ジャンル : その他
冒険都市ルノで暮らすようになったレイトは、依頼をこなしつつも、愛狼ウルと穏やかな日々を送っていた。そんな折、彼は凶暴な魔物に襲われていたエルフの王女を救う。しかし、彼は本来殺される運命にあった彼女を助けたことで、トラブルに巻き込まれていく。そうした厄介事に苛まれる中、さらなる危機がレイトを襲うーー。最弱職からの異世界逆転ファンタジー、文庫化第3弾!
結婚式当日に妹と婚約者の裏切りを知ったディア。さらにディアを虐げてきた両親から、婚約者を妹に譲れと言われてしまう。居場所がないことを痛感した彼女は、家の警備をしていたジローと共に、町を出奔することを決意。 「これからは自分のために働いて、自分のために生きようと思います」 故郷を捨て、遠く離れた辺境の村で『毒親』にも『故郷』にも縛られず、憧れていた自由で穏やかな日々を送り始める。ディアを気に掛けるジローや新たに住むことになった村の人に囲まれ、人生で初めて自分らしく過ごしていた。 しかし、そんな彼女を連れ戻そうと故郷から厄介者たちが次々訪れーー? ディアが平和な日々と幸せな日常を手に入れるまでの物語、開幕!
“暁の国ゾンネ”の王太子ヨシカは、古びた日記帳を開いた瞬間、前世の記憶が甦る。ここは自分がプレイしていたシミュレーションゲーム『パラダイス・エデン』の世界だった。 そんなヨシカの眼の前にサポートキャラである精霊ハムリンが現れる。 『どうかこの世界をループから断ち切って、ハッピーエンドを迎えてほしいんだ』 待ち受ける処刑ルートを避けるべく奔走するが、実はヨシカは男として育てられた女性なので、“宵の国アーベント”の姫君と結ばれるハッピーエンドは不可能。 こうなったら姫君の方から婚約破棄してもらって国を出るしかない。 「よし。ならば、目指せ追放! 目指せ生存ルートを目標に頑張ろう」 生き残るため、そして世界を救うため、男装の王太子ヨシカが望むは追放エンド!
妙な令嬢に「悪役」にされ、婚約破棄されてしまったリヴィア。 さらに父の失態で悪名高い伯爵との縁談話が進み、最悪の婚約が確定⁉ 回避すべく奮闘する中、リヴィアにアプローチを続ける名門侯爵家子息・セリアンも 彼女を救うべく暗躍を開始してーー… 「今度こそ、必ず君を守ってみせる」 苦労続きの不憫令嬢と甘々な完璧貴公子のラブストーリー、第2巻!
冒険者学院を卒業しながらも母親のためギルド職員となったアルト・レイスは、平民出身という理由だけで上司のデズモンドからクビを宣告されてしまう。失意の中帰宅すると、そこにはステラを始めとする冒険者学院時代の友人達が彼の誕生日を祝うために集まっていた。アルトがギルドを追放されたことを知り、友人達はこぞって瞳を輝かせながらアルトを冒険者に誘う。実はアルトは冒険者学院を首席で卒業した凄腕の召喚士だった!一方、デズモンドはアルトをクビにしたことがきっかけで破滅していくことに…。追放された元・冒険者ギルド職員は旧友と共に伝説を築き上げる!
花魔法を使えるスイレンは、王都で貧しいながらも花売り娘として暮らしていた。そんなある日、敵国の竜騎士リカルドが捕われているのを目撃する。逆境に屈しない強い瞳を見たスイレンはリカルドに一目惚れ。リカルドのもとに通い、彼と心を交わすようになっていった。だが数日後、リカルド救出のため敵国の竜騎士がやってきて、リカルドも自らの竜に乗り飛び立ってしまう。…かと思いきや、急降下したリカルドがスイレンを優しく抱きしめ!?「これからは一緒に暮らそう」こうしてスイレンは、敵国で幸せに暮らしていくはずだったがー。騎士は花娘に対し、異常なまでの独占欲を剥き出しにするのだった…!
中央に戻り、外廷の医務室勤務になって医官たちの仕事を手伝う猫猫。後輩もでき、新しい部署にも慣れていく。しかし猫猫たちが不在の間に、宮廷では妙な派閥争いが起きつつあった。正しき血統を維持しようとする皇太后派と、新しき流れを作ろうとする皇后派。安氏と玉葉の意思とは裏腹に、周りは次第にきな臭くなっていき、特に若い武官たちの間では、傷害沙汰が繰り返されていた。そんな中、猫猫は姚に頼まれて「名持ち」の一族の会合に参加することになるのだった。
その中年男は、罪を重ねてきた。二度寝、遅刻、居眠り、サボり、深酒、虚偽、欺瞞、等々。法に触れない範囲で、たくさんの悪事を働いてきた。異世界へと迷い込み、強い力を手に入れてからは、堰を切ったかのようにやりたい放題。盗賊を襲撃して逆に強奪したり、美女の弱みにつけ込んで契約を強要したり、多くの女性をたらし込んだり……。 そしてまた、今日も今日とて罪を犯す。現代日本では大罪、ここ異世界では合法。人権無視なのに人助けになることもある、倫理観の違いを象徴するかのような罪。金さえあれば誰でも美女を手に入れられる禁忌の制度。あれこれ理由をつけて中年男は、念願にして禁断の奴隷少女を購入するのであった。
護民官を僭称し、ヘカトンケイルを恐怖で覆ったナバリオーネは獄死した。しかし、ヘカトンケイルは未だ危地のただなかにあった。残桜症ーー高い感染力と致死率を持つ疫病が尚もはびこる中で、季節は巡り、冬となった。降りしきる雪と下がり続ける気温が、史上類を見ない厳冬を物語っていた。ピスフィやナバリオーネが予見していた通り、凍れる冬がヘカトンケイルを襲ったのだ。全球規模の寒冷化と未曽有の疫病に苦しめられ、滅亡めがけて転がり落ちていくヘカトンケイルで、康太は自分にできることを探し続ける。釣り糸を垂らして根魚を釣り、おにぐるみの樹液を煮詰め、干潟で青のりを拾い、移民島の畑で大根を引っこ抜き……康太が出した結論とは?
目的は、盗まれた異世界間転移魔法の設計書を取り戻すことと、後藤の仮の体として使うために等身大の人形を手に入れること。急いでメナエベットへと飛んだカエデたちだが、人形の街と呼ばれるベイスクイットで目当ての人形を見つけるも盗まれてしまい、人形を追ってトタリティへと移動する。トタリティは、盗まれた設計書が持ち去られた場所としてリタチスタが目星をつけていた街であった。しかしリタチスタは設計書が隠匿解除のために別の街へも回されていることを知って危機感を覚え、別行動をしているバロウたちにもそれを知らせるようにカエデに頼んだのだがーー。
アランを追ってベイメール王国にやってきたリョウは無事にアランと再会。晴れて恋人同士となった二人は気の向くままにベイメール王国を旅することになった。旅の途中で弱々しい老人だけの山賊に遭遇する。事情を聞くと、どうやら横暴な領主に働き手をとられて畑も耕せず、生活に窮しているということだった。話を聞いたリョウはその農村に手を貸すことに決めて、アランと移住することにした。リョウはとある秘策で村の食料事情を改善し、村人達からは『お嬢』と言われて慕われるようになった。しかし、領主から若者を取り返さない限り村に村未来はない。行く末を心配していると……。
ある日、高熱を出したことで家族に愛され幸せに過ごしていた前世を思い出したソフィア。そのお陰で、現在の自分が家族全員に後回しにされ、虐げられていることに気がついてしまった。現に、婚約者が突然、姉に心変わりをし、婚約をなかったことにしたいと言い出しても、家族は誰も彼を責めないばかりか、姉との仲を祝福する! こんな家族のために生きるのはもうやめようと、ソフィアは今まで「淑女らしくないから」と隠していた剣術の才能を使って独立しようと決意する。そんな彼女を唯一、幼馴染の花屋のアルだけが応援してくれてーー!?
伯爵令嬢のミリアベルは、婚約者のベスタと貴重な聖魔法の使い手であり「奇跡の乙女」と呼ばれるティアラが、肩を寄せ合って暗がりに姿を消すのを目撃した。さらに次の日、ベスタに冤罪をかけられ、理不尽に婚約破棄されてしまう。愛する人に裏切られ、失意の日々を送るミリアベルだったが、なんと聖魔法の才能が開花し、公爵家のノルトの下に身を寄せることに。ノルトの優しさに触れ、自信を取り戻したミリアベルはベスタに引導を渡しに行く。一方その頃、国では魔獣が大量発生しており、聖魔法の使い手は討伐への同行を要請されるがーー? 愛と陰謀が渦巻く、重厚な異世界ファンタジーの開幕!
柔弱な第三王子フレディの婚約者としても、父にないがしろにされる侯爵令嬢としても、幼い頃から苦労してきたリーファ。彼女が心安らげるのは、学園の男性教師ラーシュの手伝いをしながら穏やかに過ごす時くらいだった。そんなある日、リーファは父から義姉がフレディの子を身ごもったため婚約を解消して卒業後は修道院へ入るよう通達される。そのつもりでいたリーファだったが、ラーシュへもそのことを伝えると彼の態度が豹変! なんと学園内のカフェテリアでうたた寝をしていた最中、突然キスされ「俺のものになれ」と言われてしまう。しかも、ラーシュの正体は実は王弟という話で……!?
フラメル商会の長女、グレイス・フラメル。商会の経営が傾くなか、両親は愛らしい容姿の妹ベリンダに玉の輿を期待している。一方、妹に反して平凡なグレイスは家族から虐げられる毎日を過ごしていた。ある日隣領への買い物途中、グレイスは川で溺れかかっている少女を助ける。彼女は名も告げず急いで家に戻るが、使いを果たせなかったと家族に罵られ、妹の婚約者から殴られてしまう。自分への態度や家族の価値観に我慢の限界を迎え、家を飛び出すグレイス。行くあてもなく立ち尽くしていると、天使のように美しい青年に声をかけられる。彼は妹を助けた人間を探しており、実は隣領の伯爵家の令息で……!?
目が覚めたら牢屋にいて、屑中の屑である白豚令嬢【ソフィア・グレイドル】に生まれ変わっていた主人公。予想外の出来事と、慣れないぽっちゃりボディに困惑する彼女に告げられたのは、明日には断頭台行きという事実。日付が変わり、処刑台で最後の時を迎えるその時……! 突如神様が現れて、うっかりミスでソフィアの体に魂を入れてしまったと告げられる。そして、神様の提案でソフィアとして五歳から人生をやり直すことに! 数々の断罪フラグをへし折って、時にはざまぁをしながら新たな人生を楽しむソフィアは、知らないうちに周囲の人々に溺愛されていきーー? 白豚令嬢のやり直しファンタジー、開幕!
ローガンズ伯爵家の庶子で、幼い頃から家族に虐げられていたシャーリー。父親の命令で、政略結婚の身代わりとして嫁ぐべく、サリウス公爵家へ向かうことになった。だけど、実家の悪評のせいで公爵家の使用人たちからの視線は冷たく、しかも早々に身代わりだとバレて破談の危機に……。そんな中、『野獣公爵』と呼ばれるガゼルは、シャーリーの境遇を知り、ひとまず婚約者候補として公爵家に置いてくれると言う。メイドが付き、夫人教育も受けられるという好待遇に驚きつつも、シャーリーは一生懸命取り組むことを決意! そうして健気に頑張る姿を見て、ガゼルを筆頭に、メイドや護衛、果ては王女様までもが彼女を愛でるようになりーー?
これは、最高の友人たちと送る、最幸の復讐劇ーー かつて、王兄との婚約の末、吟遊詩人と駆け落ちをした「毒の華」。そんな母親を持つ令嬢エミリアは、「母親のようにはならないよう」と地味に生きることを強いられてきた。しかしその地味さゆえに婚約破棄をされた彼女は、父親に男一人も引き留められないのかと罵倒されてしまう。言われた通りに生きてきたのに、これ以上どうしろって言うの!? 混乱と失望のまま、家を出たエミリアは親友であるミシェルの家に拾われることに。「知っていて? 女の子はお人形遊びが好きなのよ」華麗で奔放、最強な令嬢ミシェルは、今まで押し込められていたエミリアの美しさを解放する。そしてエミリアは、彼女の元婚約者のいる舞踏会に再び立つことになりーー?
目が覚めると異世界に転生していた元日本人の主人公・ミリーは、拾われた先で快適環境を構築中! いつの間にかペーパーダミー商会の会頭になっていたミリーは、成り行きで自分がオーナーとなって菓子店を開店することに。店選び、備品選び、従業員を雇って商品開発……と奮闘するミリーの前に、ジョーの母親を名乗る人物が現れてーー? しかもジョーの実家のお茶会に招待!? 砂漠の国からやって来たラジェと交流を深めるミリーだけど、彼のために治癒魔法をかけることになり……。一方で、ミリーの正体に疑惑の眼差しを向ける王太子・レオナルドは、ある過去を思い出していてーー。ついに出生の秘密に迫る第三巻!