著者 : 川田戯曲
【夜田】 「つか、なんのラノベ読んでるの?」 振り向くと、制服を着崩した美少女ギャルの妻川さんがいた。 昨日までクラスの隅でラノベを読んでいた俺は、彼女と関わりがなかった。 「あたしのクラスにねずまよがいるんだけど。やったー♪」 オフ会で出会ったラノベ読みの同志が彼女だったのだ。 「今日、めちゃくちゃ楽しかったんだもん! 付き合おーよ」 出会った初日に告白もされてーーでも、俺は三次元にぜってえなびかねえからな! 【妻川】 私のラノベ感想についた彼からのリプライで、元 気になるギャルがここにいることを、彼は知らない。 オタクの妄想みたいに、あんたをオトすから! ラノベで繋がる甘々ラブコメ。
俺を推してくれる女の子がいるなんて、思ってもなかった。 文芸部、廃部の危機。 居心地の良い場所を守りたい俺は、 幽霊部員だった檜原由女と活動実績を作ることになったのだが、 「あなたのことがーー好き、だよ?」 唐突に、告白を受けてしまった。 部活やゲームをして段々近づいていく俺たちに、 大人気ボーカル、花房憂花(俺の推し)の様子もおかしくなっていきーー 「あんたはこの夏、憂花ちゃんと花火大会に行くの」 えっ、推しからお誘い、二人きりで夏祭り!? 推しとオタクの素直になれない両片想いは、新ヒロインの登場で急展開! 005 プロローグ 推しがブログを書きました。 008 第一話 推しとラインを交換した。 026 第二話 推しに告白しました。 038 第三話 推しと心理テストをした。 056 第四話 推しとちょっとだけ会話しました。 071 第五話 推しがクマ太郎と喋りました。 089 第六話 推しのランニングに付き合った。 109 第七話 推しにラブレターを渡しました。 125 第八話 推しとご飯を食べた。 146 第九話 推しとアニ森をプレイしました。 162 第十話 推しと電話をした。 178 第十一話 推しが女同士の口喧嘩をした。 196 第十二話 推しをちょっと怒ってしまいました。 216 第十三話 推しと夏祭りに行った。 240 第十四話 推しにフラれました。 257 インタールード 267 第十五話 推しの推しと女の喧嘩をしました。 287 エピローグ 推しを校舎裏に呼び出した。 316 あとがき
クソみたいな現実でも、推しさえいれば生きていける。 俺の推しは、ネットで人気の音楽ユニット『満月の夜に咲きたい』のボーカル・U-Ka(ユーカ)だ。 ある日、彼女の配信に映ったのはーー学校一可愛い俺のクラスメイト、花房憂花(はなふさ ゆうか)だった。 クラスメイトとはいえ、推しのプライベートにオタクが干渉しちゃ駄目だ! なのに、なぜか花房は俺に近づいてきて!? 「ちょくちょく、遊びに来るから」 立場を超えた交流が始まり、俺一人だけだった放課後の部室が、推しと二人の空間になっていく。 俺しか知らない推しの一面がだんだんと増えていきーー 人気ボーカルと、陰キャオタク。格差があった二人が近づく、両片想い青春ラブコメ。 005 プロローグ 推しに関するブログを書いた。 007 第一話 推しがクラスメイトだった。 015 第二話 推しには裏の顔があった。 036 第三話 推しから呼び出しを食らった。 050 第四話 推しにチャリをパクられた。 063 第五話 推しはジタリアンだった。 081 第六話 推しと相思相愛だった。 102 第七話 推しは一枚上手だった。 116 第八話 推しとハイタッチをした(してない)。 132 第九話 推しとお菓子を食べた。 147 第十話 推しにインタビューした。 168 第十一話 推しを助けようとした。 189 第十二話 推しが肩こりになった。 207 第十三話 推しにジュースを捨てられた。 223 第十四話 推しの愚痴を聞いた。 236 インタールード 242 第十五話 推しの曲を聴けなかった。 256 第十六話 推しに別れを告げた。 268 第十七話 推しと握手をした。 289 エピローグ 推しと口約束を交わした。 311 あとがき
事故のときの記憶を取り戻した俺は、女友達の雪縫とクラスメイトの色町からクリスマスの誘いを受けていた。モテモテで羨ましい毎日だろ? でも、隠しきれるものではなかったんだ。俺の色町への好意は。
記憶喪失の俺はなぜかクラスメイト、幼馴染、女友達の美少女三人から毎日アプローチを受けまくってる。男なら誰もが憧れるシチュエーションの日々、羨ましいだろ? ……この中に俺を殺そうとした子がいる以外は。
意を決して憧れの同級生・小夜原姫々に告白した返事は「……そう言ってくれて、嬉しいです。ありがとうございます。だけど、私……顔面がジャガイモみたいな人とは、付き合えません。ごめんなさい」ゲロを吐くかと思うくらいのショックに傷心を抱えて眠りにつき……起きたら翌日もまた今日だった! どうやら、「彼女」を攻略しないと明日が来ないようで……!? 紙白九炉は、意を決して憧れの同級生・小夜原姫々に告白する。その返事は「……そう言ってくれて、嬉しいです。ありがとうございます。だけど、私……顔面がジャガイモみたいな人とは、付き合えません。ごめんなさい」ゲロを吐くかと思うくらいのショックを受けた九炉は、傷心を抱えて眠りにつき……起きたら翌日もまた今日だった! 同じ一日を繰り返しす中でショックが重なり、小夜原へのアプローチを変えるとーー恋人ではなく友人であれば、という返事をもらうことができ、九炉は翌日を迎えることができた! どうやら九炉の明日は「彼女」を攻略しないと来ないようで……!?
幽花の退院を間近に控えた十一月。空也はひとりの女性と出会う。とても扇情的な魅力を持った彼女は、悪魔ーーサキュバスだった。そして《黒祓い》に追われた彼女は、空也に卵を託して消滅する。孵った卵から現れたのは、手のひらサイズのサキュバスの少女。リズベラと名付けられた彼女は、空也のことを「パパ」と呼んだ。 「じゃあパパーーわたしが大きくなったら、子供作ろうね!」 「子供がなに言ってんだ!?」 だが、リズベラの持つ能力を狙う組織の襲撃により、彼女は奪われてしまう。空也は大切な家族を取り戻すため、幽花や詩帆たちとともに敵の本部に乗り込むがーー!? 学園バトルアクション第二弾!
ライトノベルのような非日常に憧れつつも、幼馴染の雨宮詩帆とともに、平凡な高校生活を送っている少年・夜町空也。だが、そんな彼の前に、季節外れの転入生ーー水軋幽花が現れた。とある、冴え凍るような、白い満月の夜ーー。その月下に、透明な刀を持って佇んでいた彼女が、空也の運命を変える。幽花は、この世界に人知れず存在する悪魔たちと、その身に悪魔を宿して戦う、《黒祓い》と呼ばれる存在だったのだ! 彼女を救うため、とっさに悪魔の力を借りた空也。そして彼は、幽花のパートナーとして彼女とともに、かつて自らが夢見た世界に足を踏み入れることになりーー!? 第4回講談社ラノベ文庫新人賞〈優秀賞〉受賞の学園バトルアクション!