著者 : 岩田洋季
お久しぶりです、エメレンツィアです。今回は一週間だけ懐かしい東ビ大附属に来ることが叶いました。護たちの“桜の下での告白一周年記念”だとしましても、来日の目的は全うしなくてはいけません。そう、私にはニッポンの秋を満喫するだけでなく、大事な三つの目的がー。まず一つ目は護にピッタリ寄り添って監視すること。そのためには護の家にお泊まりするのも仕方なしなのですっ。護を守るとはこれいかに!?そして二つ目は“これぞフウリュウ!”という紅葉と温泉の秋を堪能すること。もちろん覗きなんて許しません!そして三つ目は…こ、これは、おこがましくて、まだ内緒なのでして…。激ピュア・ラブコメたっぷりの第四弾。
彼女の名前は“めしあ”。身長は145センチ、あやめヶ原学院に通う中学二年生の十三歳。見るからに幼く、子供っぽい容姿の彼女は、この世界を救うとされた小さな女の子。本人は自覚がないし、いつもにこにこと笑ってばかりですが…。そして事件の始まりは、めしあに送られた一通のラブレターだった。自身初めてというラブレターを巡り、クラスメイトのヴァー子だけでなく、義理の兄姉妹である保、錬子、蛍雨なども心配で心配で放っておけずー。たとえ本当に特別な存在だったとしても…恋くらいしたいのです。『護くん』コンビで贈る小さな救世主の物語、第二弾。
彼女の名前は“めしあ”。身長は145センチ、体重もおそらく軽い。あやめヶ原学院中等部に通う二年生で、まだ十三歳。見るからに幼く、子どもっぽい容姿をした女の子で、よく笑う。とにかくよく笑う。けれど同時に涙もろくて、嬉しくても悲しくても泣いている。それが殺ヶ原保の義妹、めしあの特徴である。そして、世界で最も特別であろう存在だ。今日もめしあと保、姉の錬子、妹の蛍雨にとって、いつもどおりの一日が始まる。めしあは縁起物のごとく扱われ、錬子はクールな生徒会長と憧れられ、蛍雨は鬼子として恐れられ、保は女子生徒に怖がられる一日が。そして、めしあを守るためでもあるいつもの一日がー。
な、なぜか、絢子お嬢様の代わりに説明役を承りました菊川です。誠に申し訳ございません。でも、幼少時代の絢子お嬢様は私の女神でもありました。いや〜、本当に懐かしいです。今ではもう見る影もー。こ、こほん。さて今回は、両親との確執でお悩みになっていた絢子お嬢様が子供ながらに何を想われていたのか…。そして運命の出会いへとー!?また、どSと噂の希実子様と生徒会の皆様の飽くなき無意味な闘いや、絢子お嬢様を絶望の淵に陥れるべく吉村様の唇に仕組まれた罠。修学旅行でのエメレンツィア様の裏話など、充実の四編でお贈りするようです。激ピュア・ラブコメたっぷりの第三弾。
いよいよエメレンツィアが東ビ大附属を去る七月を迎え、ちょっぴり寂しい吉村護です。生徒会のみんなで楽しく送別会を開き、せめて最後は笑顔でお別れをと思っていたのですが…。どうもドイツのヨハンと連絡が取れなくなったようで、エメレンツィアもどうしていいのか分からずだったり、嫌な予感が過ぎったりと、気もそぞろなご様子です。そんな矢先、いきなり現れた銀のマリアに絢子さんのビアトリス感応能力が消されてしまい、ふ、普通の女の子にー!?ドイツと連絡取れないのも関係しているらしく、一体何が起きてるのでしょうか?いよいよ最終エピソードに突入した激ピュア・ラブコメ第11弾。
南の島から無事に帰国し、通常の生活に戻った吉村護です。楽しい旅行から一転、エメレンツィアが東ビ大附属を去る日が少しずつ近づいています。目前に控えた修学旅行が、おそらく彼女にとって最後の大きなイベント。なので、どこか物憂げなエメレンツィアには最高の思い出を残してあげたいです。…なのですが。僕と絢子さんは未だにパラオ旅行で未遂に終わった例のあのことが頭から離れず、気恥ずかしいやら気まずいやら、なかなか話が進まず、あげくにちょっと険悪ムードになってしまって喧嘩騒動にまで発展…。そんな状態で絢子さんと離ればなれの修学旅行が始まっちゃうなんてー。決着迫る激ピュア・ラブコメ第10弾。
まだまだ南の島から吉村護です。生徒会親睦旅行で訪れたパラオで、ドキドキのマリンスポーツや満天の星空デートを楽しんでいたのですが、いきなり大事件発生です。島で仲良くなったアメリカから遊びに来ているマリィちゃんと由良理ちゃんが誘拐されてしまいましてー。は、早く助けなくちゃ。でもその前に絢子さんにも知らせて…。と、その時、「大丈夫だ。俺たちは奇跡を起こす方法を知っているんだからな。違うか?」えっ、ええっ!?この人はまさかー!?幼い頃にビアトリスの奇跡を教えてくれた…え、絢子さんの叔父さん?ということは…どういうことですかぁ!?いえ、それより早く助けに行かなくちゃ。急展開の激ピュア・ラブコメ第9弾。
南の島に来ている吉村護です。もちろん生徒会の親睦旅行なので、絢子さんと二人っきりで砂浜を追いかけっこして楽しんだりはマズイのですが…。それでも密かにある計画を立てています。それは、永遠に結ばれるという虹の岬ー。でも、晴れ渡った素晴らしい青空、碧く美しい珊瑚礁の海。その景色を見るだけで心が躍らされます。何より絢子さんの水着姿も楽しみですしーって、え〜、エレメンツィア、その水着はさすがにやりすぎなのでは…。え、一緒にバナナボートに?うわ、え、エレメンツィア、み、み、水着がー!!アメリカから遊びに来ている女の子、マリィちゃんも加わり、南の島で繰り広げられる激ピュア・ラブコメ第8弾。
妹の小夜子が事故でこの世を去った八月十五日は、アブラゼミがうるさく、怖いくらいに日没が赤い、まるで世界が焼かれていくような夕方だった。そして、五年後の小夜子の命日。同じように夕陽で赤い空を、雲がせわしなく流れていく。周囲がアブラゼミの鳴き声に包まれる。なにか、予感めいたものがあった。驚くほど暗く、常にざわざわと不穏な音を奏でる森の中、上りかけた月の光が優しく降り注ぐその下に、小柄で美しい少女は座っていた。「-あなたは…だれなの?」少女の声質は小夜子と似ていたー。日没になると必ず眠る少女国崎桜花は、決して小夜子の代わりではなくてー。
お初にお目にかかります。鷹栖絢子の永遠のライバル、周藤汐音ですわ。遂にわたくしが女神に?やはりこんな責任重大な任務は生徒会長のわたくしがふさわしいと…。えっ、引っ込めですって!?今回は恥ずかしながら、わたくしの初恋話まで入っています。エメレンツィアさんは、女子高生レベルなるものを上げるため、健気に頑張っておりましたわ。護さんと絢子は普段通りラブラブしてばかりで…。マラソン大会も二人のおかげで大変楽しませていただきました。そうそう、一番大変だったことを忘れてました。絢子が記憶喪失になってしまい、護さんのことも思い出せなくてー。激ピュア・ラブコメたっぷりの第二弾。
新学期になり、生徒副会長として新入生を迎えた吉村護です。まだ実感が湧かず失敗ばかりですが、絢子さんも応援してくれているので、しっかり生徒会長の汐音さんを補佐して頑張らなくちゃ!さてさて、今年の新入生は“絢爛世代”と呼ばれるほど優秀な生徒が多いようです。東ビ大附属にとってはとてもいいことなのですが、歴代二位の成績で入学した娘がなぜか絢子さんを敵対視してまして…。彼女の行き過ぎな行動に、絢子さんもお怒り気味です。でも、絢子さんの凄さを悟った瞬間から、彼女の行動に異変が起きてー!?新学期早々、波乱の幕開けですよー!?激ピュア・ラブコメ第7弾。
春を迎えている吉村護です。生徒会長の卒業が間近に迫っていて、なんだか寂しい気持ちばかりです。絢子さんにも心配ばかりかけてしまい…。おかげで映画に誘ってもらえたりして、えへへ。でも、今までお世話になった分、明るく笑顔でお送りしたいと、生徒会長のために色々な企画を考えているのですがー。あれ、なんか最近エメレンツィアが僕のことをよく見ているような気が…?かと思ったら、こんなにくっついてきたりして〜!?積極的すぎです。も、もしかして誘惑しているのでしょうか?こ、これは波乱の前触れです!絢子さんもそんなに怒らないで〜!!波乱の激ピュア・ラブコメ第6弾。
はじめまして。鷹栖絢子と勝負するためにドイツからやってきたエメレンツィアです。今回は短編集ということで、私が女神になって…って、違うのですか!?失礼いたしました。生徒会のみんなで行った初詣、生徒副会長の変な髪型の秘密は「電撃hp」でも話題でした。なぜか私も手伝わされた風紀取り締まり強化デーでは、痴漢も出てきてかなりドキドキしました。今思い出しても色々な意味で赤面してしまいます。盛り上がったという学園祭の話も興奮です。うらやましいです。でも何より、私の魅力が詰まった一冊で良かったです。番外編でも、激ピュア・ラブコメたっぷりですよ。
こんにちは、吉村護です。恋人たちが急接近するバレンタイン・デーがやってきました。鷹栖絢子さんのチョコレート、とっても楽しみです。これを機に絢子さんとの仲も急接近しちゃったりして…!?と思いきや、大物政治家の絢子さんの祖父・鷹栖尚幸氏が急遽帰国するんだって!絢子さんの恋人として、僕もきちんと挨拶しなくちゃいけません。えっ、尚幸氏はまだ僕たちの交際のことは知らないんですかぁ!?しかも、混乱するから今回はまだ内緒にしててって…そんなぁ。やっぱり、絢子さんの育ての親でもある尚幸氏に認めてもらって、公認の仲になりたいです!!ドタバタの激ピュア・ラブコメ第5弾。
鷹栖絢子さんと一緒に新しい年を迎えました、吉村護です。生徒会のみんなと一緒に初詣にも行き、今年も楽しい一年になるかと思いきや、三学期が始まると大事件が勃発です。な、なんと絢子さんと同レベルのビアトリス使い“プロイセンの魔王”がドイツからやって来て、絢子さんに、プ、プ、プ、プロポーズ〜!?僕なんてまだファースト・キスをしたばっかりなのに…。恋人であるはずの僕の立場はどうなってしまうんですかぁ!?いきなり出現した恋のライバルだけど、僕だって負けられません!緊迫の(?)激ピュアラブコメ第4弾。
こんにちは、吉村護です。鷹栖絢子さんと付き合い始めて二ヶ月が経ちました。期末テストも終わり、気分爽快で冬休みに突入です。休み中、絢子さんと何回ぐらい会えるのかな〜と考えていたら、なんと生徒会の面々で雪山の別荘に泊まりにいくことに!そ、そうです、泊りがけなんです!!しかもそこは温泉付きでスキー場も近く、今夜はクリスマス・イヴ。これは絶対、何か起きないはずがないです。期待半分、不安半分…どんなイベントが待っているのやら!?そして事件は本当にクリスマスの夜に!大人気の激ピュア・ラブコメ、シリーズ第3弾。
都庁舎崩壊、国会議事堂襲撃、上野無差別攻撃。次々にテロ行為を巻き起こし国家に異空眼者の実力を見せつけた美木響紀との戦いは、朝霧奏の活躍によって終息した。一時の休息を得た朝霧奏と未来だが、その小さな平和は最強の異空眼を持つイリスによって壊される。未来の目から灰色の異空眼を奪い取ったイリスは、この世界自体を壊し、全てを奏と二人の世界に塗り替えるために暴走を始める。イリスを止めるため、世界を救うため、灰色の異空眼を巡り、朝霧奏の最後の戦いの幕が開くー!岩田洋季デビュー作、『灰色のアイリス』ここに完結。
いろいろお騒がせしました吉村護です。容姿端麗でビアトリス制御の天才で魔女と呼ばれる学園一有名なお嬢様の鷹栖絢子さんに、僕が逆告白してから一週間。ようやく僕の周りは落ち着いてきました。でも僕自身は、絢子さんとまともに話せなくていつもぎくしゃくしてばかり…。そんな中、僕達生徒会メンバーが仕切る学園祭の到来です。これを機に一気に絢子さんとの仲をなんとかしなくては!えっ?僕が主役で絢子さんをヒロインにして演劇部の劇に出てくれだって〜!?そんな、だってまだ絢子さんと普通に話もできないのに!いきなりすぎる〜!!そんなこんなで、岩田洋季が描く激ピュア・ラブコメディ第二弾。
はじめまして、今日から東京ビアトリス総合大学附属高校に通う吉村護です。新世代のエネルギー・ビアトリスに憧れていた僕は、期待感で胸がいっぱいです。そんな僕が初登校中、粉雪のように舞い散る桜吹雪の下にめちゃめちゃ綺麗な女の人が…。僕は思わず幻想的な光景に見入ってしまいます。その綺麗な人の名は、鷹栖絢子さん。彼女がいきなりー「あなた、私と…つ、付き合いなさい!」彼女の突然の告白で、僕の周りは大混乱です。なぜなら彼女は、容姿端麗でビアトリス制御の天才で大金持ちのお嬢様で性格崩壊で衛星も撃ち落とせて魔女と呼ばれてて、でもとっても純情でー。というわけで、岩田洋季が描く激ピュア・ラブコメディ発進です。