著者 : 昏式龍也
雪はとけ、旅立ちの春へ。 季節は移ろい、秋。 文化祭が近づき、メイド猫喫茶と演劇の準備で忙しい日々を過ごすアーニャ。木々の色づきと共に、小花への気持ちも高まり、ついに実りの時を迎える。しかし、過去の因縁は、アーニャのささやかな平穏さえ見逃してはくれなかった。 アーニャの前に、組織が送り込んだ現役最強の刺客・ラードゥガが現れ、仲間を巻き込んでの全面衝突へと発展。やっと手にした平穏を守るため、そして亡き友との誓いを果たすため、アーニャは最後の戦いへと臨むーー 猫が紡ぐ少女の出会いと別れの物語、ここに完結。
夏休み、それはロシア犯罪組織の暗殺者だったアーニャにとって未知の領域。少女に課せられたら使命はただひとつ、女子高生としてジャパニーズサマーを遊び倒すこと!射的、かき氷、浴衣、水着…待ち受ける数々の夏イベントと、甘い誘惑。さらにCIAエージェント姉妹も仲間に加わり、新たなカップル誕生の予感!?一方、明良と黒蜂は、暗殺の仕事中に囚われの少女・凛音を救い出す。彼女が抱える闇が、アーニャの運命を大きく変えることをまだ誰も知らない。明かされる過去と、真実。少女たちの忘れられない夏が始まる!
寒い国からやってきた小さな女子高生アーニャことアンナ・グラツカヤには、誰も知らない二つの秘密があった。一つは、ロシアの犯罪組織に属した殺人マシーンであったこと。もう一つは、猫をモフらなければ死ぬ…という、他人から見れば謎で本人だけは必死な使命を帯びていること。猫好きの同級生・小花や謎多き年上の女・明良たちに囲まれた、平和で少し奇妙な毎日の中、アーニャのインポッシブルなミッションは始まった!猫が導く少女達の出会いと喧騒ーコミカルでデンジャラスな新感覚ガールミーツガール開幕!
日本は“吸血鬼”が支配する欧米諸国に迫られ、ついに長き鎖国の世を終わらせた。倒幕派が勢いを増すなか、元新選組隊士の柾隼人は吸血種の少女・柩と出会い、その眷属となる。『誠』の旗を掲げる集団の噂を耳にし、隼人と柩、沖田は仇敵を討つため東海道最大の要害、箱根へと向かう。故郷で侍としての矜持を改めて胸に刻んだ隼人は、柩を護るため、かつての仲間と鎬を削る。だがそこにも、裏切り者の思惑が絡み、隼人たちはさらなる時代の激動へと巻き込まれてゆくー。血風吹き荒ぶ幕末異能録第三弾、これにて閉幕!
日本は“吸血鬼”が支配する欧米諸国に迫られ、ついに長き鎖国の世を終わらせた。倒幕派が勢いを増すなか、元新選組隊士の柾隼人は吸血鬼の少女・柩と出会い、その眷属となる。刺客からの襲撃を辛くもしのぎ、ついに江戸入りした隼人と柩。薩長の東征が迫る江戸市中で、二人を待ち受けていたのは幕臣・勝海舟だった。そして、彼の背後には、またもやかの風雲児の姿があり、柩は己が血脈と運命を想う。そんななか、隼人のもとに幼馴染みの澪がふいに訪ねてきて、ある願いを伝えるのだが…。血風吹き荒ぶ幕末異能録、第二幕!
幕末。日本に開国を迫ったのは吸血鬼だった 1853年。日本は“吸血鬼”が支配する欧米諸国によって開国を迫られ、激動の時代を迎えていたーー。元・新選組隊士の隼人は、仲間の裏切りによって命を落としかける。そこに偶然現れたのは、「自らに関する記憶」がない吸血種の少女・柩。隼人は「人間であることを捨ててでも復讐を果たす」ことを誓い、彼女の眷属となることを選んだ。 時を同じくして、欧米からは歴戦の英雄たちが柩を追って集結していた。彼らはそれぞれの特性を活かした“墓碑銘(エピタフ)”と呼ばれる血塗られた異能を操り、隼人と柩を追い詰める。さらに二人の前には、沖田総司やジョン・万次郎などのクセ者が次々登場し、物語は思わぬ方向に転がり始める……。隼人は復讐を果たすことができるのか? 柩はいったい何者なのか? 血沸き血踊る幕末維新奇譚、ここに開幕!! 【編集担当からのおすすめ情報】 架空の幕末日本を舞台に、豪華絢爛な偉人たちの登場あり、頭脳と肉体を極限まで駆使した異能バトルあり、吸血種の美少女とのちょっとセクシーな逃避行あり……で一気に最終ページまで駆け抜けます!! ぜひ、アトラクションに乗り込むように頭を空っぽにして、押し寄せるエンタメの快感に身を任せてください!!