著者 : 秋目人
帆を張れ、碇を上げよ、針路は未知の最果て 万能の源・エルにより圧倒的な文明と栄華を誇っていた世界があった。 しかし突如にしてエルが消失し、同時に陸地のほとんどが水没。かつての技術も失われ、全ての権力は唯一の陸地リエスを治める聖王家が握った。 リエスから追われた人々は寄り集まり、『船団国家』を形成し、海で生活を送るようになる。親王派のアレム、中立派のファシェン、急進派のザレグの3国家が海上権を巡り航行していた。 そんな中、リエスで突如政変が。聖王の弟が反旗を翻し、王位を簒奪。策略によって故郷を追われた聖王家の末姫・サリューは、父王から謎の海図を託され命からがら逃げのびる。 その先で彼女が出会ったのは、海に生き自由と未知を求める船乗り・カーシュ。『不沈』の異名を持つ彼に、サリューはある取引を持ちかける。 「わたしを、この海図が示す場所に連れていって」 航海へ出た二人は様々な思惑を乗り越え、人々がまだ見ぬ『新天地』への手がかりを掴むことになる。 『騙王』の秋目人がガガガ文庫に参戦!イラストは『ベン・トー』や『神殺しの英雄と七つの誓約』の柴乃櫂人! 海を漂い、最果てに想いを馳せる海洋戦記ファンタジー、出航!
こんなオレでも彼女を作れる方法を発見したぞ! 意外な展開にニヤニヤできる学園ラブコメ!! 友人たちに次々と彼女ができていく中、最後の独り身となったオレ。こんな高校生活なんて……と嘆いていたら、ある日、新作ゲームアプリの宣伝メールがスマホに届いた。そのゲームは、現実の未来を予測することで、女の子との出会いまでプレイヤーを導いてくれるというーー。 マジか? それが本当なら、オレの憧れである資産家のお嬢様・望月六花や、清楚な優等生・中嶋コノハと出会わせてくれ! こうして、プレイ時間5日間という制限の中で、ヒロインと出会うべくゲーム片手に悪戦苦闘する日々が始まった。
土曜の夜にバケモノたちが集う料理店がある。 ある土曜の夜のこと。 空腹を満たそうと自宅を出た女子大生の山嶺結は、自宅近くの商店街にひっそりと建つ洋風家庭料理店『すずらん』の前に立っていた。 木製の扉には「会員専用時間帯です」と書かれたサインプレートがかかっている。 うしろからやってきた他の客と話すうち、なし崩し的に彼女は店に足を踏み入れる。 そこで結が目にしたのは、バケモノーーいわゆる怪物、幻獣、妖精などと言われる存在で満席の店内だった……。 あなたも『すずらん』で、愉快なバケモノたちと一緒に、美味しい料理に舌鼓を打ってみるのはどうだろう。
仙台駅から列車に揺られて数十分の北岡駅。この無人駅の駅舎内には、ひっそりとショコラ専門店が開いている。味も見た目も絶品のショコラを作り出す、この店のショコラティエには、とんでもない秘密があった……。
お嬢様ばかりが通う、華百合女子高等学校。華やかな花園のように思えるが、心に闇を抱えた生徒たちが大勢いる。万引き、同性愛、レイプ、殺人……黒く染まった美しい少女たちを生々しく描いていく問題作、登場!
口先で騙り、金も力も愛も手に入れた少年フィッツラルド。ついに王座にまで手をかけたーーと確信した刹那、気まぐれな運命は彼を嘲笑う。 周辺諸国の謀略に巻き込まれ、その手から王座という宝が零れ落ちたとき、少年は再び死闘の海へと乗り出すことを決意する……。 複雑に絡み合った罠、信じていた人間の裏切り、そして忍び寄る暗殺の手。 フィッツラルドは果たして、自らを翻弄する運命に、打ち勝つことができるのかーー? 痛快な時代ロマン小説!
乙女ゲームの世界に放り込まれ、なぜか攻略対象になってしまった、フツメンの俺。どうせ美少女たちはイケメン狙いだろうと安心していたのだが、どうしてか、死亡エンディングてんこ盛りの 「俺ルート」 に突入してしまったようで……。 もう女どもには関わらない! と決意するものの、どうしても美少女たちのほうから寄ってきて、死亡フラグが立ちまくる! 俺は死ぬしかないのか……。 斬新な(?)デスゲーム・ラブコメ、いよいよ佳境の第2巻!
なぜか乙女ゲームの世界に放り込まれた、俺。しかも攻略対象になってしまったようだ。てことは、もしや美少女たちにアタックされまくり!? なーんて喜んでいたのもつかのま、そうそう都合のいい話はないようで。どうやら攻略されると、俺の死亡ルートに突入するかもしれず……。 美少女か、命か。どちらを取るべきなのか? ちょっと変わったデスゲーム・ラブコメが登場!
何もせずに朽ち果てるくらいなら、口先だけで手に入れてみせよう。金も力も愛も、そして王座さえも……。 ローデン国の第二王子であるフィッツラルド。第一王子を後継者にと考える国王からは疎まれ、その第一王子からは頻繁に刺客を送られ、茨の日々を過ごしている。しかし彼は決意する。相手が誰であろうと、騙りつくそうーーすべては生き抜くために。 頭脳と口先で自らの運命を変えた、ある少年の物語ーー。