著者 : 月戸
幸せな新婚生活を送る、元義兄のラルとエレア。 ひとつ悩みの種なのは、命が宿ったくまのぬいぐるみ・ラディが、エレア離れできないことだった。 そこでラルは、ラディにくまのぬいぐるみの女の子をプレゼントする。 レディと名付けられた新しいお友達に、大喜びのラディ。 これで二人で新婚旅行に行けると思ったのも束の間、なんとラディとレディも一緒に行くことに……! そして旅行先で四人は、ラディの真実を知ることになるーー。 ラルとエレアの愛情深さに心があたたまり、 ラディとレディの可愛らしさに顔がほころぶ、ハートフルラブストーリー第2巻。
これは、凛と生きる侍女シャーロットの仕事と秘密と恋の物語。 優しい両親と森でひっそり暮らしていた16歳の娘シャーロット。 しかし外出した両親が予定を過ぎても帰って来ないことから、二人を捜すために森を出て情報の多い王都での生活を決意する。 そんな彼女が紹介された仕事先はーー王城の下級侍女だった! 森暮らしの知識や両親から教わった針仕事&狩猟技能により様々な場面で才覚を発揮するシャーロットは、その美貌も相まって王城内でも注目の的に! さらに王国の精鋭部隊に所属する騎士シモンと朝の剣稽古を通じて親交を深めていくのだが、そんなシャーロットを見つめる不穏な男の影も同時に見え隠れし始めてーー!?
明かされるシャーロットの秘密、そして恋の行方はーー 各所で有能ぶりが認められ、下級侍女の身から一足飛びで出世していくシャーロット。無事に再会した父から自身の出生の秘密を聞かされた彼女は国王夫妻の庇護も受け上級侍女となり、王子・王女達の世話係に任命されるまでになっていた。 一方、王城ではオレリアン王子の立太子式の準備が進んでいた。 各国から来賓が続々と訪れるが、その中にはシャーロットへ求婚してくる野生的な王子や彼女の出自に関係する人物の姿もあって!? 「ありがとう。君のその言葉でどれだけ俺が救われることか」 王城の侍女シャーロットの仕事と秘密と恋の物語、ここに完結。
『人の恋路を邪魔する悪役令嬢はすぐに身を引きなさい』 それは学園の机に入っていた手紙だった。 婚約者である第一王子から蔑ろにされ続け、諌める言葉も届かず置いていかれたある日。 ついにレティシオンの心は壊れてしまった。 ──自分が何者なのかわからない、と。 そんなある日第二王子・ヴィクトールが現れると兄との婚約を破棄して、自分と婚約をしてほしいと願い出てくる。 「レティシオン様のように努力できる人間になりたいです」 ヴィクトールからそう言われた初恋の、あの時の記憶がレティシオンによみがえってきて……?
「殿下の子を産んでこいって言いました?お父様?」マリーは貧しい地方領主の令嬢で、王宮側から病苦に悩む“姫”の代わりに子を産む役目として目を付けられていた。多額の報奨金に目がくらんだ実の父は娘に非道な要求をする。実家の事情なんて関係ない。けど、身持ちが悪いうえ、借金までしていた母のせいで幸せな結婚は望めない。だったら、役目を果たして報奨金を手に入れて、家から自立してみせます!だが城で出会ったのは、マリーと同じ色の髪と目を持つ“姫”と渦巻く陰謀の数々。やさぐれ必至な状況で待ち受けていたのは、楽しい古民家生活!?清廉潔白に生きてきた令嬢が奇跡を起こす物語、開幕!
義妹に殺されて、3年前に逆行した公爵令嬢クリスティナ。淑女であることをやめ、自分の幸せ第一に行動し始める。手作りのブレスレットが人気になり、それを事業にしようと思ったら、周囲で不可解な事件に巻き込まれる令嬢が続出。その上、愛する第二王子・イリルと婚約解消しなければいけなくなり、義妹が代わりに彼と結婚すると言い出して…。クリスティナはイリルとともに事件の黒幕と対決しようとするのだけどー。
欲しかったの、お姉様の持っているものすべて。お願い、ここで死んでちょうだい!淑女の鑑として生きてきた公爵令嬢クリスティナは、腹違いの妹ミュリエルに殺され、目覚めたら、そこは3年前の世界!?今後は淑女の鑑ではなく性格悪く生き延びてやるわ!ただし、ミュリエル限定で…。婚約者の第二王子・イリルの愛を一身に受けながら、クリスティナの新しい人生の扉が開く!?