著者 : toi8
波乱の末、王都魔法学院の入試を突破したレジスだったが、入学早々、王都三名家の一つ・ラジアス家の刺客に襲撃を受けてしまう。幸いにして大事にはならず、刺客を撃退したことで騒動は終わりを告げるものの、レジスはすぐに思い知ることになる。これは王都全体を巻き込む大事件の始まりに過ぎなかったことをーバラ色の学院生活とは程遠いレジスの日常。母の病を治すため、そして友を守るため、彼の戦いの日々は終わらない!学院編完結となる待望の第三巻!王都で進行する貴族の陰謀を打ち砕くため、レジスの新たな戦いが幕を開ける!
人類の存亡をかけた影なる戦い。 殺戮因果連鎖憑依体ーー 古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきたその存在は、感染する殺意であり、次元の裏側から送り込まれた人類絶滅のプログラム。 日本の暗部である《門部》は、不可視の存在を網膜に投影する改造眼球『天眼』と、時を止める超常の柩『停時フィールド』を武器とし、そのプログラムを追い立て、狩り、そして葬り続けてきた鬼狩りの組織だ。 時は現代。 百刈圭(ももかり・けい)と、乾叶(いぬい・かなえ)--心に傷を抱えて戦う二人が遭遇したのは、歴史上、たった六体しか確認されていない《白鬼》だった。 叶の親友に憑依したその鬼を巡って組織が揺れる中、黒ずくめの刺客《ゲオルギウス会》が動き始める。それは日本を守護する《門部》と同じように、ヨーロッパで連綿と戦い続けてきたもうひとつの鬼狩りの組織ーーバチカンの狩人たちだった。 《白鬼》とは何か。二つの組織の衝突はいかなる戦いを引き起こすのか。そして、滅亡を防ぐ希望はあるのか。 人類の存亡をかけて戦う、影なる戦士たちの一大叙事詩が、いま語られる。 気鋭・オキシタケヒコが描く異能バトルアクションシリーズ。イラストは各方面で活躍中のtoi8が担当。
没落貴族・ディン家の一人息子・レジスは、前世でニートとして生きた記憶を保持していたため、幼子とは思えない大人びた思考で周りの人間を驚かせていた。生まれながらにして膨大な魔力を有していた彼は、メイド・ウォーキンスの手ほどきにより、その魔法の力を開花させていく。こうして十五歳となったレジスは、かねてより予定していた魔法学院への入学を果たすことを決意。「すべては病に倒れた母を救うため」決意を胸に秘め、推薦人のアレクサンディアとともに王都を目指す!懐かしい仲間との再会、新たな友との出会い、王都を牛耳る貴族の陰謀ー腐敗に満ちた学院で光と闇を見たレジスの運命は!?新規エピソードを追加した学院入学編、登場!!