出版社 : KADOKAWA
君にはどうしても思い出せない記憶があるかい? はっきりとした形にならない想い出が心に引っかかってはいないかな。曖昧な過去に引きずられて、現在をむげにして、未来を犠牲にしてはいないか? そう、死神たるぼくの曖昧なる敵ディジー・ミス・リジーのようにーー スプーキーEの死後、虚脱状態になっていた織機綺の前に現れた統和機構の使者は、彼女に責任を取ることを求め、綺は暗い記憶の扉をこじ開けられる。そしてすべてに価値を見いだせない無気力な少年乙坂了哉が事態をもてあそび無為で無明な日常に復讐し始めたことで、街はその輪郭を失って崩壊し始める。ブギーポップはそれを傍観し、炎の魔女さえ空回りを避けられない世界の危機の中で、綺は闇の深奥に辿り着くことができるのか……?
正体不明のルビーアイ《刺撃者》。同じルビーアイにさえ牙をむく最凶の敵と、ミノルたち《特課》、そして《組織》の三つ巴の戦いは、熾烈なものとなった。 辛くも《刺撃者》を退け、組織のルビーアイ《凝結者》を捕獲したミノルだが、平穏な日常は未だ遠い。組織の重要人物、《液化者》が姿を現したのだ。 「トランサーを救出したい。彼が殺されてしまう前に」 彼女は《刺撃者》の情報と引き換えに、ミノルにある取引を持ちかける。 ルビーアイ最強とも評される《液化者》と、《孤独者》ミノル、敵対する二人の共闘が始まるーー!
高校二年生の十月は修学旅行の季節らしい。となると班決めがあって、席を素早く立つ安達の姿が目に飛び込んで来る。 「なにかな足の速い安達」 「班は、一緒で」 「うん」 当然そうなるのだ。 ただ問題は、班を作るには五人必要ということだ。安達の性格からして、二人きりじゃないと不満だろうし、どうしたものか。 意識して準備する物もないし、二泊三日の旅行で私服が必要なわけもなく。流れるままに、ぱーっと、出たとこ勝負でいいかな。
文化祭実行委員なんて、柄じゃない。でも僕らの関係を変えようとする春珂の願い、春珂を想う秋玻の気持ちから委員として動き始めた僕は、かつての僕を知る庄司霧香と出会う。再会なんてしたくなかった。霧香は僕が別れを告げたはずの「過去の自分」を育てた人だから……。 華やかな文化祭の裏側で、彼女は僕らの恋に隠れた、何より僕が隠した欺瞞をこそ残酷に暴いていく。 もう戻れない僕らの関係。揺さぶられる『僕自身』のあり方。そして、舞台の幕が上がるーー。 僕と「二重人格」の彼女たちが紡ぐ、三角関係恋物語。
偽りの魔王アヴォス・ディルヘヴィア、その正体は伝承から生まれた大精霊であり、ミサのもうひとつの側面だった。 アノスは大精霊アヴォス誕生の秘密を知るため、《時間遡行》によって二千年前のアハルトヘルンを訪れる。そこで目にしたのは、天父神の卑劣な計略によって、ひとつの家族の愛と絆が無残にも引き裂かれる瞬間だったーー。 「二千年前の悲劇はもう幕引きだ。これから、すべてを取り返しに行こう」 あらゆる理不尽、あらゆる悲劇、我が眼前ではただ滅べーー!! Webでも大反響を得たシリーズ最大のエピソード《大精霊編》感動のクライマックス!!
呪われた島から旅立ち、逃亡の日々を送ることになった孤独の悪魔を背負う男ヨクサルと死霊術師の孫娘シュガーリア。 世界から失われつつある異端を救う道行きの中で、彼らは人ならざる有翼種の血を引く子供、ビーノと出会う。 「俺達のことは、信じなくてもいい」 「あなたは生かすわ……なんとしても」 帝国の謀略が蠢く砂漠の街、バフハに潜入した彼らに追っ手が迫る中、ヨクサルは自分の罪と過去に直面する。 「お前を殺すのは──僕の役目だよ、ヨクサル」 孤独と幻想のあわいで、シュガーリアの身を焦がしたのは、初めての恋の激情だった。
オフィーリアが魔に呑まれ、ピートがその使い魔に攫われた。キンバリーの地下迷宮に消えた生徒数の多さに、学園内は厳戒態勢が敷かれる。学生統括のゴッドフレイをはじめ、上級生らが奪還に向かうも救出活動は難航していた。 迷宮の深みに潜む魔女を相手に、自分たちに何が出来るのか? 苦悩するオリバーらに、ある人物が取引を持ちかける。それは彼らにとっての光明か、それとも破滅への誘惑か。 目指す場所は地下迷宮の更にその奥。想像を超えた環境と罠、恐るべき合成獣たちが行く手を阻む。果たして彼らはサルヴァドーリの工房にたどり付き、友人を取り返すことができるのか──。
もう人を好きになるなんてやめてしまおう。中学時代に経験した手痛い失恋から、そう心に決めていた沙弥香。しかし高校の入学式で初めて七海燈子の姿を見たその瞬間から、どうしようもなく燈子に惹かれていく。 同じクラスになり、一緒に生徒会にも所属し、やがて親友と呼べる仲にもなった。隣を歩み続ける中で、燈子の強さも弱さも知った。燈子のすべてを見て、一層好きになっていく。 でも、だからこそ。沙弥香はどうしても「好き」を伝えられない。待ちすぎて、恐れすぎて、一歩踏み出すことができなかった沙弥香の迷い、後悔、喪失ーー。 人を好きになるということを知ったのは、『彼女』と出会ってからだった。
最悪だ……。どうして、こんなことになっちまったんだよぉぉぉぉ!! ……え? 何が起きたかって? あの男だよ。驚異のラブコメ主人公である、あの男が、再び西木蔦高校にやってきやがったんだよ!! 開催中止の危機を回避し、平和に行われるはずだった『繚乱祭』。だがあの男を中心に、嵐は容赦なく西木蔦に吹き荒れる……それは一人の少女の願いと共に。 まあ流石に俺はもう面倒事はこりごりーーって引き受けんのかよ、パンジー!! しかも、その謎の決め顔とポーズで、てめぇは一体何を企んでやがる!?
「お主臭いぞ」というガーネットの一言で迷宮探索をお休みすることになった日。漆黒鎧を洗濯中のアルバが出会ったのは、史上最速で六階級冒険者に上りつめた神速のチドリだった。チドリはアルバが目の仇にしている暗黒騎士と気付かぬまま、剣の稽古にデートにと親交を深めてしまう。一方、チドリの所属するクラン・白翼団は、国の命令で暗黒騎士の暗殺計画に協力することになりーー。恋と野望が交差する、伝説の暗黒騎士の新たな伝説、第二幕!
酒場で働く少年レンは歯がゆい思いをしていた。街を守ってくれている凄腕の女魔物狩りオルカが、同じ魔物狩りである男性達からまがい物扱いされているからだ。神聖な存在【うたうたい】がその歌による加護を男性にしか与えないため、女性の魔物狩りは見下されていた。オルカの癒しになれたらと、今日もレンは歌う。彼女から向けられている気持ちにも自分の歌に眠る力にも、まだ気づかないままーー。想いが世界を変える王道シンフォニック・ファンタジー!
求人誌で見つけた「異世界帝国府 皇帝 時給二万円」の募集につられ、異世界で本当に皇帝になってしまった俺ーー守広好城は即位して早々に蛮族との戦いを歴史知識を駆使して鎮圧し、一躍英雄となった。しかし、安心したのも束の間で平和は長く続かなかった。なんと今度は帝国内に疫病が蔓延し、さらにはこの機に乗じて隣国が帝国の領土を侵略すべく迫ってくるのだった! 俺は自らの知識を頼りに策を練るのだが……!? 異世界帝国運営記、第二弾登場!
二次元大好きな高校2年生・吉村里穂子。告白されて以来避けていた無自覚イケメン・岩迫君と修学旅行で同じ班に! 奥手だったはずの彼に、2人で出かける約束をさせられていた。そんな時、地上に舞い降りた天使(中身は悪魔?)のタモツがアルバイト先に現れ、なぜか3人でデート……!? さらに、チ ャラ男・神谷もついに本気を出してきて? 「手、繋いでいい?」 「他の男のものに、ならないで」 胸キュンが大渋滞の第4弾!!
赤上との決戦に傷心する堂巡。彼を疑う朝霧は、その隙に疑う気持ちを強めることに。一方、城へ乗り込んだ雫石はヘルシャフトの真実を知りーー!? メルの記憶、再燃する謎、全ての事象が重なり、戦乱は激化する!
帝国が誇る《八神輝(レーヴァテイン)》の一人・バルトロメウスに与えられた、つかの間の休息。 ヴィルへミーナの誘いでエルフの里を訪れたバルは、郷土料理に舌鼓を打ち、里の戦士《六の花輪(ゼクスグランツ)》との模擬戦では圧勝、エルフの長とも親睦を深めていく。 帝都では、ニエベと二人きりのプライベートを楽しむ一方……地上の支配を目論む『闇の手』組員・アリアが、神話級の【魔界の民】を召喚。帝国に襲い来るがーー!? 「罪は消えなくてもつぐなうことはできる。やり直すこともできる」 真の英雄としてーーただ、魔を打倒するだけではなく。 バルは魔に穢された者にも手を差し伸べ、その威厳を示す!
高校生の蒼は、幼なじみの一威に「似合わねぇ」と言われて以来、おしゃれを避けてきた。気づけば蒼は地味グループ、一威はトップグループのリーダー。学校では距離を置こうとする蒼だけど、気にせず声をかけてくる彼と一緒にいれば、やっぱり楽しくて……。弟のような一威の存在が、少しずつ変化しはじめたある日。トップグループの麗香に呼び出された蒼は、一威に告白すると宣言されて!? キミとつながる片恋ストーリー!!
平凡な学園生活を送る高校生・鷹野祐。 自らモブとして目立つことを避ける彼は、カースト上位陣すら近付けない、 孤高を貫く学園一の美少女・衣川マトにーーなぜか、抱きしめられて!? 「鷹野くん……鷹野くん! 鷹野くん!」「ちょっ、先輩!?」 注目を集める祐だったが、彼女自身は周りの視線なんてお構いなし! 告白してきたイケメン生徒会長をもスルーして、全開の好意を向けてくる。 学園一とまで言われる美少女と過ごすことで、充実した学園ライフを送る祐だったがーー 彼が自らモブとして過ごす原因となった過去と、彼女は何か関係があり!? モブが好感度MAXの美少女と送る、最高の学園ラブコメ!
勇者のパーティーから離脱したルーティを追い求め、辺境ゾルダンの遺跡に人類最強の英雄達が集結する。 卑劣な策略を巡らせ自らの野心の為にルーティを連れ戻そうとする『賢者』アレスと、妹の身を案じる『導き手』レッドの再会は遂に全面対決へと発展し!? 世界を救う役割を強制された『勇者』である事を拒み、兄を愛し一人のルーティとして生きていく事を決意した少女による戦いの結末や如何に。 「お兄ちゃん、私……こんなに幸せになっていいのかなーー」 宿命を背負う妹と役割から外れる事を選んだ兄。世界の運命を担った兄妹の、新たなるスローライフがはじまるーー。
親の再婚できょうだいになった水斗と結女は、元恋人同士。 両親の前では“家族”らしく振る舞うも、二人きりになるとあの頃の思い出が蘇り、やっぱりお互いが気になる日々でーー。 そんな中、水斗の前にぼっち系オタク少女・東頭いさなが現れ、二人はすぐに意気投合! 図書室で放課後を過ごす関係に!? ただの気の合う友達だと真顔で言い張る水斗といさなの、友達以上な距離感に結女はやきもき。しかも、 「わたし、水斗君の彼女に、なれますか……?」 徐々に水斗への恋心を自覚していくいさなを、”水斗の義姉(おねえちやん)”として応援することに!? 恋と友情ときょうだいの絆が錯綜する、『水斗攻略作戦』が始まる!
「あなたを助けられてよかった。だって、だってわたし……」 帝国の侵略で滅亡寸前の小国クーファ。若き騎士ラシードは、王国が滅亡する度に時間が巻き戻る不思議な体験を繰り返していた。名門の出自ながら、“臆病者の”ラシードと呼ばれていた彼は、幾多の戦乱を経験する内に最強の力を得、クーファ救国の道筋を探っていた。巻き戻る度に共に戦い、彼を信頼する幼馴染の女騎士パルミラにいつしか心惹かれるが、彼女は最後に必ずラシードを庇って死んでしまう。パルミラを守るためラシードは恋心を封じようとするが!? 孤独な黒騎士と彼を救うべく剣を振るう女騎士の胸焦がすファンタジー戦記、堂々開幕!