ジャンル : 少年
奇智彦が摂政になって間もなく。東国を治める豪族の長、祢嶋太刀守が三〇〇〇の兵を率いて王都を取り囲む。太刀守は、娘を奇智彦の妻にすると取り決め、姫を残して去ってしまう。「自分の手足となる軍隊」を切実に求める奇智彦だが、先立つカネがない。そんなとき、奇智彦の許嫁となった“白い妖巫”-愛蚕姫が、妖しく囁く。「殿下。借財にもコツというものがあるのですよ」-銃口は火を噴き、自動車は公路を逆走し、熊相撲の笛は闇夜をきりさく。黎明の王国に、新たな謀反の風が吹く!
「ごめんーちょっと、考えさせて」二度目の告白をした、あの日からしばらく。冬は未だに糸と連絡が取れておらず、落ち着きのない日々を過ごしていた。通知が来るたびに、もしかしてと思ってスマホを見ては、落ち込む。そんな不毛を繰り返していると、突然糸からメッセージが届いた。『このたび私、皆瀬糸主宰リアル謎解きゲーム「糸ちゃんの挑戦状」を開催いたします。』謎を解いていくうちに、明かされる糸の真意。そして冬は、今まで見つめてこなかった、本当の“皆瀬糸”と向き合うことになるー。社会から逃げ続けた二人の物語、ここに完結。
姫茴さんのふとした投稿がバズった結果、「cafe tutuji」が突然の連日大繁盛!「cafe tutuji」宣伝担当の押尾君にとっては嬉しい悲鳴だったが…しかし。「-颯太君、学年末テストの勉強してる?」その一言が、押尾君を凍らせる。「…もちろんしてるに決まってるじゃん!」焦りから佐藤さんに大ウソを吐いた押尾君(※勉強はやっていません)は、佐藤さんが純真な目で提案するドキドキおうち勉強会を、そして迫りくる学年末テストを無事乗り越えられるのか?糖度120%の甘々青春ラブコメ、イチャラブ偏差値も120オーバー!!
明日話すべき話題も、今週買うべき洋服も、全部スマホ(トレンド)が教えてくれる。何者かになってみたいーそんな願いを持つ間もないほどこの世界は忙しい。活動休止中のイラストレーター“海月ヨル”、歌で見返したい元・アイドル“橘ののか”、自称・最強VTuber“竜ヶ崎ノクス”、推しを支えたい謎の作曲家“木村ちゃん”。世界から少しだけはみ出した少女たちは匿名アーティスト“JELEE”を結成する。自分じゃない“私たち”ならー輝けるかもしれない。TVアニメ『夜のクラゲは泳げない』のノベライズ、第一弾!
宮本絶花。彼女は宮本武蔵の子孫で類まれなる剣の腕を持ち、剣に人生を振り回されていた。元凶は彼女の刀『天聖』。この刀は意思を持ち、敵の胸から力を奪って絶花の胸を育て、強さに変えるおっぱい好き!?強くなるほど、孤独になる彼女は…「おっぱいなんて大嫌いです!私は普通の女の子になって、友達が欲しいんです!」『天聖』が神器と呼ばれる武器だと知った絶花は謎を知るため、友達を作るために、駒王学園中等部の門を叩いた!そして彼女は出逢うー紅髪の悪魔リアス・グレモリーに。おかしな先輩や同級生に囲まれ、剣の腕を見込まれ、駒王学園で青春をおくる新たな「D×D」ストーリー!
ルーナとエレナ。晩餐会で二人の貴族令嬢から告白を受けたことでベレトの学園生活に変化が訪れていた。令嬢たちと一緒に登校し、図書室で思いっきり甘えられ、教室でこっそりキスされ…さらに晩餐会で急接近した歌姫・アリアもまたベレトに会いに学園にやってくる。そんな令嬢たちとの甘い学園生活を経て専属侍女のシアともついにデートすることになりー。「お慕いしております…。本当に、本当に大好きです…」デートのさなか膝枕され、抱きしめられ、その想いに触れたベレトはシアとも強く結ばれることになる。卒業式が近づく中令嬢たちとの関係はより深まりー甘々学園ラブコメ第4弾。
美少女英霊たちの弟子となり、魔物の大軍を退ける大活躍をしたウィリアムは、今日も修行に打ち込んでーいなかった。「この前一生分の修行をしたじゃんか」「お前という奴は!」サボリ癖の抜けない弟子に、英霊たちは四苦八苦続き。そんな中、第三王女のカノン・ユークリウッドがクラスに編入され、何故かウィリアムに接触を図ってくるように。「わたくしは、あなたのことをよく知りたいと思っています」笑顔でそう告げ距離を近づけてくる彼女の本当の目的は、なんとウィリアムの身辺調査、もしくは暗殺!?『最弱兵器』は、新たな危機をどう乗り越えるー?
神秘の孤島を出発し、なおも救世の冒険を続けるレクシア一行は、大陸最古の歴史を誇るラステル王国へと辿り着くが…「貴方は…かつて行方不明になった、我が国の王女さま!」レクシアの護衛にして、最愛の相棒でもあるルナに“王女”説が浮上!?レクシアたちとルナは離れ離れにされてしまう。「私とルナを引き裂くなんて…絶対に許さないんだから!」王族による邪悪な陰謀が蠢き、世界の存亡を揺るがす太古の文明が眠るラステル王国で、レクシアとルナが選ぶ道はー?「私、ルナがいないとダメみたい」「とんだワガママ姫だな」美少女たちの絆が試される、超人気ガールズ・スピンオフ!!
誰にも気づかれずに退治しまくった『金属スライム』由来の規格外な力で、衝撃的な探索者デビューを果たした三鷹悠真。入社したダンジョン企業の社長に連れられ、悠真が向かったのは…マッドサイエンティスト・アイシャの研究所。ずっと秘密にしてきた悠真の能力が、ついに彼女にバレてしまいー「君は本当にとんでもない逸材だよ、悠真くん!!」「…え」悠真の怪物的な戦闘力を巧みに利用しながら“黒のダンジョン”の最深部へと探索を進めていくアイシャ一行だったがー「悠真くんは…私の想像を遙かに超えた存在だったんだね」彼女の暴走(研究)によって、悠真は新たな覚醒を遂げる!
魔王討伐の旅から五十年ー女神の祝福によって身体を若辺らせた最強の剣聖・スイルーンは、とある約束を果たすため、在りし日に成し遂げた冒険の旅程をふたたび辿ることになる。のんびりとした一人旅になるはずが…半世紀前、ともに魔王と対峙した伝説の大神官(腐れ縁のじじい)がついてきた。そこに、なぜか懐かれた聖獣(神々しいモフモフ)や、驚愕すべき才能に恵まれた最愛の孫娘たち(とてもかわいい)も加わり、規格外な面々に囲まれた、何かと騒がしい旅路にー。魔王と勇者の戦いが思い出になった頃ー平和を実らせた美しき世界を味わう、気ままな“二度目”の冒険が幕を開ける。
「そちらの胸を隠してください!」「女である私の胸などどうでもいいだろう!?」スライムに服を溶かされた男の俺を見て、躊躇なく自分の着ていた服を脱いで渡してくる女冒険者のエルミー。俺が転生したのはゴブリンやオーク、女盗賊さえも狙うのは女ではなく男という、貞操が逆転した異世界だった。この世界の常識を知らない転生者の俺は、無自覚に女性たちの好感度を上げていき!?さらには唯一回復魔法を使える職業『治療士』の最上位職『聖男』ということがわかりー。高ランク冒険者たちだけでなく、女王からも言い寄られることに!?貞操逆転世界で求められまくるファンタジー!
古典的な服装と清楚で純粋な振る舞いによってクラスで絶大な人気を誇る文学少女・古川葉桜。気怠げで軽薄そうな見た目からクラスで避けられている俺には関係ないと思っていたのだが「理比斗くんが私をオトナにしてくれました!」今までと真逆の姿になった葉桜の一言で状況は一変した!「理比斗くんはオシャレでカッコいいですし、他人を気にせず自分を貫き通しています…私の憧れるオトナそのものです!」俺のアドバイスで垢抜けた姿を恥じらいながらも、『皆みたいに恋愛したい』と俺に大胆なアプローチを繰り返す葉桜。更に彼女との仲が深まるにつれ、クラスでの俺の扱いも変わってきて!?
学園迷宮にて婚約者のリリーシュカを救ったやる気なしの王子のウィル。やる気を代償に神代魔術を使うのはもうこりごりだと平穏を求めていた。そんな中、学園の実力者らが集う決闘祭の開催が決定。優勝候補と名高い『氷の魔女』リリーシュカ、公爵令嬢で元婚約者のレーティアの参戦が決まり、二人に押し切られる形で結局ウィルも出場するハメに…白熱する決闘祭。対戦カードはリリーシュカVSレーティア。氷魔術のエキスパートと焔魔術の実力者。新旧婚約者によるウィルを巡る戦いの舞台がいま、幕を明けるー。政略結婚から始まる超王道学園ファンタジー、氷炎輪舞の第2弾!
訳ありの少年少女が集められる防衛省直轄の機密教育機関、紫蘭学園。実働A班の執行官・羽黒潤は、国際的テロ組織イエローアイリスとの激闘後も任務に追われていた。そんな中、離反疑惑のある特戦群の狙撃手・川崎ミカエラの抹殺を言い渡される。A班の狙撃手・桜ヶ平青葉を連れていくも、先のテロリストとの戦闘で彼女は人を撃てなくなっており、任務に失敗してしまう。二度目の失敗は許されない。けれど、敵陣営には潤の師匠となる伝説の狙撃手の存在も確認されてー。引き金を引けなくなった若きスナイパーに道を示せるか?不遜×最強ボディガードによる異端学園アクション、第二弾!
ゾンビになっても未来は明るい。人間の時よりも元気な体になるし、宇宙飛行士(※酸素や新鮮な食料を必要としないゾンビは、宇宙船や月面基地での仕事に適しています)にだってなれる。ゾンビだって恋をする。バレンタインデーにはクラスの気になるあの子に、ライバルより高級なゴルゴンゾーラ(※ゾンビは新鮮な食品を嫌いますが、発酵食品は人間と同じものを食べられます)をあげたい。ゾンビ誕生から「歴史完成」に至る、人間とゾンビの宇宙興亡千年史!※2519年6月20日「新人類憲章」の成立により、長年差別的であるとされてきた「ゾンビ」という呼称は廃止されました。本書では当時の時代背景と本書の資料的意義を考慮し、一部表現をそのまま掲載しています。
「俺はステラを救い出す」『聖法競技会』での女神の策略により、ステラが地下牢獄に囚われてしまった。死刑必至の魔女裁判が迫るなか、女神に対抗する俺たちの前に現れたのは“救世女”と呼ばれるどこか見覚えのある少女で…。「あんたが魔女・ステラに誑かされてるのはよーくわかったわ」艶やかな黒髪にツンと吊り上がった眦、そして見慣れたセーラー服。俺の幼稚園以来の幼馴染・華具夜満月がそこにいてー!?女神に召喚された満月はその命に従い、『神の力』を纏った竹刀を振り回しステラに襲いかかる。ふざけやがって、あの性悪腹黒女神!俺はステラの精霊だ。推しの幸せは俺がオタクのすべてを捧げて守ってみせる!!
二森啓は思っていたのだ。もう自分は、いつ死んでもいい存在だと。だがもう、それは叶わなくなったー。大事な仲間を立て続けに失い、悲しみと絶望感に覆われた『ほうかごがかり』。そんな時に啓が示した明確な意思をきっかけに、『太郎さん』は隠された事実を明らかにするー「七人目の『かかり』だよ」どうやら前年から『かかり』でありながらも、ずっと役割を逃れている人物がいるという。それを知らされた啓たちは…。「…ほんとに、あれがやってたことを引き継ぐのか?」理不尽、そして怒り。追い込まれていく子供たちの、死を決した闘いの記録。鬼才が放つ恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第3巻。
普通の高校生・海以蒼太が乗る電車には、他校の美少女が乗っていた。冷たい態度で他人を寄せ付けない“氷姫”-東雲凪。それが彼女の名前。ある日蒼太は彼女が痴漢に遭っているのを目撃し、勇気を振り絞って彼女を助ける。その次の日、彼の前に彼女が再び現れて…。「電車に乗っている間、傍にいて…欲しいんです」友人がいないという彼女のお願いを断る事が出来ず、蒼太はそれを引き受ける。彼女にとって初めてで、たったひとりの“お友達”になる事を。「一番は海以君って決めてましたから」世界でたったひとり、自分にだけ甘く溶けていく他人に冷たい“氷姫”。蒼太は彼女と“お友達”であり続けられるのかー。第8回カクヨムWeb小説コンテスト「ラブコメ」部門“特別賞”&“CW賞”受賞作。