著者 : Re岳
教育実習生として東京に戻った桐島。そこには、橘さんの妹・みゆきちゃんの姿があった。桐島は彼女を透かして、高校時代の鮮烈な恋情を改めて感じとる。 一方で、やるべきこともあった。己が粉々に砕いた、京都の人間関係の修復。つまり、泣かせた相手を、もう一度笑わせることだ。 それがどれだけ傲慢なことでも。 それがどれだけ身勝手なことでも。 そう願ってしまうのは、きっと罪なのだろうがーー。
伊織の妹・美鶴に知られてしまった、つかさの過去。潔癖な少女の思いに二人はどう応える…? 婚約破棄系ラブコメ、堂々の完結!
早坂さん、橘さん、宮前を“二番目の彼女”として付き合い始めた桐島。だけど、こんなの茶番だと誰もが分かってた。少しだけ大人ぶった俺たちには、それでも手放せない感情があるだけで、実のところ何にも変わっちゃいない。 そんなある日、遠野は偶然、桐島の昔の恋人の正体に気づいてしまい……。 誰もが静かな破綻を予感しながら。 誰もが見て見ぬふりをして。 無情に季節だけが進み、物語はクリスマスを迎える。
新卒・渚と、ついに一線越えちゃった? シンプルに寝ただけか。それとも××したのか…。 ホテルでお泊り(記憶ナシ)以降、悶々とした日々を送る教育係のマサト。 社畜故、一人の後輩に振り回されてばかりいる時間はない。 同期の深広にデザインしてみろと無茶ぶりされたり、クライアントの桜子や来海に飲みに連れていけとせがまれたり、伝説のカリスマモデルに戻った先輩の鏡花に「私が全部欲しいの?」と聞かれたり…。 って、振り回されてばかりじゃねーか! そして、結局俺を一番振り回すのは渚でーー「やっぱりキスしちゃダメですか?」 むずきゅん社会人ラブコメ第3弾。新卒ちゃんの想いよ届け!
都合の良い男が幼馴染から聞いた陰口から始まるーー恋物語 特殊な生い立ちから、人の心が理解できない少年・藤堂剛。友人の少女たちに裏切られた剛は、特殊な力で己を守ることにした。その力ーー『リセット』で彼女たちへの感情を全て消すことで。しかし、照れ隠しでついた嘘が原因で剛に『リセット』されたことに気付いた幼馴染の花園華は、素直になれない自分を反省し、剛との関係性を一から作り直すべくアプローチを始める。「普通」を希う不器用な少年が、少女たちと関係を「やりなおす」ことで青春を取り戻す物語。
三年ぶりに会う橘さん。彼女の感情はあの時から変わっていなかった。まるで子供が宝物を扱うように、想い出を握りしめたままで……。 けれども俺には遠野との未来があって、誰もが傷つかず、幸せになる落としどころを探さなくちゃいけない。 早坂さんと感傷的な気分に溶け合うのも、宮前からの誘惑だって、すべては一過性のものであるはずだ。 だからこの関係は、否応なく沸き立つ感情は、今度こそ隠し通さないとーー。 大学生編、再びの泥沼へ突入。
ミスキャンを終え絆を深めた伊織とつかさ。聖夜を控えた二人の前に“あの”松岡先輩が現れて…?ワケありラブコメ、待望の第3巻!
あれから二年。俺は逃げるように京都の大学へ進学し、鬱屈した生活を送っていた。 だけど二人の女の子、遠野あきらと宮前しおり。そして、こんな俺すら受け入れる友人のおかげで、毎日は徐々に色づき始める。この心地よい男女グループがいつまでも続くように。今度は絶対に恋に堕ちないように……。 それなのに。 「逃げないでください、桐島さん! 私の気持ち、ずっと知ってたくせに!」 過去への悔恨と、新しい恋。狭間で揺れ動く波乱の大学生編、開幕。
“あの”天道つかさ、ミスキャンパスコンテスト出場!?さらに伊織を狙う新たなるワケあり女子も登場して…?風雲急を告げる第2巻!
共有のルールにおけるペナルティ。それは破った方が俺と別れることだった。 だけど……。 「今すぐ、桐島君と別れてよ」 「……ごめん、できない」 これ以上はいけないと分かっていても、過熱していく感情は誰にも止められなくて。 傷つくと、傷つけると分かっていても、取れない選択こそが愛で。 もう引き返せない、泥沼の三角関係の行方はーー。 100%危険で、甘美で、不健全な三角関係恋物語。高校生編・完結。
クールでカッコいい王子様キャラの学校一の美少女が、なぜか俺には乙女のような可愛さで接してくるイチャ甘キュンキュン、悶絶必至のラブコメティ!! 高校生の奥川唯斗がアルバイト先の喫茶店でナンパされているところを助けたのは同級生の美少女、姫宮奏だった。 美しい顔立ちと抜群のスタイルで男子のみならず女子生徒からも絶大な人気を誇るアイドル的存在で、「天乃立の王子様」と呼ばれているが、実は奏はお姫様の乙女な性格で…!? そんな彼女から手料理を振舞われたり、お泊り勉強会をしたり、一緒にお風呂に入ったり…。皆の前では凛としてカッコいいのに自分の前では乙女のような可愛さを見せる奏に、唯斗はどんどん惹かれていく。 いつもはイケメンな王子様、でもあなたの前では恋する乙女な彼女のギャップ萌え学園ラブコメ!!
「今夜は居酒屋じゃなくて、ホテルにしときますか?」 職場の新卒・伊波渚に翻弄される社畜生活を送る風間マサト、26歳。 酔った渚に熱烈なキスをされてから少しずつ異性として意識するように…。 そんな折り、クライアント先の広報担当がマサトの高校時代の女友達・吉乃来海だと判明。 青春時代の片想いを諦めきれず、来海はマサトを飲みに誘うが……!? 「私、マサト先輩以外には、肌を見せる予定はありません!」 「先輩のウソつき…かなしいなあ」 「昨日の夜は、すごく盛り上がっちゃいましたね♪」 可愛すぎる新卒ちゃんとのむずきゅんお仕事ラブコメ、ライバル登場の第2弾。今回渚は、ついに大人の階段昇りますーー!?
「ねえ、私たちで桐島くんを共有するの、ダメかな……?」 俺は今、橘さんと付き合いながら、早坂さんとも付き合っている。 共有のルール。それは互いに抜け駆けしないこと。「一番目」になれない方が傷つくなら、それは優しい関係とすら言えるだろう。 たとえそれが、歪で、甘美な延命措置に過ぎないとしても。 だけど……。 二番目でよかったはずなのに。 それでも一番目になりたくて。 互いにエスカレートする好意と行為。 その果てに、俺らの関係はやがて軋みを上げ始め……。 もがいて、すがりついて、大事だった何かを摩耗させながら。 どこまでも深みに堕ちていく。
高校時代、誰もが憧れた塩対応美少女・柚木真波。 俺・衣笠創は、そんな彼女が愛した元カレ……ということになっている。 『偽の恋人』が、かつての俺たちの秘密の関係。 とっくに解消した今、大学二年生になった俺たちを待ち受けていたのはーー 「なんでアンタがここに!?」チャットアプリでの再会という、気まずい出来事だった。 同じ大学の友達・七野優花への片想いを白状した俺に、 「アンタのことは、私が一番分かってる」真波の恋愛指南が始まって!? 予行練習にはうってつけの相手。 でもこの片想いが叶ったとき、俺と真波の関係はーー? 憧れと未練にときめく、ちょっぴり大人の青春ラブコメ!!
顔が良い女子しか勝たん?噂のワケあり美人、天道つかさの婚約者となった志野伊織(童貞)は運命に抗う!婚約お断り系ラブコメ開幕!
「私、二番目の彼女でいいから」 彼女のその言葉に甘えて、俺はみんなに隠れていまも、悪いことを重ねている。 早坂さんと夜の教室で二人、いけないことをして。橘さんと真夜中、こっそり見知らぬ駅でキスを交わす。そんな早坂さんと俺と橘さんの甘い泥沼は、けれど。 「今度、私の全部をあげるね。だから、ちゃんと受け止めてね。逃げないでね」 大胆になっていく好意の果てで、もう、落としどころを見つけられない。 一番目じゃなくて、いいはずなのに。 二番目のままでも、いいはずなのに。 互いに言い訳をしながら、競うように壊れていく俺たちの関係。100%危険で、甘美で、嫉妬にまみれた恋の挙句の果てに、彼女が口にする言葉はーー。
「ブラック企業ファァァァァアァァ〜〜〜〜〜〜ック!!!」 風間マサト、26歳。ブラック企ぎょ…広告代理店に務めるサラリーマン。またの名を社畜。 そんなマサトの後輩、新卒社員の伊波渚はパーフェクトヒロイン。 ルックス&スタイルが良ければ、仕事の飲み込みも早い。おまけに人懐っこくて愛想も良い。 そんな渚の欠点を挙げるとすれば、教育係のマサトのことを大好きすぎること。 「えへへ〜♪ 褒めてもチューしかできませんよ?」 「先輩、今日“も”飲み行きましょう!」 「ささっ。後輩の勧めるお酒ですよ? 可愛い後輩の酒が飲めんと言うのか」 仕事終わりは毎回飲みに誘ってくるわ、酔っぱらうと甘えん坊に拍車を掛けるわ。 「終電がなければ、ホテルに泊まればいいんですっ!」 「…………。はぁぁぁ!?」 酒が大好きだからか、帰るのが面倒だからか、若気の至りなのか。 それとも……? 26歳社畜&22歳新卒が贈る、読めばドキドキ&ムズキュンすること間違いなしの社会人ラブコメディ! 『ホワイト企業の皆、オラに休みを分けてくれ!』
「私も桐島くんのこと、二番目に好き」 俺と早坂さんは互いに一番好きな人がいるのに、二番目同士で付き合っている。 それでも、確かに俺と早坂さんは恋人だ。一緒に帰って、こっそり逢って、人には言えないことをする。 だけど二番目はやっぱり二番目だから、もし一番好きな人と両想いになれたときは、この関係は解消する。そんな約束をしていた。 そのはずだったのにーー 「ごめんね。私、バカだから、どんどん好きになっちゃうんだ」 お互いに一番好きな人に近づけたのに、それでも俺たちはどんどん深みにはまって、歯止めがきかなくて、どうしても、お互いを手放せなくなって……。 もう取り返しがつかない、100%危険で、不純で、不健全な、こじれた恋の結末は。