熾界龍皇と極東の七柱特区 2
突如、第七特区の空を覆った巨大な浮遊城。それは七柱の一たる“始魔”の居城だった。神祖みずからの来臨に緊張感を増す湊たち。だが、“始魔”の特使として現れたのは人間の少女シーナだった。シーナが湊に“求婚”したことで、事態はさらに混迷を極めるが…。一方、“覆いを外す者たち”も眈々と襲撃の機を伺っていた。蓮路と合流した終奏者、ライオット・レイヤードは厳かに告げる。「私は“始魔”を滅ぼすーこの第七特区と共に」最後に嗤うのは魔女か人か、それとも…?遥か遠き異郷幻想譚、縁がつなぐ第二幕!
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神祖“源仙”の誘いを受け、第四特区にやってきた湊たち。“断界の聖域”と呼ばれるその都では、“源仙”の庇護の下に“人と神の共存”が実現していた。人間が、修練によって幻類と対等の力を得るシステム。それはアヴァロンの理想を体現したものに思われた。しかし、ひょんなことから街の外周区に出た湊と咲良は、そこで力の有無による新たな格差を目撃する。…人間らしさとは、真の共存とはいったい何なのか。そして、咲良の失われた記憶に宿る、大切な“友達”とはー?遥か遠き異郷幻想譚、桃源に舞う第三幕1 2015/10/20 発売
神祖“源仙”との一件で学んだことを糧に、「人と神の共存」を模索していく湊たち。久方ぶりの平穏もつかの間、第七特区ではある奇妙な病気が蔓延し始めていた。調査に乗り出した湊たちは、神祖“天元”の治める第一特区“天穣の楽園”からもたらされる果実の存在を知る。そんな中で、“天元”の血族であるガブリエルが第七特区へと来訪。湊は、ガブリエルやミカエルとのやりとりを経て、“天元”の真の思惑に至る。本当の“理想郷”とは何なのか。そして、ミカエルの隠された過去とは?遙か遠き異郷幻想譚、楽園に惑う第四幕! 2016/03/18 発売