著者 : 林トモアキ
“フォース”分裂によってオートライングループを追われたナイトと美野里。傷ついた2人は自らを守るため、ある人物に助けを求めていた。一方ヒデオたち神霊班のもとには、シシルが現れ「マックルの捕獲もしくは抹消に協力せよ」と要求してきて!?見えないチカラに引き寄せられるように東京に集い始める、最先端科学組織と武装集団。様々な思惑の中でヒデオが選びとる道とはー!?引きこもり男の第二の人生が大きく動き出す。
最後の紋章調査から戻ってきたマヒロにシャルロッテが下した新たな命令は、帝都を騒がせる謎の怪盗を捕まえること。夜な夜な現れては貴族を襲うその人物は、赤い仮面を、いや、赤い仮面しか身に付けていなかったという。そんな、まさか、ヤツが帰ってきたのかっ!?その者、全ての衣を纏わず暗黒の帝都に降り立つべしーすべてのミスマルカファンに贈る、禁断(?)の物語がついに登場。
怒涛の夏休みが終わりほっとしたのも束の間、ヒデオはマックルに誘われて“フォース”とバーベキューに出かけていた。高校生たちに混ざってスイカ割りを楽しむ…はずもなく、引きこもりの美学を貫くヒデオ。そんな中、マックルの口からオートライングループの秘密が明かされ、“フォース”とヒデオたちは戸惑いを隠せない。そこへさらに、マックルを付け狙う謎のシスターが現れて…!?ますます加速する、負け犬男の第二の人生。
最後の紋章を手に入れるべく、レンキスの遺跡へと向かったマヒロ。そこは冒険者たちから“帰らず神殿”と呼ばれる場所だった。先に訪れていたユリカと共に、早速遺跡の調査を開始したマヒロだったが、これが一筋縄ではいかず!?一方、ノエバ公の依頼によりパリエルたちも紋章を奪取すべく行動を起こすのだが、そこにはあの風牙衆まで加わっていて!?はたして最後の紋章を手に入れるのは誰なのか!?大人気シリーズ第10弾。
お祓い専門の神霊班といえど、まぎれもなく役所の一部、お盆休みは与えられていた。しかし、社交性もなく、ろくな趣味も持たず、いまだひきこもり留年中のヒデオは、いつものごとくアパートで怠惰な時間を過ごすのみ。ところがある日、女性からかかってきた一本の電話が、ヒデオの人生に新たな契機をもたらすのだったー精霊、巫女、警察官、自衛官、ついでにAIの美少女も登場。ヒデオの長くて熱過ぎる、ひと夏のサバイバルが始まる。
ついにグランマーセナルの帝都・シューペリアに入ったマヒロ。早速第一皇女にして軍令本部長、“白薔薇姫”の異名をとるシャルロッテから、貴族たちの動向を探る指示を受ける。警戒すべきは帝国内でも広大な領地を誇り、国家基盤を揺るがしかねない四大大公。しかし彼らもまた、中原地域の信頼を集めるマヒロに注目し、利用しようと画策を始めていたのだ。人類統一を掲げる巨大帝国が、マヒロの出現によって、密かに軋み出す。
“フォース”との接触以来、彼らが属するオートライングループを警戒しながらも、神霊班は次の手が打てずにいた。そんなある日、ヒデオは街でマックルイェーガーという女性に声をかけられる。ごついヘルメットをかぶり、やたら銃器に詳しい彼女に疑問も抱かず、遅れてきたモテ期に浮かれるヒデオ。しかし、彼女はオートラインに協力する“銃の神”であり、彼女の能力を利用した、“実験”が始まろうとしていたのだー衝撃の急展開。
街に漂う悪霊を祓う神霊班の仕事(主に雑用・運転手)に慣れ始めたヒデオ。しかしある夜、お祓いに出向いた先で、不可思議な少年少女グループ“フォース”と出会う。なんと彼らは、睡蓮すらも知らないタイプの精霊を操り、悪霊を祓うどころか、捕らえて集めていたのだ!正体も目的も分からない敵の出現で、神霊班は警戒態勢に。そして戦力増強のため、ヒデオに地獄の修行が課せられるのだったー第二の人生、ますます波瀾万丈に。
『トリニティ・ブラッド』『レンタルマギカ』『消閑の挑戦者』『オイレンシュピーゲル』など、人気シリーズのスペシャル短編が集結!他にも、林トモアキ『パリエルがしがしいきましょう!』、森岡浩之『いつものように爽やかな朝』など、人気作家の幻の作品も収録した超豪華ラインナップ。100号を迎えた小説誌「ザ・スニーカー」に掲載された短編を中心に、文庫未収録作品だけを厳選した、ここでしか読めない珠玉のアンソロジー登場。
残りわずかとなった聖魔杯の紋章を求め、大陸中に大きな影響力を持つ神殿教団を訪れたマヒロ。しかしそこでは、急進派の枢機卿だったクラウディスが新たな教皇となり、“聖戦”を発動していた!各地に聖騎士が派遣され、動乱の渦に陥る教団領内。一方、追われる身となったマヒロたちは、戦火を避けつつ、すべてのきっかけとなった、教団の最重要人物“預言者”に出会うがー王道“系”ファンタジー、第一部衝撃のクライマックス。
帝国との膠着状態が続くなか、中原諸国は王族の誕生日が集中する“黄金月間”に突入していた。神殿教団枢機会の分裂によって、次の紋章探しが難しくなり、暇をもてあますマヒロは、王の代理として挨拶回りに出発する。諸国の実情を見極め、あわよくば帝国に対するカードにする目論見があったが、中原でも指折りの古狸・ゼムン王によって、逆に厳しい勝負を迫られてしまいー。持てるすべてを賭けた、苛烈でシビれる一夜が幕を開ける。
王の情報を元に、大東京王国に入ったマヒロは、紋章があるという忍者の隠れ里に向かう。ところがその場所は、公然と忍者屋敷が建ち並び、変な着ぐるみが闊歩するテーマパークだったのだ!呆然とするマヒロの前に現れたのは、営業スマイルを浮かべた園長の葉多恵だったー。一方、帝国三番姫のルナスも、三剣と天魔将という強力な戦力を引き連れ、上陸を果たしていた。そして大陸制覇への布石“オーバーコート作戦”がついに発動する。
次なる紋章を求めてマヒロ一行が向かったのは、帝国に並ぶ大国・ゼピルム共和国。遺跡の場所も判明し、今度こそ楽勝でゲットかと思いきや、遺跡は反政府ゲリラのアジトになっているという。共和国の大統領は“先読みの魔女”の指揮の下、制圧部隊を派遣するが、時同じくしてテロが勃発、なんと大統領と共にマヒロが誘拐されてしまう。ゲリラの狙いも紋章なのか?事態が錯綜するなか、マヒロ救出に向け、パリエルたちが動き出す。
紋章を発見したというヴェロニカ同盟の領主のもとに向かったマヒロたち。ところが儚い系の美少女領主チカにデレデレしている間に、肝心の紋章は公爵のヴァリオによってキャラバンレースの賞品にされてしまう。しかも彼は同盟の支配を狙って、裏で帝国との密約を進めていたのだ!公爵の老獪な知略により後手に回ったマヒロは、レースの優勝で逆転を狙うが、そこに帝国の将軍たちが現れて!?混戦必至の過激バトルがいま始まる。
奇跡の連勝ゆえ「未来視の魔眼を持つ男」と呼ばれるヒデオ。そのヒデオの前に、魔殺商会のリリーこと鈴蘭が立ちはだかる!強大な組織を率いる鈴蘭を「聖魔杯」最大の敵とみなしたヒデオは、サバイバルバトル“クロスフラッグス”で彼女を倒すことを決意、勝機を得るための画策を始める。それは隔離空間都市全体に波紋をよび、バトルは4000人規模の大決戦に!一進一退が続く激戦のなか、ヒデオの眼に勝利の未来は映るのか。
帝国最強部隊の襲来を、命を賭けた知略で退けたミスマルカ王国の王子マヒロ。しかしそれから1ケ月、今ではその勇姿は見る影もなく、ただのぐーたら王子に戻っていた。一方、帝国軍は“闇の法王”と名高い第二皇女を総大将にすえ、ミスマルカ王国を再び侵略すべく大軍を調えつつあった。王はこの危機を打開するために、「世界を統べる力」を持つ伝説の神器『聖魔杯』の探索をマヒロに命じるのだが…!?王道“系”ファンタジー第2弾。
ミスマルカ王国の王子マヒロは、勉強も剣の訓練もせず、夜遊びばかりのぐーたら王子。いつも近衛騎士のパリエルに叱られてばかりいた。そのミスマルカに大陸制覇を狙う魔人帝国グランマーセナルの精鋭軍団が迫る。軍団を率いるのは帝国随一の戦姫ルナス。家臣たちが徹底抗戦を叫ぶなか、国を託されたマヒロは「話し合いで解決しない?」と腑抜けたことを言い始め…絶体絶命ミスマルカの運命は!?王道“系”ファンタジー堂々の開幕。
無職で貧乏、宅配便の受取さえ緊張する対人恐怖症のヒデオ。ひきこもっていた彼は電子精霊のウィル子に焚きつけられ、究極の武闘大会「聖魔杯」に挑む。優勝すれば世界が手に入るこの大会に武闘家、軍人などの格闘スペシャリストと、吸血鬼をはじめとする魔人あわせて3,024人が集結。人生の一発逆転を賭け、ヒデオは風吹きすさぶ戦闘城塞に降り立つ。「負け犬、返上!」無差別級バトルロイヤル、ここに開幕。
世界を再び秩序あるモノに…天は現在の世界を破壊し、黒龍・伊織貴瀬を利用し新たな世界の仕組みを作ろうとしていた。残された時間はあとわずか。魔王にして聖女、両方の力を手に入れた鈴蘭は行き過ぎた天を食い止めるため仲間と共に絶対防壁の待つ大神殿へ向かう。しかしそこで待ち受けていたのは奥深くに眠る澱々の神々だった。やがて始まる最終決戦。人は自らの手で未来を創れるのか!?林トモアキが贈る黙示録ここに完結。