著者 : 岩田洋季
空木樹は自分のやりたいことだけをやって生きてきた。今は部活に勤しみ、昔からの趣味で小説を書いている。そんなある日、超人気作家の娘にして自身も大ヒット作を世に放ち注目されている後輩・鵯華千夏から才能を見出され、なんとプロ作家への道を示されるが……!? 「ぜんっぜん、1ミリたりとも、いっさいがっさい興味ないです」 「………………なんでよ!!」 趣味はあくまで趣味。ついには空木がやりたいことをやるだけの部活、“超・文芸部”に入部してまで追いかけてきてーー。 絶対にプロ作家に導きたい天才少女と、興味がないことは絶対にしたくない変な奴の終わらない追いかけっこが今、始まる!
吸血鬼が人を襲う、災害が起こる現代。 吸血鬼による殺人事件をきっかけに天霧学園の高等部へ潜入し、学園に潜む吸血鬼を捜し出すことになった汐瀬命。 命は吸血鬼を駆除する公安吸血鬼災害課にいながらも、過去に大吸血鬼である『支配の君』に血を分け与えられ、望まぬ魅了の能力を授かった半吸血鬼だった。 「命の恋人役、最高じゃないですか!」 サポートとして一緒に潜入する同居人の陸田真子とともに捜査する中で、命は魅了を駆使し4人の生徒を候補者とした。 学園中から敬愛される久嶺ミライ、経歴に多くの謎を持つ玖村アサ、その言動から多くの生徒たちに恐れられる風囃ユメ、内気で天才ピアニストの美調ヒカリ。 この中に吸血鬼がいるーーしかし事態は思わぬ方向へと転がっていってーー!? 吸血鬼の戯れ、ここに開幕。
ーーわたしたちにとってふさわしいお付き合いの仕方ってどんなのかな? 午後九時、ベランダ越しのデートを重ねてきた僕と先輩に夏休みがやってきた。海にプールにお祭りに、二人きりで楽しみたいイベントはたくさんあるけれど、僕たちの関係はまだ誰にも言えない秘密。 そんな日々の中、僕が家族旅行に出かけることになってしまい……。恋人同士になって初めて、離れ離れの時間を過ごすはずだったんだけど、旅行先に先輩の家族も一緒に行くことになり。二人きりのベランダを飛び出して、僕たちの内緒の夏のランデブーが始まった。 近くて遠い二人きり、ミステリアスな先輩と僕のベランダ越しラブストーリー、第2巻。
夜9時、1m。それが僕と女神との秘密の時間と距離。そう、僕の家の隣には女神が住んでいる。 「旭くん、わたしはいったいどうしてキミのことが好きなんでしょうか?」 ベランダ越しに甘く問いかけてくるのは、完璧美少女の氷見夏菜子先輩。冴えない僕とは一生関わらないはずだった。 だけど、僕が彼女の家の隣に引っ越してきたとき、そして彼女が僕のことを好きだと告げた瞬間に始まったんだ。 可愛すぎる先輩と、大切な時間を積み重ねていく、かけがえのない日々が。 この世で僕と女神先輩しかまだ知らない、近くて遠いひそやかなベランダ越しの世界のなかでーー。
愛され、殺し、愛されーー街に溢れる呪いを喰らうミコと彼女を殺し続ける禊。そんなある日、禊を狙った凶悪で淫靡な《夕焼けの女王》が出没する。 「競争よ。だれがいちばんのミコか」 殺戮と狂気を振りまく小学生のミコ。 「ミコを探しにきて、ミコを愛してーー」 愛に妄執し禊を求める中学生のミコ。 「わたしこそが本物の“緋崎ミコ”」 妖艶な美貌で人を狂わす大人のミコ。 ミコを凌駕する偽物の女王たち。最も美しい愛を禊に捧げるため、街に殺戮の華を咲かせる。そして矛先は、禊だけではなく大切な仲間たちにも向けられーー。
「久しぶりね禊、わたしの可愛い飼い犬」 五年ぶりの故郷の街。禊が級友から告げられたのは、奇妙な噂だった。 “夕焼けの女王が還ってきたーー” かつてこの街を支配し、禊たちの青春を黒く塗りつぶし、忘れられない傷を植え付けた女王・緋崎ミコ。 そして囁かれる女王帰還とともに、次々と不可解な事件が起こりはじめているというのだ。 ミコが帰ってくることなどありえない……。だが、禊の手で“殺した”はずの美しき女王は、再び目の前に現れ、妖しく微笑む。もう一度私を殺して、と。 ノロわれた街を舞台に、女王との淫らな黒い青春ホラーが幕を明けるーー。
【取扱注意!!】この少女の毒舌は中毒になる。 ーー魂込めて恋に落とせ、舌戦ラブコメ!! とある事件で友達ゼロの俺が入部させられたのは、変人の巣窟「きょうがく部」。こんな部にいたら、さらに友達作りとは無縁になる、と焦る俺だったがーー 「好きです、俺と付き合ってください」 「い、いい、いきなりなに言ってんの、会ってすぐ発情とかあんた下半身に脳みそついてるわけーー!?」 目つきも言葉も凶悪な、毒舌美少女、“ミニチュア毒花”こと毒嶋緒花と出会った瞬間、俺は雷に撃たれていた。 愛のささやきVS罵詈雑言。照れさせるか、心をへし折るかーー。これは、一目惚れした毒舌少女を、全身全霊をかけて、照れさせ、恋に落とす戦いの記録である。
美哉、激震!? 学園で開かれる、羊子主宰の舞踏会に、彼女の父である“第二世界の王”がやってくる。 「第六回H&M会戦略会議開始ですわーっ」 2人のラブを猛アピールして、親公認カップルにすべく、 120%増でハッスルするH&M会だったが、なぜか羊子派と美哉派とで内部分裂してしまい──。 美哉派は、万が一にも帝太子の逆鱗に触れ、美哉が学園を「クビ」になったら一大事! ということで、2人の将来のためにも、美哉は羊子の部屋を出ることを決意する。 入学以来、初となる別居生活。美哉成分激減でヨロヨロ状態の羊子をよそに、美哉は他の王の娘たちの部屋にお泊まりすることになって──!? 手のひらに残るのは世界か恋か──それとも破局か!?
八つの平行世界の王の娘たちが通う「八重ノ学園」。この学園に通うことになった第二世界の少年・美哉は、王の娘である羊子をサポートし、彼女を統合世界の王にする使命を持って入学した……はずが、なぜか彼女と同棲することに!? 「わたしは美哉のことが、す、……好きなんだ!」 突然の告白の訳を聞けば、彼女は一目惚れした美哉を自分の“持ち物”として登録したのだとか。そんな二人の恋を応援しようと、他の世界の可愛いけど迷惑千万なプリンセスたちによる“超絶恋のおせっかい”が美哉を待ち受けていて。 岩田洋季×白もち桜がストーリーショートショート形式でお贈りする、恋に焦がれた純で無垢なプリンセスとのサクセス&ハートフルストーリー! 卒業するとき、その手のひらにあるのは世界か恋かーー!?
百華と零、二人を襲う絶体絶命の"悪夢"。 叛逆のボーイミーツ・ドレッドガール完結編!! 零と百華の秘密ーー【共振錯覚】を全世界に向けて告白してから二ヶ月。 その日、零が見た叛逆少女の夢は、絶望に染まった二人の未来だった。しかし、悪夢は夢のままでは終わらなかった。 白昼夢のように、零の見た夢が現実になっていく。学園島に襲来する未曾有の"蛇"の群れ、二人の絆とも呼べる【共振錯覚】の真実、次第に明かされていく百華との出会いの秘密。それは、過去から今へと続く、二人の運命だったーー。 全てを知った時、二人は絶望の未来をねじ伏せる"叛逆"に打って出る。
緊急警報発令!! 零の姉・岩代栞那が学園島に襲来!! 大好きな零のご家族の前でいいところ見せておきたい乙女な百華だが、謎の共振錯覚大乱舞で恥ずかしすぎて日常生活もままならない!! さらに二人の秘密を知った栞那がノリノリで発案した“いちゃフェス”大作戦もスタートしてーー!? 作戦もわからないまま、栞那に二人が連れて来られた扶桑本島。零との初めての遠出に浮かれる百華だったが、栞那の特訓と称したムチャブリデート、泊まるお宿は二人で一部屋と愛の試練の連続!! そして百華の秘密を握る見知らぬ少女も現れてーー。
≪学園≫に夏の文化祭・サマーフェスティバルの季節がやってきた!! 零と一緒に参加したいけど素直になれない百華。そんな百華をみかね、零は二人で過ごせる企画を考えるが、生徒自治会長の小町がそれを黙って見過ごすわけもなく……。 そして二人きりのイベント準備を心待ちにしていた百華はとってもご機嫌ななめなご様子。なぜか生徒自治会に所属する中等部の女の子が準備を手伝うことになって、零にべったり付きそい「零お兄ちゃん」なんて呼び出して──!? トラブルだらけの二人の恋の行方は!?
日本の沖合から遠く離れた≪学園≫。そこでは、“煉気”と呼ばれる異能力をもった子供たちが集められていた。この学園に入学することになった岩代零が、真紅のドレスを身に纏う学園の超問題児・新宮百華に触れた瞬間、[共振錯覚]によってお互いの思念が映像として流れ込み、恥ずかしい秘密を共有することに。 傍若無人な百華に振り回される毎日の中で、少しずつ心を通わせていく二人。そして、零は学園の真実と襲来する“蛇”の謎、さらには百華が≪叛逆少女≫と呼ばれる秘密に迫っていく──。
新年を迎え、それぞれの目指すものを考えながらも最後の撮影を始めた映像研。その撮影で華さまも花も、アドリブで夕への想いを綴り、いつしかアピール合戦に発展……。そんな中、葉奈子の登場により、花の周辺がにわかに忙しくなっていく。舞台鑑賞と打ち合わせのため東京にやってきた夕たちは、三人で過ごす最後の夜を迎えるのだった。 そして夕は、どちらの“はな”に答えを出すのか──。花×華シリーズ、完結!
「きちんと、仲良くすごすからっ」 「最高の夜にしてみせますからっ」 『── 夕くんとの、ふたりきりでの、クリスマスイブを』 様々な想いを抱えたまま、クリスマスの季節がやってくる。二人の“はな”が願うのは、夕と二人っきりで過ごす最高の聖夜。それはすなわち、どちらを選ぶのかの答えにも直結する大問題……。 花が提案するのは、観劇にディナーにライトアップの中のデート。 一方、華さまは雪山でスキーで叔父の別荘にてお泊まりデートで。 映像編集が終わったら答えを出すという課題も一旦山積みのまま、いきなり突入していく聖なる夜の行方は── !?
「ふたりとも愛して、同じようにいちゃいちゃすればいいじゃないですか?」 新入生のすみれから投げられた爆弾発言により、花×華のアピール合戦は超加速。女の子の魅力=色気を押し出して花に迫らせようとする芹菜と、華さまの上品さ=可憐さで最高の女の子を証明しようとする朱美。さらに二股推奨派の知佳。部員全員を巻き込んだ騒動の末、答えを出すと約束した夕なのだが、皆のそれぞれの想いを知り──。
“運命ってあると思う? 恋よりもっと強い絆とか結びつきみたいな?” 因縁の葉奈子が登場という波乱含みの学園祭を終え、二人の“はな”の演技や夕の映像に憧れた新入部員が三人も! 後輩たちに喜ぶ夕たちは歓迎会を催すのだが、その日は花×華の誕生日。実はそれは夕が計画したシークレット誕生会だった。何も気づかずに大きな瞳に涙をにじませる花と、予想はしつつも儚く肩を震わせる華さま。やがてお酒の力もあり、密着度増量で楽しく過ごしていたのだが……恋の絆の糸は静かにほころび始めていくのだった。頑張れば頑張るほど、夕との距離は遠くなり──。
“あたしたちのことなんて考えず、素直な気持ちで選んでねっ!”新学期を迎え、迫るはカップル成立率最高のイベントと謳われる学園祭。“はな”たちもクラスの猫喫茶企画の準備で、夕と二人きりに…とやる気満々。一緒に大好きなお菓子作りをして二歩リード目を狙いたい花と、一緒に考えた衣装に袖を通して学園祭本番を迎えたい華さま。果たして夕は、花がいるたべもの班と華さまの衣装班、どちらを選ぶのか…!?だが学園祭に潜む要素は他にもあり、夕の過去を傷つけた招かれざる客の来訪で楽しい空気が一気に変わりー!?“だぶるはな”で贈る学園青春ラブコメ、撮影4回目っ。
“せっかくの夏休みだから…一生残るような特別な想い出を残したくてー”一通のラブレターから始まった園端夕と二人の“はな”との物語は、いよいよ熱い夏真っ盛り。福助いわく夏は少女が女性へと変わる季節!?特別な想い出を刻み込むべく、明るくはしゃぐ赤色浴衣な成宮花&控えめに楽しむ可憐な藍色浴衣な東雲華と夏祭りを満喫する夕。だがそんな矢先、華さまが母親に連れられて一時街を離れることに…。花もプールや肝試しなど、ここぞとばかりに接近を図るのだが、それぞれ三人の想いが詰まった夏が交錯していき、そしてー。“だぶるはな”で贈る学園青春ラブコメ、撮影3回目。