著者 : necomi
ーー第31回電撃小説大賞《大賞》受賞作ーー 「たった今、世界の法則を再定義しよう」 2032年に提唱された前代未聞の物理学理論により、世界の在り方は大きく変わった。特定の物理現象が少女の姿で具現化した存在ーー『現象妖精』は、人類に多大なる恩恵と、未曽有の大災害をもたらした。 七年前、『現象妖精災害』により一度崩壊しーー復興した街・神戸。そこに暮らす少年・カナエは平穏な日々を過ごしていたーーはずだった。あの日、助けを求める彼女の声を聴くまでは。 「1500万もの人間を、この手で一度に、--殺しました」 世界の秘密と、犯した罪。少年と妖精の逃避行が今、始まる。 大賞受賞作家が遺した感動の大作が堂々刊行!
学園内で一大勢力を結成した楽斗と詩歌。次なる課題は踊ってみた配信の人気争奪戦!? 詩歌の致命的なダンスセンスを克服すべく、楽斗はダンス学科首席である竜姫のもとを訪れるーー最先端の音楽エンタメ第二弾!!
音楽、ダンス、ファッションーーあらゆる分野の天才が集う芸能学校・私立繚蘭高校。 だがその実態は、「顔」をはじめとした外見ですべての評価が左右される教室だった。 俺の妹・池袋詩歌はヒキコモリで、兄ナシでは生活できない要介護人間のせいか、配信のセンスもスター性も壊滅的。 この学校では最弱かと思われた。 だが俺は知っている。ネットで顔を隠して伝説になったVSINGER。その正体こそが詩歌だと。 「--青、この曲の色。私はそれに合わせて歌うだけ」 ゆえに詩歌の歌声は唯一無二。学校のあらゆる常識を覆し、彼女の才能は見出されていくーー! 第0話 まずは主役を紹介しよう 第1話 入学 第2話 二つの才能 第3話 コラボ 第4話 対立 第5話 顔のない教室 エピローグ
世界統一を成した英雄《北の皇帝》ジンには、多種族が集う 名門・セントラル学園での講師生活など造作もなかった。 「俺は1日1分だけ本気を出せる」そう言って向かってくる全 生徒を18秒で沈め、種族に合わせた100点満点の指導も欠 かさない。全てにおいて俺TUEEEな日々の連続であった。 そんな中、オーガ族のシュテルは父の仇を討つ為にさらなる 強さを求める。心打たれたジンは、死の縁に立たせることによ り真の力に目覚めさせるという、最高の講義を施す。しかし、 ここで一つ問題がーーそれは仇討ちの相手が俺ってことだ!! 世界を掌握した皇帝による学園決闘ファンタジーが始まる!
この世界から消えかけてしまった水希を取り戻してから、約一ヵ月。俺は水希やその双子の姉の葉月たちと、忙しくも平和な日常を送っていた。だが、ある夏の日に事件はふたたび発生する。なんと、葉月の姿が小学生ぐらいにまで若返ってしまったのだ! どうやら一ヵ月前の事件と同様、『悪魔の料理書』の力が発動し、子供に戻りたいという彼女の願いを叶えてしまったらしい。はたして俺たちは無事に葉月を元の姿に戻せるのか……!? この世界から消えかけてしまった水希を取り戻してから、約一ヵ月。 俺は水希やその双子の姉の葉月たちとともに、忙しくも平和な日常を送っていた。 だが、ある夏の日にーー事件はふたたび発生する。 「あーあ、ちょっとくらい子供の頃に戻れたらいいのに」 そんな何気ない言葉とともに、まばゆい光の中から現れたのはーー小学生ぐらいにまで若返った葉月の姿。 どうやら一ヵ月前の事件と同様、『悪魔の料理書』の力が発動し、子供に戻りたいという彼女の願いを叶えてしまったらしい。 はたして俺たちはその願いを越えて、無事に葉月を元の姿に戻せるのか……!? 二度と戻らない夏。二度とは戻れない夏ーー。 喫茶店が舞台の感動ストーリー第二弾!
「だって、篝はずっと誰かのために料理をしてきたでしょう?」二年前。幼馴染みの少女・葉月から、なにげなくかけられた言葉。きっとあの時、ただの幼馴染みは、初恋の少女に変わったーー。そして現在。俺はいまだ葉月に告白できないまま、葉月とその双子の妹・水希とともに、彼女たちの実家の喫茶店でバイトをしていた。そんなある日、水希が持ち出した古本から幼女が出てきて……!? 喫茶店が舞台の感動ストーリー! 「だって、篝はずっと誰かのために料理をしてきたでしょう?」 二年前。幼馴染みの少女・葉月から、なにげなくかけられた言葉。 きっとあの時、ただの幼馴染みは、初恋の少女に変わったーー。 そして現在。俺はいまだ葉月に告白できないまま、葉月とその双子の妹・水希とともに、彼女たちの実家の喫茶店でバイトをしていた。 そんなある日、水希が持ち出した古本からーー幼女が出てきた。 彼女は願いを叶える妖精キキと名乗り、強引に俺の縁を結ぼうとする。 だが、キキが俺の縁を結んだのは、葉月ではなく水希の方で……!? 料理と、恋と、切なさとーー。喫茶店が舞台の感動ストーリー! 『双子喫茶と悪魔の料理書』電子版特典書き下ろしショートストーリー
本が好きで、ライトノベルと出会って虜になって、自分もラノベ作家になりたいと思ってーーそうして僕は高校卒業後に専門学校の作家養成コースに入学した。けれど、講師として僕の前に現れた、現役女子高生ラノベ作家として名を馳せている雨音天袮は言い切る。 「専門学校に来ている時点で、おまえらには作家になる才能がない」 肩を落とす僕だが、天袮によれば、彼女についていけば作家になれる可能性は確実に上がるらしい。その言葉を信じて僕は授業に励むが、はたして僕は本当に作家になることができるのだろうか……? あざの耕平・白鳥士郎・三浦勇雄など人気ラノベ作家も特別出演! 大丈夫か、このラノベ業界ラノベ!?