著者 : 折口良乃
九罰の悪魔召喚術(3)九罰の悪魔召喚術(3)
ー丘の上の屋敷には魔女が住み、自身の悪魔と共に暮らしているーアイムを無意識に召喚していた遠野九罰は、彼女と共に居る方法を求め、丘の上の屋敷へと向かう。そこで待ち受けていたのは、妖艶な美女イヴ、そして『騎士』と呼ばれる悪魔アンドラスだった。驚異的な剣技によって九罰を圧倒する『騎士』アンドラス。そこには、主であるイブに仕える崇高な意志が見え隠れしていた。しかし、妖しい屋敷で起こったこの騒動の行く末は、意外なものとなり…。炎の悪魔・アイムが織りなす、学園ゴシックストーリー第三弾。
九罰の悪魔召喚術九罰の悪魔召喚術
極東で起こった『天草の乱』。天草四郎率いるキリシタンが幕府軍を倒し、巨大なカテドラルを建設、それまでの宗教観念を根底から覆した。その抵抗運動は『聖シロウの革命』と呼ばれ、当地はアジア最大の景教国家として栄えていった。そんな『日本』に住む、信仰心ゼロの少年・遠野九罰は、召喚した覚えのない美少女悪魔アイムに手を焼いていた。その様子を見た妹には微妙に嫉妬される毎日で、九罰には平穏なんて言葉は信じられなかった。ある日。街で悪魔が事件を起こした。九罰は、アイムの命を狙うエクソシスト・聖ルカと渋々犯人を探ることになる。ソロモン72柱の悪魔から、プロファイリングによって犯人を探るアイム。そこで判明したのは意外な事実で…!学園ゴシックストーリー開幕。