著者 : 真代屋秀晃
恋人ごっこの「おままごと」を続けるうちに、深紅に対して本当の恋心を芽生えさせてしまった蒼一朗。そして兄妹の関係でありたいと強く望みながらも、蒼一朗の身体を渇望してしまう深紅。あの日、一線を越えてしまった後も、何事もなかったかのように二人の日常は続いていた。もう二度とあんなことはしない。これからはあくまでも仲良し兄妹として一緒に暮らす。-そのはずだったのに。叶わぬ恋の代償行為として、いやらしい遊びを蒼一朗に仕向ける同居人・黄純。蒼一朗への好意を隠さず急接近する演劇部の先輩・奈白。それらを見ても平然としている深紅。そして、深紅の気持ちが分からずに苦しむ蒼一朗。“嘘”と“本音”が溶け合う、禁断の第二巻。
とある事情で地元を離れて親戚の家に身を寄せることになった蒼一朗。そこで再会したのは遠縁にして幼なじみの深紅。小さいころ、「おままごと」に強引に付き合わされた仲だった。 そんな彼女から、あの時と何一つ変わらないノリで提案されたのはーー。 「久々に恋人ごっこ、してみたくならん?」 「お、懐かしいな。やろうやろう」 最初はただ楽しくバカップルを演じるだけだった。だけど徐々に過激さを増していき、抱き合ったり、キスしたりもするようになる。真剣に演じる「ままごと」にのめり込み、やがて本音と建て前の区別がつかなくなっていく。お互いにとってはあくまで「ままごとの好き」だから、決して「本気の好き」は口にできないまま。 終わりのない恋愛ごっこによって揺れる、二人の隠された想いとは。 プロローグ 第一話 ままごとの彼女 第二話 同居中の彼女 第三話 都合のいい彼女 第四話 芝居好きの彼女 第五話 現実を変更する彼女 幕間 追想のなかの彼女 第六話 虚構に執心する彼女 第七話 本当を暴く彼女 第八話 幻想を泳ぐ彼女 第九話 嘘でも好きな彼女 第十話 本当を隠さない彼女 第十一話 嘘でも本物の彼女 第十二話 夢幻の夜の彼女 第十三話 ままごとのような恋
バカばっかりやってきた、最高の親友。買い物、映画、カラオケ、ファミレス、ゲーセン…エトセトラ、エトセトラ。夏には山を越えてホタルを見に行き、秋には駅前でストリートライブもやった。-叶うことなら今と変わらない五人組のままでいたいと願っていた。それぞれが濁った感情を内に秘めたまま。輝かしい青春に浸るふりをしながら。純也と秘密の恋愛関係を結んでしまった夜瑠。何も知らずに夜瑠に恋を伝えようとする新太郎。新太郎に協力するふりをしながら己の恋の成就をたくらむ火乃子。不穏な空気に孤独感を深める青嵐。そしてすべてが破局に向かおうとする中、ただ一人純也だけは元の関係に戻るために抗おうとしていた。秘密の恋の物語、完結編。
純也、青嵐、新太郎の男三人は中学時代からの付き合い。高校に進学してからは、夜瑠と火乃子の女子二人が加わった。もうずっと昔からの馴染みのような温度感。そんな親友五人組の関係は、夏が過ぎた今でも何一つ変わってない。そう、少なくとも表面上は。純也と恋仲になることを望む夜瑠。そして夜瑠を魅力的に思いながらもその気持ちに応え切れない純也。そして火乃子までもが秘めていた気持ちを膨らませ、純也と距離を縮めようとする。季節は秋。文化祭に向けてそれぞれの活動を始める五人。そんな青春を過ごす中で、甘い毒はひっそりと進行していく。これは、秘密で後ろめたくて、誰にも言えない裏切りの物語。
「青春=彼女を作ること?青春ってなにも、それがすべてじゃないだろ」恋にトラウマを持つ高校生、古賀純也は恋愛よりも友達とわいわい騒いで友情を育むことこそが、青春だと思っていた。男女の親友五人組で綺麗な星空を見たり、ファミレスで朝まで駄弁っている今この時こそが、自分達の青春だと。-なのに、どうして俺達は相手が友達でも、恋をしてしまうんだろう。今までどおりの関係じゃいられなくなるかもしれないのに。グループ内の一人、成嶋夜瑠が隠していた本音を知ったことで、純也と彼女の間に共犯関係が生まれ、意図せずお互いの傷に触れていく。友情と恋心が交差する、まっすぐな気持ちと歪んだ想いをつづった青春恋愛劇。
ついにやってきた夏休み!しかしウザ絡みギャルがいる俺の家に安寧はない。「じゃあお前、勝手に俺のバイト先を決めたのか…!?」「うん。私っていう優秀な秘書がいてよかったね。頭を撫でる権利をくれてやろう」怠惰な夏休みを過ごすはずが、自分の小遣いを稼ぐため真波が決めた喫茶店でアルバイトをすることに。さらには塩対応の六条さんとデートをしたりと、付かず離れずがモットーの春太にとっては怒濤の日々…。そんななか、初恋の人“まゆ姉”が現れ春太にも決断の時が訪れるー。「ねえハルちゃんー月が綺麗だね」ギャル系従妹のウザ絡みが止まらない系ラブコメ第2弾。
可愛い従妹がいたら、羨ましいと思うだろうか。俺はそう思わない。うちに居候をしている従妹の吉田真波はギャルっぽい見た目とは裏腹にとっつきやすい性格で控えめに言って美少女だ。しかし大きな問題がある。それはー「ねーねー、格ゲーやろうぜ。格ゲー」「だめ。俺はこれから勉強するんだから」「せっかく可愛い従妹が遊んであげようと思ったのに。つまんね」常に絡みがウザすぎる!勉強していれば脇腹に掌底をくらい、風呂あがりはバスタオル一枚でリビングをうろつく。-あれ、もしかして俺の気の休まる場所ってない?転がりこんできたギャル系従妹は美少女だけど、もしかしなくても俺の平穏な日常を邪魔する小悪魔かもしれない。
チートスキルを極めたが故に、現代日本に帰還しても厄介ごとに巻き込まれがちな武流。バトルはもうこりごり!普通の青春が謳歌したい!そんな思いを胸に異能力者たちをワンパンで沈め、無事日常を手に入れた…はずだった。だけど事情と秘密を抱えた文芸部の友人(友人A=実は異能力者)(友人B=実はサイボーグ)(友人C=実はヴァンパイアハーフ)たちに囲まれながらの夏合宿は、当然ただの水着回になることもなく、波乱含みのバトル展開に…?そして次々と現れる新たなイロモノ超人たち。名探偵?宇宙人?はたまた魔法少女?あらゆるジャンルの垣根を越え現れた敵を前に、武流は一撃解決で日常を手に入れることができるのか!?
「この世界を攻略して日本に戻れたら、今度こそ青春を楽しんでやる」二年前、偶然にも剣と魔法の異世界に迷い込んでしまった少年・桐原武流。彼は死にもの狂いでスキルを習得し、討伐すべき敵も倒し、やがて日本へ帰還ー。だがそこで待っていたのは、異能力者同士の殺し合いに、サイボーグの陰謀に、退魔師と魔族の抗争で…!?高校生活の陰で熾烈な戦いに明け暮れる少女たちの姿を見て、武流は宣言する。「俺たちだって普通の高校生活をエンジョイしてもいいはずだ!友達や恋人も作って、ごくありふれた日々をのんびりと過ごす!それが高校生だろ!?バトルなんてやってる場合じゃないんだよ!」ワンパンで敵をぶっつぶして、さっさと日常ラブコメ編へ突入するぜ!
「え!ナラクさま、勇者と付き合うことになったんですか!?」勇者の異世界転生を未然に防ぐ暗殺使命を受け、現代日本に乗り込んだ魔族のナラク。彼は計画をつつがなく履行するため、高校生・奈楽将吾として学園に潜伏する日々を送っていた。だが抹殺対象の勇者候補・乃愛に告白されてしまい事態は急変!クラスメイトや魔族の部下もいつの間にか勘違いの渦に巻き込まれ、恋愛五角関係へ発展する!任務達成の鍵を握るのは、恋愛経験ゼロのナラクが乃愛と親密な仲になり、「おっぱい」をさわれるかどうかで…って一体どういうこと!?勇者と魔族の異世界交流“勘違い系”ラブコメ、勃発!
やれやれ系ラノベ主人公に憧れ、「異能バトルが起きたらなあ」と夢想する平凡な高校生・恭介。大阪の高校に転校してきた彼がオタ街・日本橋で出会ったのは、ダメ親の借金を返済して魔術結社からの足抜けを願う魔術師の少女、“ポンバシのワルキューレ”の異名を持つデスコア系地下アイドル、異世界転生者を自称するポンコツ美女、家出中の病弱薄幸な幼女、そしてヤクザと本物の悪魔で!?騒動の始まりは恭介が日本橋でゲットした一冊のレア同人誌。思わぬ幸運にはしゃぐ恭介だったが、それをきっかけに身の回りでリアル異能バトルが勃発したことには全く彼は気づかなかった…。オタクでオカルトな大阪日本橋の日常系魔術群像ストーリー、ゆるっと開幕!
大魔法を使いこなす賢者として異世界ライフを満喫中、とある事故でアサシン(レベル1)に転職してしまったユウト。世間から忌み嫌われる職業に身をやつしてしまった彼は、能力すらも全て失い、大手ギルドから追い出される羽目に。そんなギルド無所属のユウトに声をかけたのは、死体と人骨にしか興味のない変態ネクロマンサーと、常日頃から破壊衝動が抑えられない狂人バーサーカーら、闇職業と呼ばれる面々。「あ、あなたの頭蓋骨…、素敵です」「童貞。壊れるまで戦ってみないか」少々頭のおかしい彼女たちに引き込まれて、ユウトはやむなく闇ギルドに所属することになるが…。問題児揃いのギルド『ジーザス・スプラッタ』は今日も悪評が絶えない!
夏休みを迎え、修学旅行に向かう英雄養成学校ゲーム部員たち。浜辺エリアを散策しているうちに幽霊船へと突入したり、無人島に取り残されて水着でサバイバルするはめになったり、今日も異世界攻略(?)に励む彼ら。だが辿り着いた砂浜には、現状のレベルでは討伐不可能な凶悪モンスターがポップすることが判明し…。「ケータさん、この魔法の日焼け止め『バーニングローション』を塗れば、炎属性のダメージを軽減できますよ!」「あ、あんた、あたしたちにも『ローション這いずり』させる気でしょ?さすがケータ、邪悪だわ…!」レベル上げは今日も捗らない!残念美少女たちと過ごす異世界攻略第三弾!
最弱状態レベル1で異世界召喚されたケータ。あれ、本当に主人公補正とかないの…?俺、この世界を救った英雄の息子なんだけど。チート的なスキルとか。え?特にない?そうですか…。そんなわけで今日も地道に経験値稼ぎ!英雄養成学校の残念ステータスな美少女たちとともに、沼地エリアのダンジョンへ遠征することになったのだが…。キノコモンスターの攻撃を浴びて意味不明な症状でバッドトリップするナルミエとリゼラ。こんなパーティーで果たして本当に異世界攻略できるのか!?
異世界召喚にありがちな「俺TUEEEE」状態ってわけにはいかず、俺の初期レベルはもちろん「1」。俺はとっとと元の世界に帰りたい。「でもケイタさん、レベルを上げないと元の世界には戻れませんよ!一緒にダンジョンで経験値稼ぎしましょう!」「くくく、ケイタ。あなたには魔王の才能があるわ、レベルアップすればきっと殺意の波動に目覚めるはずよ!」そんな俺がパーティを組んだのは、異世界のゲームオタク少女リゼラと、クソスキル持ちの魔族ナルミエ。(←正直どっちも弱い)。なんか既に詰んでる気がするんだけど、俺、この世界を攻略できるのかな…。
文化祭ステージ披露の準備に励むヒップホップ研究部の面々。迷惑小悪魔マミラダも地上での生活に慣れ、真一もラップ文化に寛容になってきた今日この頃。だが事件は、やはり一人のラッパーと一本のマイクによってもたらされた。伝説のラッパー・MCゴッドスパーク。彼が持つのは、マミラダの父・メフィストフェレスの魔力が込められた最凶のサタニックマイクだった。そして波乱含みの文化祭の最中、マミラダは一通の手紙を残して魔界へと姿を消してしまい…。ラップでポップな召喚バトル!空前絶後のリリックで贈るラストライブ!ちぇけらっ!
強制的にラップバトル空間に引きずり込み、敗者を支配する魔道具「サタニックマイク」を手に入れた真一。契約した悪魔・マミラダは相変わらず真一につきまとい、迷惑をかけ続ける毎日だった。そんななか、真一の幼馴染・朝比奈緋奈が転校生として真一の前に現れる。ヒップホップ研究部に興味を示した彼女はマイクを構え、こう宣言する。「マネーをゲトる、華麗なバトル!」なんと緋奈も悪魔と契約し、新たなるサタニックマイクを所持していたのだ。MCバトルに勝利し、新部長として君臨する緋奈だったが…。ラップでポップな召喚バトル!第二弾ちぇけらっ!!
校則の守護神と呼ばれるカタブツ生徒会長・音川真一の前に現れた、クソ迷惑な美少女悪魔・マミラダ。彼女と無理矢理契約を結ばされてしまった真一は、とある能力を手に入れた。それはー。「サタニックマイク!相手を強制的にラップバトルに引きずり込んで、敗者を支配する魔法だよ。よーよー!」そして始まるマイクバトルは、命を賭けた真剣バトル。心の内に秘めた暗黒面を吐き出す真一のフリースタイルラップは、強力な“召喚魔法”を生み出し、学院の不良たちに襲いかかる!生徒会長と迷惑悪魔の織り成すマジカル召喚MCバトル、、開演ちぇけらっ!!第20回電撃小説大賞・金賞受賞作!