著者 : Enji
魔王を暗殺した少女に下される最後の審判とはーー 花嫁アリシアの愛猫と上司の失踪に続き、今度は元魔王軍の侵攻報告を受けた勇者シオン。 アリシアと共に平和的な解決策を模索すべく敵の将軍と接触するが、交渉は決裂。 そんな中、かつての英雄ヴァイスの愛剣を振りかざす人狼が戦場に現れ、状況が一転することに。 更には、魔王の元右腕を名乗る謎の悪魔憑きにより、アリシアの過去と魔王殺しの真実が暴かれーー 「これは世界の為の犠牲。哀れな勇者は、ここで死ぬべきだ」 二人の少女が未来へと踏み出す、決戦の第3巻!
講談社ラノベ文庫新人賞《優秀賞》受賞作 就職して二年目のサラリーマン佐藤康介。ある日、自分のアパートに帰ってくると、知らない女子高生がやってきた。 「あたしの名前は河嶋黒葉。康介の同僚の河嶋涼葉はあたしの姉よ」 会社の同僚の妹だという黒葉は、猫になってしまったと康介に告げる。そして、黒葉のことを人間だと認識できるのは康介だけらしい。 「大人だったらこれくらいパパっと解決できるでしょう?」 「できるか!」 「えー、この人使えないんですけど」 サラリーマンと猫になってしまったJKの奇妙で騒がしい同居生活が始まるーー。
神々の花嫁アリシア、魔族と人間の真相に迫る!! 教会内で新たな連続暗殺事件が発生!! 犯人捜査と聖女護衛のため、アリシアと勇者シオンは聖都へ向かう。 そこで目にしたのは、噂通りの慈悲深い聖女の姿。シオンは不思議と彼女に惹かれていく。 一方、アリシアは暗殺者を名乗る人物から接触され、とある告発を受ける。 その真偽を調査すべく聖女を問い詰めるが、アリシアの前に立ちはだかったのは、まさかの勇者シオンでーー 「それでもね、シオン、私はーー、貴方に出会えてよかった」 少女の関係が大きく変革する、怒涛の第2巻!
最強花嫁(シスター)の任務は、勇者を惚れさせて殺すこと!? 魔王が討たれて間もない頃。“神々の花嫁”兼異端審問官であるアリシアに暗殺指令が届く。 標的は“神々の加護”を持つ勇者・シオン。暗殺が不可能だとされる勇者を殺す方法はただ一つ。 それは勇者から愛されること! アリシアは任務のためシオンに近づくが、やがてその正体が同い年の少女だと気付きーー 「女相手になにしろって言うんですか!? 」 アリシアが女子の攻略法を探る中、都市が魔王軍の残党に襲撃され大ピンチに!? 本格バトルも満載の二人の少女の物語、開幕!
学園事件解決人・笹貫文士の高校生活は忙しい。学園内外のトラブルを引き受けながら、創作活動ーWebで小説を連載する作家としても人気を博していた。最新作『アポカリプス・メイデン』の評価は高く、有名イラストレーターがファンアートを描いてくれるほど。しかし今、文士の筆は止まっていた。次回更新分の展開に詰まっていたのだ。定期更新の締切が迫る中、学校からの帰り道でも、ヒロイン・いろはが活躍する山場のシーンに思考を巡らせる。ようやくイメージがまとまりそうになった瞬間ーそのいろはが文士の目の前を駆け抜けて行くのだったー。超常現象と現実の境界を超えて、作者知識で無双せよ!?謎が謎を呼ぶ、ボーイ・ミーツ・ヒロイン、ここに開幕!
オリガ戦没記念都市。災厄と祝祭を連想させる不思議な街。四季の美しい瓦礫だらけのこの場所で、“僕”は、彼女に出会ったー。『世界は美しい。戦う価値がある』雪の降る夜、少女はおしえてくれた。少女の名は赤朽葉カレン。人工天使・制服少女委員会のA(エース)転生者であり『冬時間』から襲来する転生生物をココロを代償に迎撃する最終兵器。詩を書くのが救いの少女整備士の少年は、失われゆく意識のなか必死で彼女の記憶を書き留める。「痛みは私を満たしてくれますか?」「初恋が人間らしい感情だとききました」「私と付き合ってくれますか」講談社BOX新人賞で初の大賞を受賞した奇跡の才能、思春期のあなたの胸を撃ち抜く最高傑作。
“竜の杖”の依頼から季節はめぐり、冬。イクスは作杖のため、ある修道院へ向かっていた。亡霊哭く“神の街”エストーシャ。魔法杖の祖レドノフの伝説が残るその街で、イクスは職人仲間と出会い、自らの職人としての在り方を見つけ直しはじめる。その頃、故郷に戻るはずだったユーイはマレー教の勢力争いに巻き込まれ、ノバとともにエストーシャの神学会議に出席していた。異教徒ユーイを召喚した新派の狙いとはー。レドノフの“究極の杖”は実在するのか。マレー教の、そしてルクッタの神とは。謎の爆破予告で神学会議に動揺が走るなか、イクスとユーイの思惑が“星拝”の日に交差する。杖職人たちの物語、雪と星の第3巻。GA文庫大賞発。伝承と探求の本格ファンタジー。
王都の護りの要「杖壁」が何者かに解かれた。魔法杖職人見習いであるイクスは、姉弟子のラユマタに半ば押し付けられるかたちでその犯人の調査に臨むことになる。調査の協力者は、竜の杖を持つユーイと同級生のノバ。わずかな手がかりをもとに調査を進めていくうちに、3人はとある村にたどりつく。その村で自らの出生を知るイクス。「善い」杖を携え、生き方に迷うユーイ。そして、村外れの森に住むという不死の魔女。各者の思惑が交錯するなか、村の収穫祭で明かされる真実とは…。竜が消えても、物語は続く。竜の魔法が残されたこの世界でー。杖職人たちの物語、待望の第2弾。
「この杖、直してもらいます!」半人前の魔法杖職人であるイクスは、師の遺言により、ユーイという少女の杖を修理することになる。魔法の杖は、持ち主に合わせて作られるため千差万別。とくに伝説の職人であった師匠が手がけたユーイの杖は特別で、見たこともない材料で作られていた。未知の素材に悪戦苦闘するイクスだったが、ユーイや姉弟子のモルナたちの助けを借り、なんとか破損していた芯材の特定に成功する。それは、竜の心臓。しかし、この世界で、竜は1000年以上前に絶滅していたー。定められた修理期限は夏の終わりまで。一本の杖をめぐり、失われた竜を求める物語が始まる。第11回GA文庫大賞奨励賞受賞。
少年兵レンカはその日、奇跡を見た。それは、春ー四月に降る雪。血みどろの最前線に降り、あらゆる敵を凍てつかせる雪。その奇跡を起こした少女は、こう呼ばれていた。『氷棺の聖女』とー。レンカと少女はふとしたことから出会う。移ろいゆく戦局の、その束の間に訪れた平穏な日々。二人は少しずつ、その距離を縮めていく。だが、彼らは忘れていた。少年が「ただの兵士」であることを。少女が「絶対の兵器」であることを。これは愚かな少年と、幸せではない少女の出会いと、そして、別れの物語。
日常は少しずつ、ただ破滅へと進んでいく……。 「連邦」と「帝政圏」の戦争。泥沼化した戦局を打破するため、「連邦」側はある禁忌に手を染めた。 生み出されたモノの名は、『聖女』。 短命という代償と引き換えに強力な異能を保有する少女型人工生命体。 しかし長い闘争が両国に大きな疲弊を生み、無し崩し的な終戦が見え始めると、彼女たちの本格的な投入は見送られーーついには『箱庭』と呼ばれた秘匿訓練施設ごと抹消、闇に葬られようとしていた。 調律官ーー『聖女』たちの体調管理を目的とした医官ーーとして赴任した“私”の視点から、少女たちの「最期」の日々を綴るファンタジー・ドキュメント。
異世界から現代日本へ帰還した勇者・御影達也。日本の“裏総理”の野望を打ち砕いた達也は無人島でのんびり暮らしていたが、突如世界を震撼させる事件が起きた。異世界の巨大国家「聖リリタール王国」が太平洋上に転移してきたのである。魔法が使える達也は、魔力を探知した聖リリタール王国からいち早く接触を受け、王城へ招かれる。危険を承知で女王との初めての謁見に臨むが、異世界を救った伝説の勇者の証・聖剣エクスカリバーを抜いたことで思わぬ歓待を受けて!?その裏で世界の国々は聖リリタール王国への対応を決めかねていた。静観する国、友好を結ぼうとする国、そして侵略しようとする国。達也は図らずも世界規模の戦いに巻き込まれていくが、勇者のチート能力は強力無比な現代兵器すらも軽々と凌駕しておりー!?平穏を望む勇者の次なるステージは異世界転移した巨大国家へ。異世界を救ったその後に始まる最強勇者ファンタジー、第2巻!
高校入学を控えたごく普通の少年・御影達也が異世界に召喚されてから十五年、最強の勇者に成長した達也はついに魔王討伐の使命を果たし、現代日本に帰還した。これからは普通に働いて一般人として暮らしていこうーと思っていた達也を十五年後の日本で待っていたのは、学歴も職歴も住所もなく、仕事にも就けない厳しい現実だった!異世界で習得した勇者のチート能力をそのまま使うことができた達也は、魔法や錬金技術を頼りに人里離れてひっそり生きていこうと決意。達也を慕って異世界から日本へついてきたアサシンの少女アンリ、竜のモモと一緒に廃村で自給自足の生活を始める。こうして平穏に暮らそうとしていた矢先、元・異世界の勇者である達也の正体に迫る人物が次から次へと現れてー!?平穏を望む勇者の次なるステージは現代日本へ。異世界を救ったその後に始まる最強勇者ファンタジー、堂々開幕!