著者 : 桜生懐
辺境伯に大出世したのもつかの間、 隣国の教皇を死に追いやった元凶として討伐軍に攻められ、 命を失ってしまう…という未来を予知したフラッド。 向かうは神聖ベルクラント教国。 従者&使い魔に侍娘を仲間に加え、破滅を回避すべく教皇を救え! とはいえ、教国に山積する問題は、元悪徳領主には荷が重い? 「教皇って幼女なの!?」「フラッド様と精神年齢は近いですね」 幼女教皇とじゃれあい… 「野盗退治? 他力本願だ!」 魔獣相手に土下座を決め… 「魔力災害なんて防げないだろ!」 挙句にまさかのお手上げ!? と悪戦苦闘していたら、 なぜか名君から救世主に昇格!? やり直し悪徳領主の勘違い立身出世、第二幕!
若き伯爵フラッドは悪徳領主として処刑された瞬間、過去にタイムリープした。断罪され、彼は流石に改心…などしない。毒舌従者との二周目の人生で、目指すは気ままな平民生活!「未来の反乱者?下僕にして爵位を押しつけてやる」自分を脅かす存在を懐柔し…「飢饉?俺が処刑直前に食ってたジャガイモを食え!」豚の餌扱いの食事を領民に強制…「隣国の侵略?その前に内通だ!」あげくに売国と好き放題していたら…なぜか高潔で慈悲深い人物と支持率急上昇!?聖女や皇女から求められて、名君扱い!?平民に堕ちるはずが、なぜこんなことに!やり直し悪徳領主の勘違い立身出世ファンタジー!
侯爵家の暴虐からロザリンドを救い出したラプター。しかし悪夢は予兆する。ロザリンドが破滅へと向かう筋書きは、まだ絶たれていないのだとー!「それならば、相手が神であろうとねじ伏せるまで」王都に向かったラプター達は、絢爛たる貴族社会の影で、スラムのギャングの三大勢力を統一していく。しかしラプターの暗躍をすべて予測し、貴族達を次々と殺してゆく影があった。その犯人こそ、この世界の原作小説には存在しないはずの黒幕ー物語の“改編”を拒むもう一人の転生者だった!最厄の敵が正体を現したとき、ラプターが取った選択とは?
あらゆる任務を成功させてきた、某国最高峰の諜報員・ラプター。彼が転生した異世界は、彼の心を唯一震わせ、そして絶望させた小説『薄幸のロザリンド』の世界そのものだった。ゆえに彼には分かっていた。令嬢ロザリンドー物語の主人公であり、最も愛していた少女が、凄惨な末路を辿ることを。「こんなバカげた結末ー私が必ず変えてみせる」どんな極秘情報さえ“作品の設定”として全て記憶しているラプター。世界の未来さえも識っている彼は、縦横無尽の暗躍を以て、少女の破滅を“改編”するー!第34回ファンタジア大賞“金賞”の謀略ファンタジー開幕!