著者 : 横田守
魔精霊アトン復活の噂がアレクラスト大陸を駈けぬけ、大陸の勢力は二分しつつあった。世界中がきな臭い空気に包まれる中、魔法の王国からエリスティアがリウイを訪ねてきた。その背にはラムリアースの宝剣ヴァンブレードが!それこそがリウイたちの探し求める“魔法王の剣”だった。魔法戦士のみが使いこなせるというその剣をリウイが手にしたとき、わずかな光に向かって最後の試練が始まった。しかしすでに暴徒化した市民がオーファンを埋め尽くし、世界の終末は刻一刻と確実に迫っていた。アレクラスト大陸、魔法戦士神話、ついに完結。
次なるヴァンブレードを求め、リウイ一行がやってきたのは海賊王国バイカル。伝説の海賊王の残した秘宝こそ探し求める魔法剣と目星をつけた彼らは、小さなバイキングとともに、止まない嵐が吹き荒れる海へと旅立つ!
魔法王の鍛冶師ヴァンが鍛えた聖剣を求めリウイたちが訪れたのは、あのロードス島よりも危険といえる場所イーストエンドだった。リウイは太陽神を崇める朝廷が所有する宝剣こそ、求める聖剣であると判断するが……。
ヴァンの聖剣を求め、鋼の国と呼ばれるロドーリルに占領されたプリシスの街を訪れたリウイ一行。そこにはちょうどロドーリルの王女ジューネが視察に来ていた。リウイたちはジューネへの謁見を画策するがーー
魔精霊アトンを倒すため、聖剣ファーラムの剣を求めて、リウイたち一行はグリフ族の村を訪れる。アレクラストの南東のその村では、かつてアトンを倒すために作られた巨神像を民達があがめる信仰があったーー。
世界を滅亡に導く魔精霊アトンを倒すことの出来る唯一の武器聖剣〈ヴァンブレード〉を求めて、ロードスへと渡ったリウイ一行。そこで、リウイは自由騎士パーンとエルフのディードリットと出会うのだが……。
魔精霊アトンがついに復活。死の砂漠をゆっくりと移動する。アレクラスト大陸崩壊のカウントダウンが始まる中、リウイたちは、親書を携え、オランへと到着する……。そしてオランの国王と謁見したリウイはーー。
砂漠の王国エレミアの至宝〈魔神が封じられた魔法の洋燈〉が、邪神を崇める砂漠の民に盗まれた。魔神が解放されると世界は滅びると云う。たまたまそこに居合わせたリウイたち一行は、三度騒動に巻き込まれることに!
古代王国の遺跡から発見された一冊の古代書。“剣の国”の風雲は、そこから始まったー。リウイはオーファンの魔術師ギルドに所属する若い魔法使いだった。だが研究よりも冒険を好み、ミレル、メリッサ、ジーニという女性ばかりの仲間とともに、運と腕まかせの日々に明け暮れていた。そんなある日、魔術師ギルドのラヴェルナ導師から呼びだしを受けたリウイは、そこでギルドの後継者フォルテスの密謀を知る。独力で解決をはかるリウイをよそに、事件は思わぬ展開を見せはじめた…。水野良が贈る、アレクラスト・サーガここに開幕。
“剣の王国”オーファンの妾腹の王子リウイ。彼は精悍な肉体を持つ戦士でありながら、同時に魔術師として古代語魔法をも修得した魔法戦士である。彼と行動をともにするのは、美しき三人の冒険者たち。男勝りの体格の女戦士ジーニ、戦の神の神官戦士メリッサ、盗賊の少女ミレル。オーファン王リジャールの密命を受けて“賢者の国”オランへ向かっていた彼らは、その旅の途中、情勢不安定な“湖岸の国”ザインへと立ち寄る。身分を隠しての旅ゆえに、無用な騒動を避けるため選んだルートだったのだが、運命の神は、リウイをより深い混乱と陰謀の渦の中に導いてゆく…。これも彼が持つ“勇者の資質”ゆえなのか?水野良が描くアレクラスト・サーガ決定版。