著者 : 束原ミヤコ
「口づけてもいいか、俺の妖精」 アミティは不吉な白蛇のような見た目だと虐げられていた。 死神と恐れられる辺境伯・シュラウドへ嫁がされると、二人はたった一日で恋に落ちた。彼を守る聖獣・オルテアが呆れるほどに。 「君を愛することに、時間や理由が必要か?」 互いの傷を分かち合い、彼はアミティは幸運の妖精だと溺愛する。そのアミティにある残酷な傷は、どうやら聖獣と会話ができることと関係があるようで──? 一目惚れ同士の不器用なシンデレララブロマンス
悪魔・メフィストの力によって出現した魔物たちからアストリア王国を守ったクロエとジュリアスは、報酬として得た広大な土地で、飛竜のヘリオスと三人で暮らしていた。あるとき、クロエはジュリアスに刻まれた『奴隷の刻印』を消したいと、ジュリアスはヘリオスに嫁が欲しい、と元王太子のシリルに相談する。すると、飛竜や異界、魔導研究が盛んなラシード神聖国へ行くことを勧められ、三人は早速ラシードに向かうことに。稀代の美少女錬金術師(自称)×超絶美形で毒舌な元将軍による冒険ファンタジー、第二巻!
クロエは稀代の美少女錬金術師(自称)。かつて公爵令嬢だった彼女は3年前、突然婚約破棄されたうえ身分を剥奪され、王都にぽいっと捨てられた。その後なりゆきで錬金術師に弟子入りし、今や王都にお店を構えるほどのお金持ちに!守銭奴となったクロエは、敵国の元将軍で超美形のジュリアスを奴隷闘技場で購入。残酷で冷酷な黒太子と恐れられたその男を、クロエは錬金術の素材集めの護衛にしたのだが…!?顔よしスタイルよし性格最悪!?のジュリアスに弄ばれるうちに、なぜだか少しずつ彼に惹かれていき…!?
王子レイスにベタ惚れするあまり、彼に近づく聖女ユリアを害そうとした罪で処刑されたアリシア。しかしそれは前世の話。アリシアは、処刑された「前回」の記憶を持ったまま、なぜかもう一度同じ人生を繰り返していた。今度こそ、処刑なんてされず安寧を手にしたい!そのために王子も聖女もいない場所へ逃げ出した…のだが、早々にレイス王子に捕まってしまう。「前回」では処刑してきたというのに、今世はなぜかアリシアを溺愛する王子。一体どっちが本当のレイス王子なの!?そんなアリシアの戸惑いの裏で、彼女を利用しようと、ある陰謀が動き出していて…