ラノベむすび | バケモノのきみに告ぐ、(1)

バケモノのきみに告ぐ、(1)

バケモノのきみに告ぐ、(1)

出版社

KADOKAWA

発売日

2024年5月10日 発売

ジャンル

城壁都市バルディウム、ここはどこかの薄暗い部屋。
 少年・ノーマンは拘束されていた。
 どうやら俺はこれから尋問されるらしい。

 語るのは、感情を力に換える異能者《アンロウ》について。
 そして、『涙花』『魔犬』『宝石』『妖精』。名を冠した4人の美しき少女とバケモノに立ち向かった想い出。

「とっとと倒して、ノーマン君。帰ってイチャイチャしましょう」
「……いや、君にも頑張ってほしいんだけど?」

 全くやる気のない最強で最凶な彼女たちの欲望を満たし、街で起こる怪事件を秘密裏に処理すること。
 これこそが俺の真なる使命ーーーーのはずだった。

 だが、いまや俺はバルディウムを混乱に陥れた大罪人。
 魔法も、奇跡も、幻想も。この街では許されないようだ。
 でも、希望はある。どうしてかって?

 --この〈告白〉を聞けばわかるさ。

 第30回電撃小説大賞最終選考会に波紋を呼んだ、異色の伝奇×追想録。
 ラスト、世界の均衡を揺るがす少年の或る〈告白〉とはーー。

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