著者 : 河野紘一郎
神統記(テオゴニア)1神統記(テオゴニア)1
その日も、果てもなく 殺し合いが続いていた。 灰猿人(マカク)、豚人(オーグ)……亜人種らと人族の、長きにわたる戦いの日々。土地神の力をその身に宿した「加護持ち」と呼ばれる強力な戦士たちがせめぎ合う戦場で、一介の雑兵にすぎない少年カイの脳裏に、突如、前世の記憶が浮かび上がる。それを契機として世界の『仕様』に気付きを得たカイは、神・亜人・人類が交わる戦乱の世を生き延びるため、その力を磨いていく──。
神統記(テオゴニア) 2神統記(テオゴニア) 2
亜人種との戦いの最中、「谷の神様」の憑代として『加護持ち』の力を得た少年カイ。豚人族の大戦士・六頭将の一角を討ち果たし、小人族や鹿人族らの帰依を受けたことで、谷には小さな「国」が生まれつつあった。村の仲間たちに力を隠し日々を送るカイに迫るのは、「真理探求官」たる僧侶ナーダ。激戦や他族との交わりのなかで、自身の力とこの世界への知識を深めていくカイは、「調停者」として種族を超えた戦いの宿命に身を投じる…。Web発小説の新地平を切り拓く衝撃作・第2巻。
神統記(テオゴニア)神統記(テオゴニア)
その日も、果てもなく殺し合いが続いていた。灰猿人、豚人、蜥蝪人…亜人種らの度重なる侵攻に苦しむ辺境の地。戦いのさなか、命の危機に瀕した少年カイの脳裏に突如甦えった前世の記憶。「おにぎりが食いてえなぁ…」この世の『仕様』に気付きを得たカイは、神の加護のもと、抗い、這いずり、戦乱を生きる力を磨くー。広漠たる世横と深き謎、そしてひとりの少年の成長を綴る一大叙事詩。
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