著者 : 蒼崎律
第二王子の正式な婚約者となった侯爵令嬢のジュリアンナは、 祖母の母国でもある、特殊な慣習を重んじるサモルタ王国から指名を受け ローランズ王国の使者として現地へ赴くことに。 特別な瞳を持つジュリアンナを利用しようとするサモルタの真の思惑とは…? ーー僕に利用されてくれない? 次に演じるのは“隣国王子”の手駒⁉︎ 新展開の第六幕、開演!
得意の演技で、怨敵への復讐と手駒としての役目を果たすジュリアンナ。 それを見届けたエドワードから、今度は本気のプロポーズを受けることに。 俺は生涯、お前だけを愛し支えると誓う 宿命にすべてを捧げ、仮面を被り続けてきたジュリアンナの切ない答えとは…? さらに、裏では新たな陰謀が渦巻き始めーー。 見逃せない第五幕、開演! 鬼畜王子の本心が見える…? 2人の再会秘話24P描き下ろし漫画も特別収録。
ディアギレフ帝国が自国へ侵攻したという報を聞き、隣国から帰還した『完璧な淑女』ジュリアンナを待ち受けていたのは、『鬼畜腹黒王子』エドワードからの婚約破棄だった。「わたしを弄んだことを後悔させてやる!」手のひら返しに憤るジュリアンナだったが、彼が敵地である帝国へ赴こうとしていることを知り、自分も同行すると決意する。二人は帝国内でのクーデターを目論む反乱分子「革命政府」との協力を試みるのだがー演技派令嬢ファンタジー、堂々完結!「わたしは守られるだけの女じゃないわ。貴方と歩む未来のために戦ってみせましょう!」
『完璧な淑女』ジュリアンナは隣国の暗部を探る王命を受け、『鬼畜腹黒王子』エドワードらと共にサモルタ王国へと向かう。「…この国、かなりおかしいのですわ」サモルタはジュリアンナと同じ紫の瞳を“神眼”と崇拝する王国。王女・リスターシャは片目の神眼が理由で、王位継承争いの渦中に居た。彼女の不遇に胸を痛めたジュリアンナは、隣国幹部達の謀略へと立ち向かう!!そしてもう一人、存在しないはずの王位継承者が!彼の姿はリスターシャとそっくりでー。今度の冷嬢は隣国の王子の手駒を演じる!?
真なる敵の計画により、大樹から生まれ堕ちる無数の幻想生物たち。世界を蝕む存在を前に、京花、エリス、レイレイたちだけでなく、かつて敵として戦ったネックザール、禰鈴、そしてキリシェまでもが、SIRENを守るために共闘する。一方、大樹の胎動を受け、フィアの中に眠っていた真天使の覚醒が始まる。その身を犠牲に大樹を封印するためー。真天使の悲壮な決意を止めるべく、ミソラの中に秘められた“方程式”の真の力と役割が、いま解放される。天使を宿す少女と世界を癒やす少年の物語、佳境に突入!
真天使を宿す少女・フィアを狙い、福音機関のエージェント“銀の第一相”ディルネハイトと“赤の第二相”禰鈴がSIRENに顕現する。彼らの前に次々と倒れていく理装執行者たち。そしてミソラの前には、かつての敵“青の第三相”ネックザールが現れる。だが、その口から思わぬ言葉がこぼれー機関により宿された強大な力に心を縛られた妹・禰鈴を救いだすために戦うネックザール。その想いを受けたミソラは、赤の第二相・禰鈴との戦いに臨む。ミソラの方程式とネックザールの新約召喚が共鳴するとき、造られし呪縛が打ち破られる!?
SIREN第三衛星都市に特別警報が鳴り響く。幾人もの理装執行者を打ち破った最強のΩ指定種バイオテスターコードネーム“赤色標識”が侵入し、都市が恐怖に包まれる。中央統合樹すら捕獲を断念した史上最悪の放浪個体。その正体は、人間が手を出すことの許されない特異なる“伝説の竜人”だった。「人間…お前らは、何度、私の逆鱗に触れれば気がすむ!」バイオテスタと人間との、ほんの僅かな誤解から“彼女”は暴走する。その圧倒的な暴虐の前に、ミソラの大切な友人たちもまた次々と傷ついていく。ミソラは友人のため、そして孤独な“彼女”自身のため、勝機の見えない戦いに臨むー。
天才生命科学者・アナスタシアに創られた“天使との調和体である”バイオテスタの少女・フィア。『SIREN』の学生・ミソラは師の志を継ぎ、フィアを守る決意をする。だが、それは科学世界と幻想世界の双方と敵対することを意味していた。ある日、ミソラは暴走バイオテスタ「暴君」輸送計画を知る。“幻獣との不完全な融合体である”暴君は科学世界にとっても、幻想世界にとっても、なんとしても押さえておきたい存在。ミソラは、世界の思惑に翻弄される暴君を解放することを決意する。それは暴君もまたフィアと変わらず、守り救うべき存在であるからー。いま、ミソラの『方程式』が起動する!
次世代新生物ーそれは竜や妖精という空想の産物を再現した生命工学の結晶。その最先端研究エリア『SIREN』の学生・ミソラは、街を彷徨う天使型バイオテスタの少女と出会う。創造主=母を探す少女・フィアを手助けするミソラだが、手がかりとなる創造主の名前“アナスタシア”には聞き覚えがあった。それはミソラを育て、命を救った師と同じ名前でー「ミソラ、いつか巡りあう本物の天使をどうか守ってあげて」中央統合樹、そして福音機関イスカリオテに狙われる少女を守るため、ミソラはその身に宿る力『方程式』を解放する。人の科学と神の幻想が交差する時、天使の永唱が響きだす!