著者 : 戸部淑
ここはレディナイト城下町の目抜き通りにある商店街。その一角に佇むレンタル武器屋アリーチェは没落貴族の息子コテツが見習い女神と出会って始めた、町で唯一のレンタル店(カフェつき)だ。店番の石像ガーさんと商売に励むコテツだが、次々に来るのは発明家の少女、ビキニアーマー目当ての冒険者、勝負を挑む女鍛冶士など妙な客ばかりー!?異世界商店コメディ、はじめました。
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”であるわたしのお仕事。わたしが所長になってからのクスノキの里のその後、知られざる妖精さんたちの裏の活動(あるばいと)、『世界人里ブックガイド』執筆をもくろむ旅、さらにはラブコメ風・わたしのデートの一日…?などなど、書き下ろしを大量に含む文庫本未収録エピソードを詰めた「おまけ」が楽しい食玩的短編集。
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀、すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”であるわたしのお仕事。月に行ったまま音信不通となった祖父の訃報(のようなもの)が届き、わたしは祖父を捜しに月に行くことを決心。そんなわたしに妖精さんがくれたのは、『いま←→さいしょむせいげん』と書かれたフリーパス。人間の進化が車窓に流れる蒸気機関車に乗った、わたしが着いた旅の終着駅は夢?それとも…。ついに、かんけつです!!??
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”であるわたしのお仕事。壊滅状態となったクスノキの里の人口は激減しました。そんななか、わたしの祖父は、好事家の貴族に誘われて旅行に出かけてしまいます。行き先はー月。念のため、丸まり状態の妖精さんをひとりお供につけたものの、心配で不眠症になってしまったわたし。不思議な夢を見ることに…。
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”であるわたしのお仕事。ですが最近は、クレーム受付担当の様相を呈しておりまして…。「クスノキの里に学校を!」歴史を逆再生するスローガンによってわたしに回ってきた教師役。三人の問題児は、エスカレートする保護者の要求のもとにやりたい放題!助っ人教師の皆さんの顔面にもパイの嵐で、ついにわたしも暴走!?クスノキの里、潰滅…。
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”であるわたしのお仕事。そしてこの仕事に就く前、多くの時間を過ごしたのが“学舎”と呼ばれる人類最後の教育機関です。寄宿舎で出会った友人たち。RYOBO230r。秘密の倶楽部・のばら会。感傷に浸るにはまだ早いのに、なぜ思い出すの…?里に現れた侵略者。奪還チームを組んで地下に潜ったわたしたちー死亡!?ピロリロリンでCONTINUE?-。
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”であるわたしのお仕事。季節は冬。祖父の趣味サークル「大砲倶楽部」の一員として南に向かったわたしは、「鳥人類コンテスト」の安全対策係として、岬に集まった各チームの機体をチェックすることに。思うに…みなさん、死にそうです。クスノキの里を同類誌のイベント会場にしてしまった友人Yと、白い部屋に密室監禁。さて、どちらが危ない!?-記録、それは儚い。
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”のお仕事。…閑職ですが。そんな絶賛衰退中の人類のすべての記録を目指した、ヒト・モニュメント計画の影響で通電することとなったクスノキの里では、“夏の電気まつり”が開催されることに。一方、妖精さんは里帰り。…!?妖精さんがいなくなる!?微妙なお別れののち、わたしたちは都市遺跡の調査に向かったのですが…。
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”であるわたしのお仕事。里の娘さんがたからは、先生と呼ばれたりもしてます(恥ずい)。「妖精社」製の妙な品々が里に出回るのと前後して、走るチキンを目撃してしまったわたしは、祖父と助手さんとともに「妖精社」の工場視察に向かったのですが…。数か月でクスノキの里を、世界一の妖精人口過密地帯にしてしまったわたしの出張報告とともに、クニクニどうぞ。
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。平均身長10センチで3頭身、高い知能を持ち、お菓子が大好きな妖精さんたち。わたしは、そんな妖精さんと人との間を取り持つ重要な職、国際公務員の“調停官”となり、故郷のクスノキの里に帰ってきました。祖父の年齢でも現役でできる仕事なのだから、さぞや楽なのだろうとこの職を選んだわたしは、さっそく妖精さんたちに挨拶に出向いたのですが…。田中ロミオ、新境地に挑む作家デビュー作。
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”であるわたしのお仕事。…なんですが。高い知能を持つ妖精さんのまわりは不思議なことだらけ。理解不能なおかしな道具を創って、わたしの身体を小さくしたり。現場復帰する、祖父の助手さんのお迎えに、何度も何度も行かせたり。…そんなこと、報告書には書けません!えっ?わたしが一因?ではないですよ!?お疲れの人類の脳に刺激と安らぎを…。
夥しい数のモンスターに囲まれ、砂漠の都エベリンは絶望と恐怖に喘ぎ、今にも闇魔の手に落ちんとしていた。機転によりバジリスクをダンジョンから連れ出すことに成功し、エベリンへとテレポーテーションしたデュアンは、窮地を救う起死回生の一手を打つことができるか?そして、闇魔にその身を奪われ、モンスターの総大将となってしまったルルフェットの運命はー?深沢美潮が贈る長編ファンタジーシリーズ、15年の時を経てついに完結!!のちに「伝説の勇者」と称えられることとなるデュアン・サークの物語、最終章。
ルルフェットを救うべく、テレポーテーション魔法の訓練を始めたデュアン。シドの剣を鍛え直すため、レッドドラゴンのもとへと向かったアニエスとクレイ・ジュダ。そして、闇魔打倒の鍵となるスペルを探してピスマイのダンジョンを探索するサヴァランと金目銀目たち。それぞれが最善の手を尽くして闇魔を討ち滅ぼそうとするが、夥しい数のモンスターに囲まれ猛攻に晒されるエベリンの危機に間に合うのか…?ついに立ち上がったデュアンとともに、物語は動き出す。闇魔との最終決戦に向けた第13巻。
デュアンの身に巣くった闇魔はついに顕在化してしまった。デュアンを救うため、クレイ・ジュダはシドの剣を振るう。だが、剣は割れ、闇魔はルルフェットの身体に宿り飛び立ってしまった。後に残されたのは傷ついたデュアンと、壊れてしまった伝説の剣…。その頃、砂漠の都・エベリンは夥しい数のモンスターに囲まれていた。援護に向かった国王率いるロンザ騎士団が激しい戦闘の末に見いだした秘策とは…?闇魔との最終決戦がついに始まる、緊迫のシリーズ第12巻。
闇魔に心身を蝕まれるまま周囲の人を害してしまうことを恐れ、デュアンは同行していたアニエスをも振り切ってひとり旅立つ。そんな彼の身を案じ、追いかけてきたのはクレイ・ジュダとランド。オパールのいる氷雪の森へ向かうため、三人は聖なる泉のあるモルダッシュの坑道を進んでいた。その一方で、どうにかしてデュアンを救いたいルルフェットは、アニエスとふたり、行動を起こすのだが…!?闇魔をめぐってさまざまな思惑が動き始める。運命に翻弄されるデュアンの行方は!?のちに伝説となるデュアン・サークの冒険譚、最終章の幕が上がる。
氷雪の森での火の天子をめぐる「顔のない者」との戦闘の際、体の中に入ってしまった闇魔に心身を蝕まれつつあるデュアン。無意識のうちに周囲に危害を加えてしまうことを恐れ、独りロミリアを発ち、オパールのもとへと向かおうとしていた。その姿を見とがめたアニエスは、デュアンの事情を知らないまま、共に出奔することを選ぶ。そうして、ふたりの旅が始まったのだが、思いがけない事件が起こり…!?果たしてデュアンを闇魔の手から救うことはできるのか!?“堕ちた勇者”編完結巻の登場。
ついに「顔のない者」を倒し、火の天子を闇魔の中から救い出したデュアン。しかし勝利にわくその最中、火の天子の警告も虚しく、デュアンは何故か「顔のない者」の中で闇魔と接触した記憶をなくしてしまったのだった。クレイ・ジュダ、ランドと合流し、ともに旅立つことになったデュアン。その途上、クレイ・ジュダも、誰も知らないままー当の本人であるデュアンすらも知らぬまま、闇魔の魔手はデュアンの体を、心を蝕んでいく。そしてついに、決定的な事が起こってしまいー!?大波乱の新章登場。