著者 : 高島雄哉
青い砂漠のエチカ青い砂漠のエチカ
人々は自らの死を確率的なものとして受け入れながら、むしろ生にのみ目を向けている。 ぼく以外は。 致死性の感染症の流行により、〈拡張現実=XR〉が〈現実=R〉に浸透した2045年。 山口県宇部岬高校の入学式は、ハッキングーー〈拡張テロ〉に襲われる。 時田砂漠は〈天才認定〉のクラスメイト・鳴神叡智花と出逢い、学園生活の陰で暗躍する犯人〈善なる悪〉の正体を追うが、叡智花は砂漠には絶対打ち明けられない秘密を抱えていたーーーー。 アフター感染症の〈拡張現実〉×ちょっと過激な〈日常の謎〉! ハードSFの旗手が放つ、とびきりの青春ラブストーリー。
不可視都市不可視都市
西暦2109年。正体不明の存在〈不可視都市〉によって、突如あらゆる交通網とインターネットが遮断され、人々は少数の巨大都市圏に閉じ込められて暮らしていた。 〈世界の不可視化〉--そう呼ばれる災禍のなか、数学者の相原青夏は、離ればなれになった恋人の暗号研究者・堤紅介との再会を願い奔走する。青夏は中国に、そして紅介は月面基地にーー二人は38万4400キロの彼方へと引き裂かれていた。 〈不可視都市〉誕生に秘められた“裏の科学史”の深奥にたどり着き、この分断された世界で、恋人たちは再びめぐり会えるのかーー。 ハードSFの新たな旗手が贈る“超遠距離恋愛SF”、ここに登場!
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