカだった。「一緒に星砦を蹴散らすわよ!」いきなりとんでもないことを言い出すスピカ。不倶戴天の敵からの意外な提案に戸惑うコマリだったが、星砦の野望を打ち砕くべく共闘を決意する。コマリと逆さ月の面々が目指すのは、鉱山都市ネオプラス。そこは稀少鉱石が発掘され、一攫千金を狙う輩で賑わっていたが、その陰で星砦が暗躍しているというのだ。発掘される魔力を秘めたマンダラ鉱石に、人々を襲う不気味な「匪獣」。そして世界を破滅に導かんと陰謀を張り巡らせる「星砦」。コマリとスピカの共闘のゆくえはー!?
「ここどこ?」コマリが目を覚ますと、そこはいつものように戦場…ですらなく、さらにとんでもない場所ー「常世」だった。コマリとともに常世に飛ばされてしまったヴィル、ネリア、エステル。4人はコマリを中心とした傭兵団「コマリ倶楽部」を結成して未知の世界を旅して巡る。そして出会った一人の少女。「ヴィルヘイズ…?」その少女コレットは、ヴィルのことを知っているという。別世界であるはずの常世に、なぜヴィルのことを知る人物が?元の世界に戻る方法は?新たな世界「常世」の謎にコマリたちが挑む!第11回GA文庫大賞優秀賞。
世界中から狙われる『最大標的』の少女・久世灯理の護衛を成功させた、元裏世界最高の暗殺者・相原道真。これで念願の平和な学園生活がおくれるかと思いきや、新たな護衛対象の少女が現れる。出会った瞬間に道真の手を取り、「お兄様っ!」と口にする東和グループの令嬢、青髪が輝く美少女の東和静奈に、面食らう灯理や護衛メンバー。彼女もまた特異な能力を持ち、それを裏世界の暴力団である死屍会から狙われていた。学園で開催される体育祭で彼女は命を落とすだろうと予告され、道真たちは静奈の護衛任務を押しつけられるのだがー。裏世界最強の護衛メンバーが青髪の少女に潜む陰謀を暴く、学園異能バトルファンタジー第2弾!
長き歴史を誇る国「夭仙郷」。だが、その皇帝は気力を失い、丞相の専横によって王権は衰え、姫であるアイラン・リンズは丞相と結婚させられることが決まっていた。このままでは国が丞相に乗っ取られてしまう。追い詰められたリンズは、コマリに助けを求めるのだった。「結婚してほしいの」「はぁぁぁぁ!?!?!?!?!?」丞相と対決して結婚を阻止してほしいというのだ。ほかに頼るべき味方のいないリンズを救うため、コマリは夭仙郷へと乗り込んでいく。だが、丞相の専横の裏では、さらに恐るべき陰謀が進行していた…。国を、姫を救うため、コマリが神秘の夭仙郷を駆け抜ける!第11回GA文庫大賞優秀賞。
元・裏世界最高の『暗殺者』相原道真は、平和な学園生活をおくりたい。念願叶って私立克礼館学院に入学し、夢にまで見た高校生活がいよいよ始まるーことはなかった。入学早々、暗殺者である過去を知る学園管理者から、世界中で最も狙われている『最大標的』の少女、久世灯理の護衛を頼まれてしまう。その灯理は、ちょうど学園の体育館に拉致されたという。裏世界から足を洗った道真は灯理を助けるか迷うが、この事件は何かがおかしいことに気づきー。裏世界最高の『探偵』『武闘家』『占い師』『詐欺師』と護衛チームを組み、死にたがりの少女を救う、学園異能バトルファンタジー開幕!
「本日付で着任したエステル・クレール少尉であります!」コマリ隊に配属された新人は、軍学校でSS級の成績を収めた優等生。常識外れの荒くれ隊員に振り回され…るかと思いきや、彼女もまた常識の枠に収まらない人材だった。そんな新戦力を得て、慌ただしい日々を送るコマリだったが、つかの間の休暇が取れ、偶然にもエステルの故郷の温泉リゾートへ赴くことに。じつは、その裏ではコマリが知らない極秘計画が着々と進行していた…。上空に出現する「蜃気楼の街」に、暗躍する「影」。再結集するネリアやカルラら仲間たち。発生する連続殺人!次々と降りかかる未曾有の出来事に、コマリが立ち向かう!
六国で広く信仰される「神聖教」。その頂点に立つ「教皇」の来訪を控え、ムルナイト帝国は大わらわ。そんな折、コマリは不思議な雰囲気の少女と出会う。「あなたは神を信じますか?」ごく自然に神を否定してしまったコマリだが、その少女こそが神聖教の教皇、スピカ・ラ・ジェミニだった。皇帝の失踪、神聖教徒による暴動、炎上する帝都ー!そんな窮地にあって、いつも支えてくれるヴィルはコマリのそばにはいなかった。スピカと共に聖都レハイシアに去ってしまったのだー。ヴィルなき今、はたしてコマリは帝国存亡の危機を乗り切ることができるのか!?第11回GA文庫大賞優秀賞受賞。
とこしえの桜が舞う国、天照楽土。六国大戦の盟友・カルラから招待を受けたコマリは、その地で次期君主を決定する儀式「天舞祭」の開催を知らされる。他人事だと思っていたコマリだが、候補者であるカルラが高らかに宣言した。「私の陣営にはテラコマリさんが参加します!」いつのまにか巻き込まれてしまったコマリだが、ほかに頼るべき友達がいないカルラを助け、天舞祭に身を投じることに。華やかな祭典の裏で暗躍するテロリストの影。交錯する各国の思惑。今をときめく少女将軍「六戦姫」も集結する中、コマリ&カルラの最強コンビが究極の後継者争いに挑む!!
弁財天と寿老人を退け、榮凛島の崩落を食い止めた神津彩紀と熾天寺かがり。これで平穏な生活をおくれるかと思いきやー2人の家は燃やされていた。犯人は七凶神の大黒龍僖。新たな彩皇に狙われた2人の元に、朝廷からの使者、稲名田湯津香がやってくる。「寇魔を倒すべく協力しませぬか?」さらに、新たな仲間を求めて人間の楽園と呼ばれる『盈水院』を統べる大僧正、毒針倶舎奈のいる寺院を目指すことに。しかし盈水院で待ち受けていたのは、嘘をつかないと、酒を飲まないと、人を殺さないと死んでしまうという、仏教の五戒を破らなければならない奇妙な町と怪しい住人たちでー。
青い空。白い雲。ようやく得られた休暇で海辺のリゾートを満喫するコマリ。そんな吸血姫の前に一人の少女が現れる。「一緒に世界を征服しない?」剣の国の将軍ネリアから、とんでもないお誘いを受けてしまった!その一方で別の国家、天照楽土からも外交使節が来訪。「一緒に世界を平和にしませんか?」東国の最強将軍と噂される和風少女カルラは、まったく逆の提案を投げかけてくるのだった。各国の思惑は錯綜し、やがて世界を巻き込む大戦争へと発展!夏休みから急転直下、戦局の鍵を握る立場となってしまったコマリ。ひきこまり将軍が新たな時代を切り開く!?
「ごめん。お前、誰だっけ?」コマリが意図せず煽ってしまったのは七紅天大将軍の一人、フレーテ・マスカレール。これがきっかけで事態はどんどんエスカレートし、ついに将軍同士が覇を競う「七紅天闘争」にまで大発展してしまう!敵となる将軍どもは手ごわいヤツばかり…かと思いきや、コマリは新たに七紅天となった少女、サクナと打ち解ける。文学趣味で、コマリのことを「姉」と慕うサクナは、コマリ以上に内気で気弱な子だった。一方その頃、宮廷内では要人暗殺が横行。さらにはヴィルがサクナに微嫉妬したりと、コマリの周囲は大さわぎ。コマリの平穏な引きこもりライフは、はたしてどうなる!?