著者 : 横田守
魔精霊アトン復活の噂がアレクラスト大陸を駈けぬけ、大陸の勢力は二分しつつあった。世界中がきな臭い空気に包まれる中、魔法の王国からエリスティアがリウイを訪ねてきた。その背にはラムリアースの宝剣ヴァンブレードが!それこそがリウイたちの探し求める“魔法王の剣”だった。魔法戦士のみが使いこなせるというその剣をリウイが手にしたとき、わずかな光に向かって最後の試練が始まった。しかしすでに暴徒化した市民がオーファンを埋め尽くし、世界の終末は刻一刻と確実に迫っていた。アレクラスト大陸、魔法戦士神話、ついに完結。
「勇敢なる海の男たちよ!この航海は死出の旅だと覚悟せよ!」戦乙女の装束に身を包んだオランの聖剣捜索隊隊長シヴィルの檄に、船乗りたちはそれぞれの武器を振り上げ、大歓声で応えた。魔法王の鍛冶師ヴァンの鍛えた聖剣を求め、リウイが訪れたのは海の民の王国バイカル。かつて海の大国と呼ばれたその国もロドーリルとの戦で疲弊し、財政は破綻寸前であった。唯一の希望は、伝説の海賊王バラックがどこかに隠したという財宝。それを求め小さな王子リッケを中心とした冒険隊は、リウイ一行とオランの聖剣捜索隊を伴い大海原に出る。待ち受けるのは、けっして止まない嵐が吹き荒れる魔の海域だった!?リウイ・サーガ最終章、聖剣戦争シリーズ第6弾。
「女どもを殺すのだ…ウガガーッ!」邪神ヤヅチに魔力で操られ、“女”戦士へと豹変したリウイに、ミレルの強烈な回し蹴りがヒットする!魔法王の鍛冶師ヴァンが鍛えた聖剣を求め、リウイたちが訪れたのは、長い間鎖国制度を取り、大陸との交流を絶ってきた未知の国・イーストエンド。太陽神を崇める朝廷の力が弱まり、古に封印された蛇神を信仰する部族が力をつけ、その神を復活させようとしていた。朝廷が所有する宝剣こそ、求める聖剣であると判断したリウイは、朝廷側に手を貸すことに。しかし、半覚醒をした蛇神の力は凄まじく…。遙か千年前に行われた戦いが、ふたたび繰り返される。パワーと色気を兼ね備えた、巨漢の女戦士・リウイも登場。リウイ・サーガ最終章、聖剣戦争編シリーズ第5弾。
「そなたも、私を愛してくれるか?」ジューネは、リウイを上目遣いに見て言った。その表情には恥じらいさえ感じられる。リウイには信じられなかった。目の前にいる女性が、本当に、鋼の国と恐れられるロドーリルの鉄の女王なのか?魔法王の鍛冶師ヴァンが鍛えた聖剣を求め、リウイが今回訪れたのは、城塞都市プリシス。そこはロドーリルとの戦いに敗れ、占領下に置かれていた。女王が滞在する宮殿に運良く招かれたリウイは、少女のように振る舞う女王に違和感を感じていた。その違和感の意味を探るうちリウイは、ロドーリルの無謀な侵攻の裏に美しい娘と騎士見習いの哀しい物語があることを知る。リウイ、サーガ最終章、第4弾。
「わたしに勇気をくださいませんか?戦う…勇気です。命をかけて…」少女はリウイを見つめ、抑揚のない声で言う。リウイはその瞳の奥に、彼女の決意を見てとった。魔法王の鍛冶師ヴァンが鍛えた聖剣を求め、リウイが訪れたのは小さな村。そこには、かつて魔精霊アトンを倒すために造られた巨人像の伝承を守り続ける部族が暮らしていた。その中で巨人像を動かすための神子マウラにリウイは出会う。「わたしは…世界を滅ぼす魔力を…倒します…」伝承に縛り続けられる部族。その呪縛から村を解き放ちたい。少女の願いに、魔法戦士は立ち上がる!魔精霊アトンがついにその姿を現す、リウイ・サーガ最終章、第3弾。
魔法王の鍛治師ヴァンが造った聖剣を求め、海を越え未知なる世界へと足を踏み入れたリウイ一行。未知なる世界の名は“ロードス島”-、激しい戦乱が打ち続き、怪物どもが跳梁する魔境が各地に存在する「呪われた島」!そこでリウイを出迎えたのは、フレイムの王カシュー、ロードスの自由騎士パーン、そして彼に寄り添うハイエルフのディードリットだった。「オレは今…この世でもっとも美しい者と…出会った」運命の邂逅。そしてリウイたちの求めるモノも、確かにそこにあった!夢のコラボレーションで贈るリウイ・サーガ、最終章第2弾。
魔精霊アトンが復活し、死の砂漠をゆっくりと移動している。-世界滅亡のカウントダウンは密かに始まっていた。リジャール王からの親書を手に、ようやくオランに到着したリウイ一行。オランの国王と謁見したリウイは、そこでアトンを倒すための唯一の武器、魔法王の鍛冶師ヴァンの打った“ファーラムの剣”の存在を知らされる。存在する不確かなその聖剣を、オラン王国の選抜した冒険者パーティーと協力して探索するよう依頼されたリウイたち。二つ返事でひき受けた彼らだったが、その場に現れたのは、オランの城下でリウイたちに絡み、あわや決闘騒ぎにまでなった女騎士シヴィル率いる冒険者たちだった。大きな不安材料を抱えながら、リウイの更なる冒険が始まった。世界の存続をかけた、壮大なるリウイ・サーガ、最終章のスタート。
父王リジャールの密命を受け“賢者の国”オランへ向かうリウイたち一行は、途中“砂塵の国”エレミアに立ち寄る。補給の為の逗留だったが、運明の女神はまたもや彼を放ってはおかなかった。ミレルたちが皇太子シュメールの後宮にスカウトされたのがきっかけで、リウイの正体がばれてしまい、仕方なく招待を受けることに…。その夜、皇太子が所有するエレミアの秘宝“黄金の洋燈”が、強奪されるという事件が起こってしまったのだ。その洋燈は魔法の宝具で、中には魔神が封じられ主の3つの願いを叶えてくれる代物だった。しかも最後の願いが叶えられたとき、魔神は解放され世界は破滅へ導かれるという。残る願いは後ひとつー。世界の危機に、魔法戦士が三度立ち上がる。アレクラスト・サーガ、セカンドシーズン最終章。
古代王国の遺跡から発見された一冊の古代書。“剣の国”の風雲は、そこから始まったー。リウイはオーファンの魔術師ギルドに所属する若い魔法使いだった。だが研究よりも冒険を好み、ミレル、メリッサ、ジーニという女性ばかりの仲間とともに、運と腕まかせの日々に明け暮れていた。そんなある日、魔術師ギルドのラヴェルナ導師から呼びだしを受けたリウイは、そこでギルドの後継者フォルテスの密謀を知る。独力で解決をはかるリウイをよそに、事件は思わぬ展開を見せはじめた…。水野良が贈る、アレクラスト・サーガここに開幕。
“剣の王国”オーファンの妾腹の王子リウイ。彼は精悍な肉体を持つ戦士でありながら、同時に魔術師として古代語魔法をも修得した魔法戦士である。彼と行動をともにするのは、美しき三人の冒険者たち。男勝りの体格の女戦士ジーニ、戦の神の神官戦士メリッサ、盗賊の少女ミレル。オーファン王リジャールの密命を受けて“賢者の国”オランへ向かっていた彼らは、その旅の途中、情勢不安定な“湖岸の国”ザインへと立ち寄る。身分を隠しての旅ゆえに、無用な騒動を避けるため選んだルートだったのだが、運命の神は、リウイをより深い混乱と陰謀の渦の中に導いてゆく…。これも彼が持つ“勇者の資質”ゆえなのか?水野良が描くアレクラスト・サーガ決定版。