著者 : 竹内佑
ついに、2か月ぶりの登校許可が下りた迅太。目立たぬように生活しようとするものの、今まで欠席続きの人物が急に登校してきたとなっては、目立たぬわけがない。しかも、美人で有名な鉄火と一緒に登校を…。久々に接する表の人々とのドタバタなスクールライフが始まるなか、とある筋から街に乱立する小籠包屋の調査を依頼されることに。はじめはただの流行に思えたが、小籠包に関わり行方不明になったというインフルエンサーの存在が、そこに事件の香りを付け加える。迅太の高校生活は、いったいどうなってしまうのかー!?
ひょんなことから、殺し屋の女の子たちが集まる喫茶店で働くことになってしまった迅太。それからひと月あまり、彼は交渉屋としての役割を果たすようになっていた。そして、いま、迅太は紙魚子に料理を覚えることを了承させるという、難儀な仕事を遂行していた。そんななか、エピタフに新たな依頼人が訪れる。とある企業へのハッキングから連なる殺人事件。その事件を担当してた探偵が、己の手に余る事態の解決を求めてきたのだった。果たしてその事件の真相とは。そして迅太は、紙魚子に料理を覚えさせることはできるのか!?
夜の街。見てはいけないものを見てしまった高柳迅太は、そこで意識を失った。目が覚めると女の子たちが話しているのが聞こえてくる。「やっぱり殺すしかないと思うの」「でも死体の処理にもお金がかかりますし…」何やら不穏な会話だ。自分が殺されると分かった迅太は命乞いに手を尽くし、殺し屋を名乗る女の子たちの働く喫茶店のウェイターをすることに。でも、その殺し屋稼業の正体は…。クセだらけの少女たちと普通の少年が、不思議な喫茶店で社会の闇に触れるとき、物語は少しおかしな方向に動き出す。殺し屋喫茶開店です!
大垣内歩は赤糸に反対されながらも、仲間になってくれそうなクラスメイトを探すために奔走していた。仁科の軍隊に対抗する戦力を集めるためだ。そんな状況の中、『時間の外』へ呼び出された歩たちの前にボンとラビイの過去を知るキグルミが現れ、“キグルミ誕生の秘密”を知らされる。語られた真実に驚愕する面々。しかし、その隙をつかれ、歩とサイクは何者かからの攻撃でキグルミの奥深くに眠る記憶の世界へ飛ばされてしまうのだった。そこで二人が見た驚愕の光景とは!?キグルミの謎がつまびらかになる第3巻!!
『みんな消えてしまえばいいのに』-そう荒々しく書かれた紙をとある理由から見せられ、クラスメイトの少女・三月音子を調べることになった大垣内歩。そんな日常生活を過ごしながらも頭は一つ目のキグルミ・サイクのことばかり考えていた。現実とは隔離されたあの世界で夜な夜なおこなわれるキグルミを着たクラスメイト同士の殺し合い。そこで音子を見つけたことが物語を大きく進展させることとなるー。暗躍するピエロの目的、謎の生命体『キグルミ』を着た闘争を強いられるのは何のためなのか。はびこる謎に迫る第二巻!
大垣内歩はクラスメイトが消えて騒ぎになっていたときも、まるで興味がなく自分には関係ないことだと思っていた。しかし、ある日の放課後。学園一の美少女・赤糸と特異な時間をすごしたことで歩の世界は動き始める。その晩、赤糸と電話で話していると、彼女の「遊びましょう」の一言を最後に歩は意識を失う。目が覚めると巨大な病院にいることに気づく。突然の状況変化に戸惑う歩は声に導かれるまま部屋に入ると、そこには綺麗に畳まれた着ぐるみがあったー。『他者とわかりあうこと』それを知るための物語が今、始まる。