死亡遊戯で飯を食う。5
〈ハロウィンナイト〉を生き延びた私・幽鬼の前に現れた美少女。その正体はあの丸っこい娘さん・玉藻だった。
様変わりした彼女を(泣く泣く)弟子にした私は、盲目のプレイヤー・鈴々を訪ねる。
視力に頼らずゲームを生き抜いてきた彼女に、その技術を教えてもらおうと思ったのだがーーこの人、かなり物騒な思想の持ち主で……。
修行を終えてしばらくが経ち、新たに挑むは剣士の決闘をテーマに据えたゲーム〈ロワイヤルパレス〉。
立体感と遠近感に欠けた視界で、この戦いを生き残れるのか?
あるときは離島で、またあるときは王宮で。
今日も私はーー死亡遊戯で飯を食う。
……たとえこの身が裂かれようとも。
関連ラノベ
第18回MF文庫Jライトノベル新人賞“優秀賞”受賞作。目を覚ますと、私は見知らぬ洋館にいた。身に覚えのないメイド服に、同じ境遇の少女が他にも五人。“ゲーム”の始まりだった。私たちが脱出しなければならないのは、殺人トラップに満ちた洋館“ゴーストハウス”。命懸けのゲームに巻き込まれたという事実に、少女たちは顔色を悪くするーただ一人、私を除いて。プレイヤーネーム・幽鬼。十七歳。殺人ゲームのプロフェッショナル。メイド服で死の館から脱出したり、バニースーツで他人と殺しあったりして、獲得した賞金で飯を食っている人間。どうかしてると思います?私も思います。だけど、そういう人間がこの世にはいるんですよ。-死亡遊戯で飯を食う、少女が。 2022/11/25 発売
第18回MF文庫Jライトノベル新人賞“優秀賞”受賞作、第二弾!“キャンドルウッズ”から三ヶ月。私・幽鬼はプレイヤーに復帰した。足元の不安な廃ビルから脱出するゲーム“スクラップビル”。高飛車なお嬢様のプレイヤー、御城に困らされながらも、私はゲームをこなす。-それから時は過ぎ、私は三十回目にさしかかる。“三十の壁”。三十回辺りのゲームで、プレイヤーに不幸がたたみかけるという業界の“呪い”。その影響か、あるいはそれを気にするせいか、私は調子を落としていた。そんな私に、さらに近づく影がひとつー「このゲームを潰す、お手伝いをしてほしいのです」あるときは廃ビルを探索し、またあるときは風呂場で札の争奪戦。そうして今日も私はー死亡遊戯で飯を食う。 2023/01/25 発売
【カンザキイオリ(『あの夏が飽和する。』)&斜線堂有紀(『恋に至る病』)&冬野夜空(『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』)解説を収録!】 〈三十の壁〉を私・幽鬼は乗り越えた。 失った手指も取り戻し、完全復帰。 続く目標としていた四十回目も乗り越え、順風満帆のプレイヤー生活を送っていた。 しかしーーそこに暗雲が立ち込める。 クリア回数三十超えの強豪が集う四十四回目のゲーム〈クラウディビーチ〉。 そこで見たものは、あの忌まわしき殺人鬼を彷彿とさせるばらばらに刻まれた遺体だった。 犯人を探すべく、絶海の孤島を駆け回るプレイヤーたち。 それを嘲笑うかのように増えていく犠牲者。 そして私が最後に対面したのは〈キャンドルウッズ〉にいた彼女の後継者だった。 ある時は制服の遊園地で。 またある時は水着のビーチで。 私たちは今日もーー死亡遊戯で飯を食う。 2023/04/25 発売
“クラウディビーチ”を乗り越えた私・幽鬼に、同時期に行われたゲームで参加者の大半が殺害される惨事が発生したとの報が舞い込む。かつて出会ったプレイヤー・毛糸とともに調査へ繰り出し、『殺人鬼』の再来を私は知る。いずれ訪れる邂逅を覚悟していると、さらなる凶報が訪れる。それは“キャンドルウッズ”で消えない傷を刻まれた右目の動向を伝えるもので…?おまけに近頃は夜間学校のクラスメイトからも監視されていて心配事は山積み。そんな中で私が挑むは、生者と死者の行き交う夜“ハロウィンナイト”。ある時は学校帰りに。ある時はカボチャ畑で。我らその身が朽ちるまで、死亡遊戯で飯を食う。 2023/08/25 発売
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