ジャンル : 少女
1991年、初夏。津和野夕希、16歳。わたしは夢を見ているんだ、と夕希は思った。そして、夢の中の少女は夕希自身だった。『由起乃』-彼は少女の名を呼んだ。クラスメイトの日高達朗は、すごく真剣な目をして、夕希を見つめていった。「あんた。由起乃とは、似ても似つかねえや」“-彼が見ていたのはわたしじゃないの?わたしを通してほかの誰かを見てたの?”
恋の始まりは、いつも突然…。17歳の倉橋樹の場合も、それは唐突に訪れた。雨宿りに飛びこんだ“六本木ピットイン”。煙草の煙と、ジンの香りの向こうに、彼、織田恭平がいた。恭平の吹くアルトサックスの音色が、樹の心を捉えて放さない。初めて知る本物の恋。彼に導かれるまま、樹はジャズの世界へ…。高校最後の夏。樹のほんのりビターなラヴストーリーが始まる…。
あたし、リリアン。バドリジア王国の第二王女。父様は亡くなってしまったけど、女王である母様と、カナリー姉様、妹のクレメンティアと四人で、平和に、幸せに暮らしていたの。でも、その平和は、一瞬にして崩壊してしまった。野望に満したシタ王国によって。あたしはたったひとり、隣国のブロニジアに落ちのびたけど、何もかも失って、いったいこれからどうしたらいいのだろう…。壮大なヒロイック・ファンタジー開幕。
結実の父の荘式があった。結実は、不思議と涙が出なかった。そんなとき、昔父の会社で働いていた嶺子が久し振りにやってきた。今の結実と違って、ゆとりがあって幸せそう。でも驚いたことに、浜田が嶺子の従弟で、嶺子は浜田がオーナーの会社で働いてるだなんて…。結実は、なりふりかまわず、女優よりも知名度のあがる歌手を選んだ。それにはなにがなんでも、待子の協力が必要だった。
高校2年の夏。17歳の誕生日の花音は松浦一泉(みーくん)と再会した。でも彼にとっては、その日は恋人・祐実の一周忌だった。「皮肉だね。俺、もう、花音の誕生日を祝ってやれなくなっちゃった…。」すれちがってしまう想いに、花音の心は重い。恋人の大沢淳悦(淳くん)も含めて、ガラスのように儚くこわれやすい心たちの姿を花音は知っていく…。好評シリーズ第5作。
あたし、みんの。中学2年。実は今、とっても困ってる。だって、うちのお父さん、突然会社を辞めて「便利屋」なんてはじめちゃったんだよ。そしたら、幼なじみのハズムが依頼にきて、犬のラブリーを捜してくれって。最初はしぶしぶ手伝ってたあたしだけど、調査を重ねるうち、意外に奥が深そうな事件ってわかってきた。うーん、あたしってば、もしかしたら探偵稼業に向いてるのかも。
私(真夏)のママが再婚して、新しい家族との生活が始まった。ママが私だけのものじゃなくなるのはちょっと寂しいけど、ママの幸せのためだもの、仕方ない。でも、がまんならないのはあの女-私の継姉・美香子のこと。美香子は、私が大好きな紀之さんの恋人だったことがある。そして紀之さんを振ってしまったくせに、「もう一度よりを戻してもらおう、と思ってるの」なんて言いはじめて。
女子校に通う綾乃は、バイクとぶつかって気を失い、病院に運ばれた。そのときから綾乃の頭の中にゆうこという知らない少女が住みついてしまった。ゆうこは綾乃の担任の筒井先生を知っているらしく、さかんに綾乃をけしかけ、筒井先生に綾乃の存在をアッピールさせた。ゆうこの気持ちを思いやる綾乃は、筒井先生の家を訪ねたりして、先生の関心を自分に向けさせようと必死になったが…。
五月祭のイヴ、その日は妖精の国への扉が開く日。その扉は、ショウのママのイギリスのクレイトン家の領地のどこかにあるらしい。あたし(モリカ)は今年こそ妖精王であるパパに会おうと、ショウと2人でイギリスへ行くことに決めてる。ところが、同じ高校のロック部のウィングが、プロデビューのレコーディングをロンドンのスタジオですることになった。そこで、皆で一緒にイギリスへ…。
『ザワリ。空気が動いた。ザワッ、ザワワ。木々の枝葉がゆれて、風をつくりだしている。木立の間をすかし見ると、緑色の雲が舞い降りてきた。緑色に輝く、シジミ蝶の大群だ』少女ルナの月の魔力が、北海道への合宿旅行を境に、パワーアップされた。力を得たルナをささえたのは、ルナの騎士ソルではなく、時の魔術師テラだった。複雑な恋の三角関係がはりめぐらされたとき、ポンポン船のマールに異変がおこった。
真夜中の宝石店。華麗な泥棒さんのトオルとにらみ合っているのは、人気ロックボーカリスト哀川瞬。光り輝くダイヤ〈天使の涙〉を2人で争ったあげく、瞬クンは、「おまえのいちばん大切なものを奪ってやる」と言い残して去った。その日から、トオルは別人のように冷たくなってしまったの。悲しくてぽっかりあいた心の隙間に、瞬クンの優しい囁きが忍びこんでくる-。ね、トオル、“いちばん大切なもの”って、あたしじゃなかったの。
美香ちゃんは、ぜったい俺を好きになる!って迫るのは、人気ロック・ヴォーカリストの百太郎。超能力を持っているから、私のことなら、なんでもわかるんだって。で、私を校門で待ったりして。やめてよね、聖カトレア学園は、男女交際マル禁のキビシイお嬢様学校なんだから。でも、百太郎のバンドの衣装係をひきうけたときから、私の心は百太郎に近づいていく。これって、ほんとに恋の魔法なの?彼の超能力の秘密、ぜひ読んでください。
さおりの失恋をきっかけに、あたし・清美と恵子と有紀の仲良し四人グループのゲームは始まった。失恋の苦さを体験して、はじめてほんとの恋ができる-つまり、ふられた回数が一番多い者が優勝。期間は10ヶ月。無理だと思ったら大マチガイ。あたしは、みんなの予想どおり、ふられてふられて、ぶっちぎり。賞品のハワイ旅行は目前に!でも…失恋よりも、もっと、せつない恋が始まった。やっぱり、恋のパスポートが欲しい。
「お兄さん、こわい。はやく、たすけにきてください」-京都から上京してきたばかりの日下君の妹、百合子さんが誘拐された。捕まっている場所の手がかりは、百合子さんが海に流したビン詰めの手紙だけ!推理研のみんなで手分けしての大捜索。でも、探索に加わった高田さんは、事件そっちのけで美奈子にアタックしてるし…。どうしよう。葛西、舞浜、幕張と、いま流行りのデートスポット、ベイエリアは危険でいっぱい。
今回の調査は、この館で数知れない人間が姿を消しているという幽霊屋敷。建てられてからも増改築を重ね、いまや106室を数える異様な洋館だ。しかし、建物の外周と内側の寸法が一致しない-隠し部屋?呼び集められたのは、「渋谷サイキック・リサーチ」組を含めて総勢20名。その中から3人が消え、そして、ついに麻衣が連れ去られた。そこは血に塗りこめられた部屋。喉には冷たい包丁が。夢なら、ナルの腕の中で覚めさせて。
あたし、後野まつり。八幡高校1年生。超常現象研究会(超常研)のメンバー。異常にトラブルを呼びやすい体質なのか、入学当初から妙な事件に巻きこまれ続けて、ついに!封印された栄の超能力を解放するため、火星にまで行かなきゃならない羽目になってしまったの…。あたしたち超常研のメンバーは、またまた火星で、どんな事件に遭遇するんだろう。というわけで、“前編”の始まりです。
あたし、工藤由香。都立高校の2年生。いま、あたしとサキは、山浦理恵ちゃんという女のコのウチの庭にいます。理恵ちゃんの誕生日のパーティーに呼ばれてるの。ただね、あたしとサキは、みんなといっしょに楽しんでいるわけにはいかなかった。じゃあ、なんで、そんなあたしたちがこのパーティーにきているかというと。それは、探偵さんをやるためだったの…。
あたし、高取未来。15歳。代官山学園1年生。またまた、ステキな男性に恋してしまったの。その人は、ファッションデザイナーの若杉さん。ちょっと年上だけど、恋には関係ないもんね。でも、困ったことに、親友の大高地桃子に紹介したら、彼女も一目惚れしたみたいなの。その上、若杉さんの秘書の三田村さんが自殺するという事件に巻きこまれて…。やっぱり、霊感が発達している南アリサさんの助けを借りるしかないのかな。
わたし、こんなに泣いたの、初めて。みんなみんな、アイツのせい。-松田知弘。わたしの好きなひと。松田クンのバカ。あんなにあっさりフルことないじゃない。もしかしたら…って思えるくらいに、結構、仲よくしてくれてたのに。だから、やっとの思いで、告白したのに。ホントに、…もう、ダメ、なの、かな。わたし、まだ、あなたのことで、いっぱいみたい。…告白なんか、するんじゃなかった。