出版社 : 星海社
西(ペルシャ)へーー。 村はアラタの指揮した戦闘で燃え、ジブリールたちは故郷を失った。 子供たちを引き連れたアラタは、サマルカンドを経由し、イランーーかつてのペルシャを目指す。 途次、シベリア共和国によると思われる不可解な襲撃を受け、目減りする資金を睨みながらも、一行を乗せた中古のバスは砂漠をひた走る。 日本篇までの空白の一年に何があったのか。いま、ジブリールの視点から、全てが明かされる。 芝村裕吏×しずまよしのりのタッグが贈る大ヒットシリーズ、再び砂漠の地へーー!
アステッドプロとの騒動を経て日本中の注目を集める存在となった日毬は、芸能界に復帰し、飛ぶ鳥を落とす勢いでトップスターへの階段を登り詰めていく。一方、颯斗はプロダクション拡大の次なる一手として、新人アイドルオーディションを開催する。普通のアイドルなんていらないー!!そんなコンセプトのもとに殺到した多数のアイドル志願者の中、たった一人、異彩を放つ少女が現れるのだがー!?目的は政治の頂点、手段はアイドルー。至道流星の“政治・経済・芸能”エンタテインメント、第2巻!!
鹿倉時雨の幼なじみである千代田こよみは五年前、両親を失った。時が流れ、平穏な学園生活を過ごしていた時雨とこよみは、生徒会長である一夜先輩が死者との婚姻ー“冥婚”を行うことを知る。この望まれぬ契りを防ぐため奮闘する時雨だったが、突如として呼び起こされてしまったこよみの恐るべき“心の闇”が彼に襲いかかるー!ゲームとは異なるオリジナル展開で贈る、戦慄の“こよみの章”-。
“連続自殺事件”を解決し、平穏な日常を取り戻したかにみえた時雨だったが、ある日妹の憂姫から聞いた学園の噂、“トイレの花子さん”その人である少女・九手白香と出会う。それは、新たな事件が開幕する合図だったー。繰り返される日常と惨劇に、時雨は終止符を打つことができるのかー!?最高潮で贈る“憂姫の章”。
「あのね、私と一緒に世界征服してみない?」飛び級でMIT卒業の天才少女・日乃原涼香にそう誘われた引きこもり3人ー大学不登校の留年生兼フリーゲーム制作者の北都大樹、高校3日で退学のゴスロリ少女プログラマー・雪丈小春、人気はあるが遅筆で生活苦のイラストレーター・御影隼ーは涼香の型破りな提案に巻き込まれ、世界征服の手段を本気で考案することになる。4人が導き出した答えは、“仮想通貨×ソーシャルゲーム”!!現実世界を支配する、ソーシャルゲームを開発せよ!!至道流星の“青春世界征服物語”開幕。
同盟国であった東の大国・ドナティアに裏切られ、国土の三割を貪欲なる西の大国・黄爛によって略奪された島国、ニル・カムイ。その支配者であった「煌統種」の血筋を引く少年・忌ブキは、狂気に陥った島の守護神たる“赤の竜”と契約を交わし、「ともだち」の命を対価として確実に敵を滅ぼすことのできる禁断の力を手に入れてしまうー!忌ブキとその仲間、“赤の竜”の狂気の真相を突き止めるべく各国から選び抜かれた“混成調査隊”の行方に、この島の命運は委ねられた!!TVアニメーション『ケイオスドラゴン赤竜戦役』のストーリーマスターを務める三田誠自身による公式ノベライズ!
長き旅路の果て、ニル・カムイの核心を成す伝説の魔城、「契りの城」に集った革命軍、黄爛軍、ドナティア軍、そして天凌府君軍。それぞれの思惑が激しく交錯する四つどもえの死闘のさなか、スアロー、婁、エィハ、忌ブキ、禍グラバら五人の英雄たちはそれぞれに秘められた“天命”へと導かれ、ついに〈赤の竜〉と対峙するー!! 至高の最終決戦ラストバトルが今始まる!
伝説の魔城「契りの城」の奥深くに辿り着いたスアロー、婁、エィハ、忌ブキ、禍グラバら五人の英雄たちの前についに現界した〈赤の竜〉! すべての運命を賭け合った至高の最終決戦を通じて描き出される人と竜、そしてこの世界そのものの“新しいかたち”とはーー!? 英雄たちの長き旅の終わりにふさわしき、瞠目必至の決着と伝説の完成を読撃せよ。
アニメ好きの高校生・鹿倉時雨は妹の憂姫、幼なじみの千代田こよみと共に賑やかで楽しい学生生活を送っていた。そんな時雨の平穏な日常は、夕暮れの校舎の屋上での“死人の言葉を聞くことができる”少女との出会いを境に、予測不可能な惨劇へと変貌していく…。伝奇ミステリーの新境地を切り拓いた新たな戦慄ー。圧倒的な完成度と衝撃の展開でファンを熱狂させたノベルゲームを、待望の文庫化。
今日もね、誰かが死ぬのー夕暮れの放課後、廊下で出会った黒髪の美少女・鷹白千夜にそう告げられた鹿倉時雨。その直後、二人は同じ学校の女生徒の飛び降り自殺を目撃する。毎週水曜日に生徒が自殺する“自殺事件”の真相に挑む時雨と千夜を待ち受けていたのはさらなる“惨劇”だったー。
「真正なる右翼は、日本に私ただ一人である!」拡声器を片手に街頭で叫ぶ謎の演説美少女・神楽日毬。彼女の最終目的は日本政治の頂点に独裁者として君臨し、この国を根底から変えることー!!しかしどれだけ努力しても活動の成果がさっぱり挙がらぬ日毬に、日本最大の広告代理店・蒼通の若手社員、織葉颯斗は現実を突きつける。「メディァに露出していない政治家なんて、存在していないのと同じことー」熟考の果て、日毬は颯斗とタッグを組み、独裁者への道を最短コースで実現するため、あらゆるメディアを席巻するアイドルスターになることを決意する。目的は政治の頂点、手段はアイドルー。至道流星の“政治・経済・芸能”エンタテインメント、ここに開幕!!
"世界は変わっていくものばかりだけど。今この場所今この自分今この気持ちだけは変わらない" 世界の全てを検索し、万物を保存し続けるネットの女神サマーープラトニックチェーン。 バーチャルとリアルの狭間から、彼女は今日もあなたの望みを叶えてくれる。 5ページだからすぐ読める。色褪せることのない名作SFショートショートが書き下ろしを加えて完全復刊。
俺は、何かを忘れている。 いや、誰かを忘れている。 無二の“戦友”たる夜石の記憶と存在を封印されたナギ。人から人へと憑き渡り、計算し尽くされた純粋な悪意によって人の負の感情を増幅する最悪の怪物、「常夜石」のおぞましき企みを暴き、ナギはもう一度夜石を取り戻すことはできるのかーー!? 今、ナギと夜石の最後の異界探索が始まる! 一肇×安倍吉俊のタッグが描き出す、 極上の青春怪談小説、ついに大団円!
老いた大国・ロシアの辺境──凍土の地を舞台に、国作りが始まった。 良造はサンクトペテルブルクに向かい、そこで集められた大量の人と物は、シベリア鉄道を通じて東方へと送り込まれる。 五人と一匹から始まった国が、急激に成長していく一方、身重の妻・レナの身に異変が起きていた。見る影もなくやつれ果てた彼女の気鬱の理由は、中央アジアで夫に吐いた“嘘”にあった……。 妻を救うため、良造は“危険な相棒”と共に、再び中央アジアへと旅立つ──! 芝村裕吏・しずまよしのりのタッグが贈る、大陸冒険浪漫譚──絶好調の第五弾!
東京湾に落下した「隕石」が原因で“外来宇宙生物”の住処となった東京都「封鎖区域」へ狩りに出る高校生・西山リョートと久根ククミ。猟犬型ロボット・カイを連れて狩りに勤しんでいた二人の前に、美少女アンドロイドとその主人である宇宙人が現れる。「大人になる」ための“通過儀礼”として、リョートらは宇宙人たちとパーティを組み、“大物狩り”に挑むことになるのだが…。外来宇宙生物を狩って、調理して、食べるー。石川博品が贈る“青春狩猟物語”。
<死者の王>として復活を果たした婁震戒(ロー・チェンシー)こと天凌府君(てんりょうふくん)が呼び覚ます還り人の群れによって、蹂躙の限りを尽くされるニル・カムイの大地。そのさなか、<赤の竜>を殺す方法を唯一人知る巫女<喰らい姫>の託宣に従い、忌ブキたち革命軍、ドナティア軍、黄爛軍、そして天凌府君軍が一堂に集うとき、人と竜とが契(ちぎ)りを交わしつくられたという伝説の魔城<契りの城>が屹立するーー! いよいよ迫り来る最終決戦!!
それは百年に渡って大和全土を吹き荒れる戦嵐だった。赤地に金で日輪を描いた豪奢な綿織を掲げる両陣営が天と地で争いを繰り広げ、血で血を洗い、屍山を築く。この南北朝の争乱は、今や大和全土に波及し、果てしなく意義もなく続く泥沼の大乱と化している。誰もかもが戦乱の終りを夢見ていた。無論、それは南朝軍の主将である男ー楠木家六代目当主ーも例外ではない。ある日、そんな彼の元に一領の劒冑が届けられた。見る者すべてを魅了するかのような白銀の女王蟻。それは、後の世で地獄と呼ばれる未曾有の事態への幕開けであった…。
“ネットワークではなく、人の心をサーチするんです。”探偵で、天才ハッカーで、女子高生たちの噂話で、世界の全てを検索できるネットの女神サマープラトニックチェーン。誰かと接続がらずにはいられない人々が、今日も彼女に奇妙な願いをかける。5ページだからすぐ読める。色褪せることのない名作SFショートショートが書き下ろしを加えて完全復刊。これぞ決定版!
伏魔殿と化したヒルトリア共産党で“ボルニアの腕切り人”と呼ばれ、汚職官吏の大掃除に辣腕を振るうダーヴィド。トルバカインと共に“制御可能な革命”の準備を着々と進めていたダードだったが、ソコルジー少将の暗殺を引き金に、政局は混迷を極めていく…。クーデターを発動し、ヒルトリアを掌握するのは連邦軍か、民族主義者か、超連邦主義者か、それともー。カルロ・ゼンが贈る“共産主義英雄譚”激動の第3巻ー。
ロザが、殺人を犯した──。 調律師・朝倉冬治は、永峰あきらの義父・殿村秀臣の殺人と機巧体管理法違反の容疑で逮捕収監され、世間にはアリスに対する批判の嵐が吹き荒れる。 資産家・喜田、探偵・三ツ橋らの尽力で幸いにも釈放される冬治だったが、世間から身を隠すことを余儀なくされ、依然としてロザの行方は知れないままだった。 そんな中、ある女性が冬治への接触を試みる。その女性とは、アリスの開発者・千早響子博士。ロザの行方を知るという彼女の口から語られるのは、アリスの誕生にまつわる、哀しき物語だった……。 幾多の断片は互いに絡み合い、ロザへと収斂する。果たして冬治は、“あきらの心”を救うことができるのか? 頼もしき仲間たちの助けを得て、物語は終幕へとひた走る──。 伊吹契×大槍葦人のタッグが贈る“未来の童話”、ここに完結──。