著者 : 櫻井みこと
伝説と言われる“護りの聖女”ミラは、十年前に滅亡したリーダイ王国の復興を目指して、護衛のイケメン剣士ラウルと共に新しい冒険に出発する。彼の祖国でもあるリーダイ王国付近は、魔物の巣窟で荒れ果てていたが、ミラたちは綺麗な形のまま残っている町もあることに気がつく。そこにはミラたちの大切な人ー亡くなったはずのミラの父親とラウルの兄が、当時の姿のまま存在していたのだ。彼らの話によると、王城に住む「とある魔物」が自分たちと魔物の魂を召喚して、永遠に戦わせているのだという。ミラはこの破壊と再生を繰り返す残酷な悪夢を止めるため、信頼し合うパートナーのウラルとともに立ち向かう。ハッピーエンドしか認めない!?二人一緒だから最強で最高の冒険譚、堂々完結!!
「偽聖書」として王都から追放されたミラは、護衛のイケメン剣士と自分の国に帰る道中で、自身が伝説と言われる“護りの聖女”であることを知った。危険な冒険を並みはずれた力と絆で乗り越えたミラたちは、これからも共に旅をしたいと心に決めるが、まずは彼女を失ったことで崩壊した王都の復興を手伝う。そんな王不在の王都でミラは、生存者を取りまとめる公爵に出合い、どうやら娘が行方不明中と訳ありの事情や実は彼らが「最後の聖女」の子孫ということを聞く。さらには因縁の聖女エリアーノの影もチラつきー。今回もミラは剣士ラウルへの想いに比例して、大きな炎さえも鎮火する“氷雨”や敵から姿を隠す“隠蔽”などと次々と新しい魔法を生み出し大活躍してー!?聖女を巡る物語と恋の行方から目が離せない、激しくも楽しい冒険譚、第二弾スタート!!
婚約者である王太子から新しい聖女が見つかったせいで「偽聖女」と言われ、追放と婚約破棄を同時にされてしまう聖女ミラ。 「偽物扱いされたのは癪だけど、このまま国に帰ろうと思います」 急な展開に驚きつつも異国出身の彼女は、とりあえず自分の国でゆっくり休もうと決意し、冒険者ギルドで出会った何故か懐かしさを覚えるイケメンの剣士に護衛を依頼する。 そんな旅の途中でミラは、眠りながら【結界】を張ったり、【浄化】で凶悪なドラゴンをトカゲに弱体化させたりと、今まで気が付かなかった自身の桁違いの魔法の強さに気付く。 更には、剣士と絆を深めることで並外れた聖女の力が発揮されてーー!? 一方、ミラを追放した王都では次々とトラブルが発生し……。 実は最強聖女ミラの楽しい冒険譚、ここにスタート!!