出版社 : 小学館
聖地の地下神殿での試練を乗り越え、宰相だったカノンは王に、巫女“見習”だったノトは王巫女となった。シリウス王国に戻った二人は華やかな儀式や舞踏会で迎えられるが、カノンが王となったことに不満を持つ大貴族もいて…。一方ノトは立派な王巫女になろうと頑張るが、相変わらずの不器用ぶりから横柄だと誤解されいじめられてしまう。そんな中、王を狙う陰謀にノトが巻き込まれ…!!カノン、ノトを守れるか。
ツファイ帝国の東の地で、混乱を事前に収めた蓮祥達。しかし、帝都では賀杖がある方法によって、かつての力を取り戻しつつあった。帝都に溢れる陰の気に不安を感じながらも、蓮祥達は最終決戦に向けて動き出す。一方で龍牙は、賀杖との決着を前に幡国嫡子として一つの決意を固めていた。閉ざされた帝土では邪神復活の儀式が進み、賀杖の罠が一行を待ち受ける。ついに最後の決戦の幕が上がる!シリーズ完結編。
幼なじみのルイが失踪した。生きていることを信じ彼を追う旅に出たリーザ。途中、危機を救ってくれた騎士テリウスと同行することに。そして、彼からリーザは母がかつて国を繁栄させる「影使い」だったことを知らされた。「影使い」は人の影を操ることで、その人の能力を高める力を持つらしいのだが…?!人気漫画家、篠原千絵が描いた『セルゲイ王国の影使い』の原作となった作品。期待の新人デビュー。第2回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門佳作受賞作。
「唐突ですが、君にはハヤテになってもらいます」綾崎ハヤテは、三千院ナギに仕える執事(兼高校生)である。本書の読者であるキミは、ハヤテとなっていくつもの世界を旅し、自分だけの物語の結末を見つけ出さなくてはなりません!待ち受けるのは天使?悪魔?それとも…!?『週刊少年サンデー』好評連載中&アニメでも話題の執事コメディーノベライズ最新作は、豪華作家陣競演のおもしろ企画本!ショートストーリー&イラスト、コミックなど、読みかたによって物語のエンドが変わる!!キミも「ハヤテ」の世界を救え。
“長命竜”と咒式士たちに追われる謎の少女アナピヤを救ったガユスとギギナ。さらに咒式違反を追う武装査問官たちに狙われるなか、一行は少女の故郷を探す旅に出る。追ってくるのは、凶悪無比な賞金首の攻性咒式士たち。ドラッケン殺しのユラヴィカに、変態暗殺者バモーゾ、奴隷のチェデックに死人使いのメルツァール、そして柩のアインフュンフ、さらに姿を現さない正体不明の雇い主が迫る。追いつ追われつの逃避行は、謎が絡まりあい、辺境を焦土にする激闘に!絶対破滅の物語が、二回目の世界として語られる。
『人喰い』の予告が届いた。「見せ物としては最後の『人喰い』でこれからは本来の目的に使う」との知らせであった。西洋魔術でいう錬金術が完成し、バケモノを兵士として使う目処がたったというのか?なんとしても阻止せねばならない、そのためにまずは魔人を倒す。しかし相手が軍部と組んでいる以上、軍部と衝突は避けたい。そこで魔との最終決戦を前に桐子が考えた手段とは?!シリーズ完結編。
身分を隠すための仮装をして楽しむ、10年に一度の賭博祭の最中、アジェンセン公国北部のナンセで領主の継承問題が起こった。その頃ジルとルシードはお互いを思いやりながら、秘密裡に進めていることがあった。つけ込んで来たのは隣国の若き王子オース。13歳の彼は野心家で策略に富んでいて、ナンセを自分の支配下に置こうと考えたのだ。ジルとオースの知力合戦が始まった!その時ルシードは…。
人間界はすっかり夏休み。比奈の両親は旅行に出かけ、王子と二人きりの生活が始まった!と思いきや、比奈の祖父が緊急入院との電話が。考古学の教授である祖父のもとへ急ぎ駆けつけた比奈と王子だが、祖父の研究室で「赤い古書」の中に魔界の宝を示す謎の紙を発見!なぜ人間界に魔界の宝が…!?比奈と王子にレティも加え、秘密の宝探しが始まった!比奈と王子のドキドキもたっぷり、大人気魔界ラブファンタジー。
昔はどこの商店街にもいたらしい商売繁盛の神様“恵まれさん”が、私の街のショッピングセンターに、復活。たいていはおばあさんだったのだけれど、今度の“恵まれさん”はなんと中学三年生。しかも、“執事”をともなって私のクラスに転入してきた!お金に一切触れてはいけない決まりだという“恵まれさん”。日々の生活をサポートするのが“執事”だなんて言っている。お金に触れないなんて、そんなのムリ!本当はどうなの?なぜ、そんな野生動物みたいな微笑みなの?気になる…気になる…好きになる。
高速レシプロ機エトピリカの操縦桿を握りながらカール・シュニッツは目を懲らした。眩いほどに輝く一対の翼。鱗粉のように撤き散らされる光の礫。それは、未だ人類が到達できない領域の存在ー虹龍の雄姿だった。「彼らが舞うあの大空の彼方は、痛みも悲しみもない場所に違いない」いまもなおカールはそう信じてやまないー。これはまだ、龍の翼に神秘があった頃の物語。遥かなる神々の領域を目指した挑戦者たちの記録。ニトロプラスの名作『吸血殱鬼ヴェドゴニア』『沙耶の唄』で知られる伝説のタッグが復活。完全オリジナル新作始動。
平凡な顔、平凡な成績、何もかもが平凡な少年。だが誰にでも一つくらいは取り得がある。彼の場合はそれが「殺人」だったー。東欧小国で修学旅行中の生徒たちが拉致された。犯行グループは財閥の好事家たちによる「狩猟クラブ」。GPSを埋め込まれ、「人間狩り」のゲームが始まる。しかしその時、予期せぬ「トラブル」が起こった。「少年」=赤神楼樹の「才能」が、極限状況下で開花してしまったのだ。逆転するゲーム、狩られる「ケモノ」は、どっちだー?人気ゲームメーカーpropellerの東出祐一郎、激昂のオリジナル小説デビュー作。
ーなんて自由なんだろう。クレアの胸は喜びに満ちあふれていた。青空の下、ひとりで自転車をこぎ、カドケス高等学校飛空科の入学式へ向かう。たったそれだけのことがたまらなくうれしい。そして今日は「彼」に逢える…。空の果てを目指し旅立った空飛ぶ島イスラで、カルエルたちの新生活がはじまった。各国から選抜された個性的なクラスメイトたちと、彼らとの和気藹々な寮生活。そして飛空訓練。意を決し、クレアにペアを申し出たカルエルだったがー。希望と不安の狭間でゆれるふたつの鼓動。回り出す運命の歯車。待望の続刊。
ヴィクトワール王国最大の貿易港を持つ都市カメリアパルク。唯一の肉親である母を亡くしたエタンセルは、領主バシュレ子爵家に身を寄せ穏やかな日々を送っていた。ところがある日、王宮から使者が訪れ驚くべき事実を告げられる。わたしが、次期王位継承者ー!?父である国王の病と王太子の死。王宮には様々な思惑が渦巻いていて…。未来の女王エタンセルを待ち受ける試練と恋!王宮グランドロマン開幕。
源雅遠と藤原詞子は相思相愛の仲。ただし家同士の軋轢と詞子が背負っている呪いゆえ、二人の関係は世間には秘密。紆余曲折の末、雅遠は、詞子姫と幸せに結婚するには左大臣の父の力を借りず己の実力のみで、立身出世しなくてはならないと気づき、出仕を始める。そんな折、雅遠は父から結婚を命じられた!?そこにある政治的思惑も潜んでいて…。雅遠は詞子姫をどう守るのか!?大人気の平安ラブロマン。
病床の母に会わせたくて、異父兄を英国に訪ねた美桜。初めて会った兄、アルヴィンは古城に住む超セレブ。しかも超ハンサム。だけど、とっても皮肉屋。なんとか母に会わせたい一念で美桜は「なんでもします」と必死に頼み込み、城に泊めてもらえることに。でもそこは幽霊城と呼ばれ、昔、兄に恋した妹の花嫁姿の幽霊が出るという。そして、美桜も霊に導かれるように兄に恋してしまうが…。
地方都市の冬。高校生の桧山ミツルは、予備校で顔も知らない三人の生徒たちと同じ部屋になりーテスト中に停電が起きた。なんでもない、一度きりの偶然のトラブルをきっかけに四人は出逢い、惹かれあっていく。見上げれば灰色の空から雪…。クリスマスイブの夜、神野若葉は言った。「信じていたら、奇跡は起きるんじゃないかって…でもそれを信じていなかったら、もし起きたとしてもそれは…偶然。たった一度だけの悲しい偶然」。一生懸命未来に悩み、精一杯恋をする、十七歳。ノスタルジックな純愛ストーリー。
自分は邪神ではないと思っていたのに『初心者らくらく邪神マニュアル+スターターキット』を入手し、その筋の道を歩き始めてしまった。ついでに、誘惑に駆られてスターターキットを使用したら、使い魔と名乗る女の子が現れて嬉し恥ずかし。しかし、次の瞬間、首の骨が折れて意識が消えかけているー。本書は、そんな初心者のラノベ主人公・大沼貴幸くんの日常について書かれた小説です。第3回小学館ライトノベル大賞・審査員特別賞受賞作。
僕は死んだ。何もいいことがない、17年の人生だった。…でもマキエルと名乗るいきものが言うには、もういちど10歳からやり直し“奇跡の欠片”をあつめれば次は死なずにすむらしい。北欧から転校してきた明るいソフィア、絵がうまいとも実、甘えさせてくれる隣のお姉さん弥宵ー奇跡の欠片がなんなのかマキエルは教えてくれなかったけど、僕はまえはぜんぜんできなかった、身近な女の子たちとのふれあいをたいせつに生きよう、こんどは悔いを残さないために、と思った。だけど…。第3回ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作。
「ボクは助けられたのか、あの、天使みたいな女の子にー」落とし神・桂馬が出会ったのは、桂馬が苦手とする属性をもつ不思議な女の子。その少女を攻略することになり、苦戦を強いられる桂馬の前に、もう一人の「駆け魂」の持ち主も現れて…?ギャルゲーの天才、「落とし神」と呼ばれる少年・桂馬と、地獄から派遣された可愛い悪魔・エルシィが現実の女の子を攻略する『神のみぞ知るセカイ』。「週刊少年サンデー」の人気連載コミックをラブコメのスペシャリスト、有沢まみずがオリジナルストーリーでノベライズ。