著者 : 氷川一歩
千年の歴史を誇るディアモント王家の第一王子ではあるが、マルスは王位継承しない気楽な身分。--と思っていたら、他国への婿入り話が急浮上。断固拒否するためには、ある事情で使いこんだ金を耳を揃えて国庫に返納しなければならないという。かくして借金まみれになったマルスは、盗賊団を率いる相棒アダムとともに国の外れの巨大湖へ向かう。そこには、伝説の魔導戦艦が宝の山を抱えて沈んでいるらしく……。 千年の歴史を誇るディアモント王家の第一王子ではあるが、マルスは王位継承しない気楽な身分。--と思っていたら、他国への婿入り話が急浮上。断固拒否するためには、ある事情で使いこんだ金を耳を揃えて 国庫に返納しなければならないという。かくして借金まみれになったマルスは、盗賊団を率いる相棒アダム とともに国の外れの巨大湖へ向かう。そこには、伝説の魔導戦艦が宝の山を抱えて沈んでいるらしく……。
建国から千年の歴史を持つディアモント王国の第一王子・マルスは、城に夜襲をかけた盗賊団の正体を突き止める。どうやら彼らはそれぞれに事情をかかえながら、日中は正体を隠して城下で店を営んでいるらしい。マルスは賊を率いるアダムに対し、「捕縛や断罪をしない」ことを交換条件に、自分を盗賊団の一員に加えるよう迫るが……。盗賊と王子が共犯関係になったとき、千年王国を揺るがす事件が起きる!
高校が夏休みを迎えたというのに、西園寺颯介の心は晴れない。それというのも颯介の持つ「シンガン」--神眼、真眼、審眼と呼ばれる特別な能力のせいで、周囲がゴタついているからだ。自宅には颯介と心臓や肺を共有する西方守護の白虎・琥珀が相棒面で居座っているし、「シンガン」に惹かれた青龍や朱雀、玄武までもがちょっかいをかけてくる。その影響は、颯介最愛の妹・奏にも及んでいて……。シリーズ第3弾! 序 第一話 龍神の剣 第二話 神鳥の炎舞 第三話 陰陽の理 終 あとがき
高校生の西園寺颯介の自宅には現在、幻獣王・白虎が琥珀という名を与えられ、飼い猫のふりをして居座っている。十年前に端を発するややこしい経緯から、颯介と琥珀はひとつの心臓をふたりで共有する羽目になり、互いに不本意ながら魔物退治の相棒となってしまったためだ。そして、颯介が宿す特別な眼の力に惹かれた妖魔の影が、ついに最愛の妹・奏のもとへも忍び寄ってきて……。急転直下のシリーズ第二弾! 序 第一話 蛙の闊歩 第二話 蛙の穢れ 第三話 神亀の采配 終 あとがき
十七歳の西園寺颯介は、右目が青で左目が緑というオッドアイの持ち主。「この世のあらゆる正邪を見破る」とされる特別な眼に惹かれ、人外の者が颯介に襲いかかる。そのときバケモノを蹴散らして現れたのは、一頭の美しい白虎。「彼」は十年前、颯介に奪われた自分の心臓を「今こそ返せ」と詰め寄るのだが……。変幻自在の幻獣王と、不可抗力でその相棒に据えられた男子高校生。相性最悪の退魔コンビ、ここに誕生! 序 第一話 琥珀の心臓 第二話 離隔の毒 第三話 怪鳥の槍 終 あとがき 電子書籍特典スペシャルショートストーリー 夢魔の網