筺底のエルピス 3 -狩人のサーカスー
殺戮因果連鎖憑依体ー。古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれる滅却すべき存在。それを滅ぼす狩人の一団“門部”は、同じ目的を持ちながらもはるかに巨大な組織“I”の侵攻によって陥落した。決死の逃避行を図る“門部”残党。差し向けられる恐るべき追跡者。そして動き始めた“ゲオルギウス会”の祓魔師たち。人類社会に虐殺と大戦争をもたらすという白鬼を巡り、世界そのものが滅亡への歩みを静かに加速していく中、狩人が狩人を追う、血塗られた追跡劇が始まる。人類の存亡をかけた、影なる戦士たちの一大叙事詩、緊迫の第三章が開幕。