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バケモノのきみに告ぐ、(1)バケモノのきみに告ぐ、(1)
ここはどこかの薄暗い部屋。少年・ノーマンは拘束されていた。俺はこれから尋問される。語るのは、心を異能に換える能力者“アンロウ”について。そして、4人の少女とバケモノに立ち向かった想い出。「とっとと倒して、ノーマン君。帰ってイチャイチャしましょう」「…いや、君にも頑張ってほしいんだけど?」全くやる気のない最強で最凶な彼女たちの欲望を満たし、街で起こる怪事件を秘密裏に処理すること。これこそが俺の使命ーのはずだった。だが、いまや俺はこの街を混乱に陥れた大罪人。魔法も、奇跡も、幻想も。この街では許されない。でも、希望はある。なぜかって?-この“告白”を聞けばわかるさ。第30回電撃小説大賞銀賞受賞作。 2024/05/10 発売