出版社 : KADOKAWA
「……うん、灰島君は『知りすぎた男』だもんね」 部活のかわいい先輩・雪葉さんと一つ同じ布団の中でーー。 入学式のあの日、彼女の囁き声に気づいてしまったのが、僕こと灰島爽斗のちょっと変わった高校生活の始まりだった。 女の子と一緒に温泉に行ける部活!と聞いて入ったのは、まさかの「枕投げ部」! え……いや?トランシーバー?枕に当たったら死んだも同然……?そんな枕投げは知らないです!!!! 僕が夢見ていた青春とはだいぶ違っているれど、全力でバカをする先輩たちは楽しそうで、色んな表情を見せてくれる雪葉さんともっと仲良くなりたくて……。 友情も恋愛も、僕の青春ラブコメは枕とともに!
長かった2年生も最終盤、最後の特別試験『学年末特別試験』が遂に実施される。各クラス先鋒、中堅、大将、3人の代表者を事前に選出し、対戦クラスの代表者と勝ち抜き戦を行う。ただし試験内容は当日まで不明というもの。 「俺の本気って奴を坂柳と、そしておまえに見せてやるよ。俺には似合わないが正々堂々とねじ伏せてやる」 「学年末特別試験が片付いたら、ゆっくりお茶でもいたしましょう。彼を倒した後は綾小路くんとの勝負が、3年生で待っていますから」 龍園と坂柳、生き残るのは1人だけーー。大人気学園黙示録、2年生編クライマックス! 「お互いに特別試験で退学せずに済んだら、その時は時間を作ってくれ」
7か月かけた数々の発明により困窮する領地を救ったベルシュマン男爵家の兄弟コンビ。ようやく安定した長閑な生活を満喫する一家のもとに、王都の父から手紙が届いた。内容は建国記念祭を見に王都へ来ないかという誘いだった。ウォルフとルートルフは家族を連れて王都へ行くことを決める。 しかし数日後、王都への道中、ルートルフは妹のミリッツァと一緒に謎の男たちに攫われてしまう。護衛の助けが間に合わない絶体絶命の状況に、ルートルフは勇気を振り絞り……!? さらに、自分が別世界の『記憶』を持っていることをこのまま隠し続けるのは難しいと考えたルートルフは、兄以外にも秘密を打ち明けることを決意してーー。 新展開の数々に目が離せない、頭脳派1歳児の本格異世界ファンタジー第3弾。
『発見者』の神痕を持つ冒険者ギルド職員のサズは、理不尽な理由から辺境のピーメイ村に左遷される。しかし、新しい出会いや多くの経験を経て、相棒イーファと充実した日々を過ごしていた。 ピーメイ村の温泉の効能で、神痕の力を取り戻した彼は、世界樹のダンジョンに潜む謎を解明するため、再び王都に赴く。そんなサズは王都の仕事で、凄腕冒険者である幼馴染や左遷の原因となった上司と再会。彼らは新たに出会った「王都の魔女」の力も借りて、ダンジョン攻略と世界樹の謎を解明すべく地道に活動を続けていく。果たしてサズとイーファは問題を解決することができるのか!? 一方で、世界樹の謎は相棒イーファの辛い過去も関係していて……。左遷された元冒険者の日常譚、第二弾開幕!!
錬金術が大好きな男爵令嬢アマンダは、本当は優秀であるにもかかわらず職場と家族から理不尽な扱いをされていた。 しかし、彼女の能力に目を付けた大商会の会長で侯爵家当主でもあるカリスト様にスカウトされ、彼女は新天地で人生をリスタートするのだった。新しい職場でアマンダは、気の合う仲間たちと力を合わせて、効果と香りが素晴らしいハンドクリームや疲れを取るマッサージ器など人々を癒す商品を次々と開発し、大活躍する。 そんな彼女のうわさを聞きつけ、今度は公爵家令嬢が直々にアマンダをスカウトに来て!? 一方、カリスト様との関係もどんどん深まっていきーー。凄腕錬金術師アマンダが選ぶ幸せな未来とは……。 お仕事も私生活も幸せなリスタート物語、第二弾開幕♪
最強のジョブ「転生勇者」とチートスキルを持つ転生者トーイは、能力や正体を隠しつつも、自身の功績が評価され正式に貴族へ叙せられ、授与式のため王都に赴く。 授与式には、トーイと一緒にこの世界へ召喚されたクラスメイトたちや、トーイをいじめていた問題児であるアカバも出席していた。 そして王女からトーイへ褒美が授けられた際、アカバたちが褒美を賭けていきなり真剣勝負を挑んでくる。 果たして因縁の勝負の結果はいかに!? さらに王都でトーイは、美女エルフのアンネリーセに呪いをかけた冒険者や、王宮に潜む黒幕にまで出会ってしまい……。彼の自由な生活に平穏は戻るのか。 正体を隠してセカンドライフを謳歌する、楽しい異世界ライフ、第三幕スタート!
晩夏の札幌。アンが「図書屋敷」で過ごせる期間も残りわずか。昼間は図書館の手伝い、夜中は「図書迷宮」の司書見習いとして励むなか、東京から継母の千冬がやってくる。 「問題があればすぐに連れ戻す」と告げられた最悪のタイミングで、図書館の本が何者かに傷つけられる事件が発生。被害に遭った本には気になる共通点があり……? 大切な場所と“物語”を守るため、アンとワガハイは迷宮に入り、もみじと共に捜査を開始する。 『走れメロス』『シンデレラ』他、名作を巡る三編を収録。
大聖女の証・聖痕を持つ侯爵令嬢のエリーゼ。 窮地に陥った彼女は「魔狼」と恐れられる美しい騎士と出逢い、彼の不器用なやさしさに触れることで凍った心が溶け始める。 しかし幸せな生活にも終焉が近づいていてーー。
不吉の象徴と忌まれる白髪を持つ、前皇帝の娘・紅林。正体を隠して後宮で暮らす彼女は、その人柄と才知により次第に理解者を増やしていた。正体を知りながらも一途に紅林を愛する現皇帝・関ショウ(※)と幸せな時を過ごしていたある日、彼から「皇后にしたい」と告げられる。 もし自身の素姓が明らかになれば国が傾くーー紅林が葛藤する最中、外交交渉のため他国からの使者が後宮を訪れる。紅林の正体を知っているという王族の青年・王維は、秘密を守る代わりに妻になれと迫ってきて……!? (※関ショウ:「ショウ」は「王へんに召」)
共に生きることを決意した二人の新たなる試練。 隣国との領土争いを回避した最強の魔法使いエルドと、聖女のネヴィレッタ。フラック村での二人の穏やかな日常がある日、隣国の姫との政略結婚を控えるレナート王子の訪問で破られる。 結婚に反対する謎の勢力から身を隠すため、その姫ヘルミナが二人と生活を共にすることになったのだ。だが、ヘルミナがエルドと同じ地属性の魔法使いだったためにーー。 家族の温かさを知らないひきこもり魔法使いと不遇令嬢が、共にかけがえのない場所を見つける第2巻。 プロローグ 第1章 レナート王子の婚約話 第2章 ローリアへのおでかけ 第3章 フナル山での事件 第4章 フラック村での暮らしI 第5章 フラック村での暮らしII 幕間 ローリア城にて 第6章 刻限 第7章 対立 第8章 そして世界に花が咲いた 第9章 ひとつの時代の終わり エピローグ
高校入学を控えた春休み、草は不思議な美術館に迷い込む。「けしてヘッドホンを外してはならない。バッテリーが切れる前に受付に戻る事」 幾つもの奇妙なルール、完全無音の青の世界、壁一面に飾られた変な絵。まるで水中の迷宮みたいな館内で出会った少女・綾乃と筆談するうち、草はここに人の正気を失わせる異様な〈ノイズ〉が満ちていると気づきーー。 だが、他人のヘッドホンを奪う男の出現で空気は一変。はりつめた緊張と疑心暗鬼のなか、男の放った悪意のゲームに巻き込まれていく。 迷宮ではじまる悪意のゲーム。この極限から脱出できるかーー? 大ヒット『僕たちにデスゲームが必要な理由』持田冥介、4年ぶり待望の最新作。 ◆持田冥介が描く極限の世界に大推薦の声!◆ 「スリルある夢を見た感覚。けれど目覚めても、まだ心臓の鼓動が高鳴っているような。緊張と幻想。そして耳を塞ぎたくなる現実がうねるように疾走する、今を生きる僕らに必要な、最高の虚構でした」--松村涼哉(『15歳のテロリスト』著者) 「この迷宮について色んな人と話し合いたくなる。もし自分だったら何を選び取るだろう。悩みながら読み終えました。苦悩の先に大きなカタルシスが待っている物語です」--佐野徹夜(『君は月夜に光り輝く』著者)
動画制作に命を捧げながらも、とある事件がきっかけで大炎上してしまった真咲。起死回生を狙う彼女が出会ったのは……超人的な能力を持つ吸血鬼の女の子だった! 話題沸騰のオリジナルアニメをスピンオフ小説化!!
「アレン、話がある」 工都での決戦を終えたアレンは勇者アリスに呼び出される。 カレンたちと共に帝国、皇都に赴くアレンだが、アリスは戦いの疲弊が癒えていない様子。 なかなか用件を聞き出せない中、舞い込む予期せぬ出来事の数々-- 次期勇者候補の少年との衝突や、老皇帝への謁見、そして、アリスが告げる真実。 「あの子に『勇者』は継げない。私で……最後」 捕縛されていた『黒花』イオ・ロックフィールドが蠢動し、皇都に危機が迫るとき、カレンは兄から新たな秘伝を授かる。 「世界最高の魔法士は私の兄さんですっ!」 いま、規格外な兄妹に新たな時代が託される!
容姿端麗・完全無欠の公女にして生徒会長・ルティル=エストリアが何を思ったかリクスを生徒会に勧誘!? 周りが騒然とする中、ルティルと幼いころからの知己らしいセレフィナが何やら不満顔でーー
地球を支配せんと復活した『古の神々』との戦いに挑む天上優夜。そんな中、海外留学生に選ばれた優夜は、異国の地で有名映画監督にスカウトされてしまい……。ユウヤ・テンジョウ、まさかのアクション俳優デビュー!
「紹介しようではないか。なんなら嫁にでもするか?」 デーモンの国でバッシュは、デーモン族の長シーケンスからドラゴン討伐隊の生き残りを嫁にする許可を得て、救出のためドラゴンの巣へと向かうことに。 『オーク英雄』と『ドラゴン』--ヴァストニア大陸で最強の二匹が相対する! 伝説となる激戦の中、バッシュは討伐隊の生き残りらしきデーモン女を保護するのだが……。 「たすけて。ころさないで」 怯えきるデーモン女を安心させ、惚れさせるべく、バッシュは語り始めるーー。かつてドラゴンを殺し、『英雄』と呼ばれることになった戦争を。
イケメンながら処女厨・クズと評判の大学生・九頭竜。彼は友人の紹介で、同級生・三姫とデートをすることに。美人だが、男にマウントを取ることしか考えてない彼女は……徐々に理解する。九頭竜の秘めた完璧さに!?
「百合に挟まる男は○ね!」俺の信条だ。日課はクラスの美少女カップルを陰から支えること。……のはずが、暗躍(できてない)がバレて彼女たちと急接近!? 俺、もしかして挟まってる?? ※そもそも百合じゃない
本当に多様なVTuberが所属する大手運営会社ライブオン。先輩とのコラボも終え、5期生もライブオンに馴染んできたと思いきや、アンチライブオンな生徒会長・匡がとある理由から病んでしまって!?
髪結いを生業とする華弥は、亡き母による婚前契約から、梅景斎に嫁いだ。梅之宮家は人の身に異能を宿す現人神が住まう家。華弥は神様の専属髪結い師として、腕を振るうことになったのだった。 初夏の帝都。華弥の主人の美幸が通う女学校で、色恋を占う『狐狗狸さん』が流行する。だがなぜか『狐狗狸さん』は怪異となって、令嬢たちに悪影響を及ぼしていた。華弥も巻き込まれ、怪異の力で斎の過去を垣間見てしまう。そこで華弥は、契約された夫婦でしかない斎を、大切な人として想い始めている自分に気がついて……? 目次 序章 一章 髪結い乙女、恋に惑う 二章 髪結い乙女、乞い悼む 三章 髪結い乙女、希う 四章 髪結い乙女、恋い初める 五章 髪結い乙女、恋煩う 六章 髪結い乙女、貢する 終章