2004年8月20日発売
賢者の国の魔法戦士賢者の国の魔法戦士
魔精霊アトンが復活し、死の砂漠をゆっくりと移動している。-世界滅亡のカウントダウンは密かに始まっていた。リジャール王からの親書を手に、ようやくオランに到着したリウイ一行。オランの国王と謁見したリウイは、そこでアトンを倒すための唯一の武器、魔法王の鍛冶師ヴァンの打った“ファーラムの剣”の存在を知らされる。存在する不確かなその聖剣を、オラン王国の選抜した冒険者パーティーと協力して探索するよう依頼されたリウイたち。二つ返事でひき受けた彼らだったが、その場に現れたのは、オランの城下でリウイたちに絡み、あわや決闘騒ぎにまでなった女騎士シヴィル率いる冒険者たちだった。大きな不安材料を抱えながら、リウイの更なる冒険が始まった。世界の存続をかけた、壮大なるリウイ・サーガ、最終章のスタート。
君の居た昨日、僕の見る明日(あした)(1)君の居た昨日、僕の見る明日(あした)(1)
「…はぁ」盛大なため息をつきながら、長居優樹は通い慣れた道をのろのろと歩いていた。とにかく学校へは行きたくなかった。学校でなければどこでもいい。此処ではない何処かなら…。そう思った優樹の目の前に、古い校舎と女の子が現れた!「君みたいな人が来てくれるのをずっと待ってたの」「…あ、あのっ!?」いきなり女の子に抱きつかれ、慌てる優樹に彼女は言った。ここは鈴乃宮学園。世界の何処にも行けないところ。この学園で、私と学園生活を送りましょうー!!果たして此処は何処なのか。そしてこの少女は!?優しい嘘がちりばめられた永遠の学園で、今、始業のベルが鳴る。
PREV1NEXT