出版社 : KADOKAWA
一流の探偵とは、事件が起きる前に事件を解決しておくもの。それがシャーロットの憧れた名探偵の口癖だった。彼女の死後、シャーロットはその遺志を引き継ぐためエージェントとして難事件に挑んできた。しかし、戦闘の腕は確かだが、推理は相変わらず苦手のままで……。 「ワタシのために推理しなさい」 自分と同じ愛称を持つ少女・シャルネリアに出会い、頭脳仕事は彼女に任せてしまおうと割り切ることにしてーー。 仲間は作らない。それでも必要なら手を組むことはする。 シャーロットはただ、事件を解きたいのだから。 君塚に再会するまでの一年を描いた、シャーロットの探偵活劇!
冒険者ギルドの受付嬢だったミーアは、寿退職直前の婚約破棄をきっかけに、宮廷錬金術師クレインの助手にスカウトされる。王都で起こったポーション不足と魔物の繁殖騒動に際し、彼女は助手とは思えぬ活躍で危機を救うのであった。 その活躍に対する特別報酬として、元錬金術師のヴァネッサから付与効果のついたネックレスを貰ったミーアは、自分も【付与】スキルを使った錬金術ができるようになりたいと奮起する。 そんな折クレインの工房に、『魔物の繁殖原因の調査』と『聖なる力を付与した浄化ポーションの作成』の依頼が舞い込む。彼女は、クレインとは犬猿の仲であるもう一人の宮廷錬金術師と、その弟子と共に依頼を受けることになりーー!? 蔑まれていた令嬢から転身を遂げた錬金術師の、お仕事ファンタジー第二弾!
【雑用魔法】の唯一無二の達人であるマティマナは、聖女認定を受けると共に、聖女の務めを果たすことになった。 そんなある日、マティマナの婚約者で次期当主でもあるルードランの城に、異界への入り口が現れる。 彼女はルードランと共に、異界の調査へ赴くことに。 その通路の先はなんとエルフの国で、マティマナたちの知らない異文化で溢れていた。 さらに彼女の【雑用魔法】で造った聖なる品がエルフたちに大人気! 一方で、マティマナはエルフの国と敵対する死霊の国の王に力を狙われて……。 やがてルードランの城へと雪崩込んでくる死霊たち。はたして彼女は【雑用魔法】で立ち向かうことができるのか? 婚約破棄から始まった、下級貴族令嬢の大活躍ファンタジー、第二弾開幕♪
婚約を破棄され冒険者となった転生者のシャーロット(シャロン)は、〈聖女〉へと転職を果たし、教皇ティティアを助け、無事にエレンツィ神聖国での事件を解決した。 フローディアとの戦いで得た鍵でさらなる冒険を目指すシャロンだったが、兄・ルーディットから婚約破棄の一件による国外追放が撤回されたため、実家に顔を出すようにとの手紙をもらう。 彼女は次の目的地を故郷ファーブルム王国とし目指す途中、かつて冒険を共にした勇者フレイ達のパーティと再会する。 再びパーティを組むことになったシャロン達は、途中で新たなダンジョン攻略に挑むことになり……。 ついに元婚約者とも決着!? 元悪役令嬢の自由な冒険者ライフ、第五幕!
死闘の末、首だけになったブレンメルタール元侯爵を追って入った地下遺跡の最深部で、ヴェルとエリーゼは突如発生した光に取り込まれ意識を失ってしまう。 やがて目が覚めた二人は、地下遺跡とはまったく異なる場所に飛ばされていることに気付き早速探索を始める。だが、ヴェルだけは終始既知感を抱いていた。 『ここって、俺が高校卒業まで住んでいた佐東市だよな?』 そこは、一宮信吾がリンガイア大陸に転生した商社マン時代から遡ること九年ほど前、高校生であった頃に見知った街並みだった。どうして元の世界に飛ばされたのか、しかもなにゆえ高校時代なのか。 とにかく、今の信吾に会えば何かがわかるかもしれないと、ヴェルはエリーゼとともに彼の捜索と接触を試みるのであった……。
記憶を失った少年・波止場皐月が目を覚ますと、そこは見知らぬ路地裏。ホログラムとゲームが溢れる街中で、ディスプレイからなんとバニー姿の美少女が飛び出してくる。ツキウサギと名乗るこの子は波止場の担当コンシェルジュ。なんと、彼女に従えば、すべての願いが叶うゲームに挑めるらしい!? 「──さあ、私と一緒に欲望の限りを叶え尽くしましょう!」 記憶なし、住居なし、残金わずか。絶体絶命の状況を打破するためにゲームに挑む波止場の相手は登録者300万人の大人気配信者・櫃辻ミライ。チート・イカサマなんでもありのこの勝負に波止場は勝てるのか!? 頭脳バトル×サスペンス×バニーなサイバーパンク、開幕!
新皇帝即位に沸く中原国。御典医見習いとなった香蘭は、宮廷と診療所の往復で多忙を極めていた。だが、南都で高額な治療費をせしめる白蓮と香蘭の偽者が現れる。 さらに医道科挙を目前にして、診療中の白蓮が何者かによって誘拐されてしまうーー。宮廷医としての未来か。恩師の命か。試される香蘭は、師奪還のため、夜王の協力のもと危険な旅に出る。そして一方、新皇帝・劉淵にも黒き影が忍び寄っていた……。 香蘭、白蓮、劉淵に訪れた運命の分岐点。それぞれが選択した未来とは!? 凄腕の闇医者×見習い宮廷医。凸凹師弟コンビ史上最大にして最後の難事件ーー! コミカライズもされた人気シリーズがついに完結。 ◆登場人物紹介◆ 陽香蘭【ようこうらん】 高名な宮廷医であった祖父の志をつぎ、宮廷医を目指して猛勉強中の見習い医。まがったことが大嫌いで、闇医者・白蓮を正しに赴いた先で神医の業を目の当たりにし、強引に弟子入りする。 白蓮【びゃくれん】 黒衣をまとう闇医者で、診療所を営んでいる。法外な治療費を取る守銭奴だが、その天才的な外科技術から神医と呼ばれる。東宮とも親交を持ち、謎めいた過去が徐々に明らかになる。 二十一章 偽者 二十二章 五度目の医道科挙 二十三章 新たな旅立ち
仲間の死を代償に、殺人請負会社マーダー・インクは壊滅、副社長の嗣渋が逮捕され、事件は収束へと向かっていた。 大切な人のために復讐屋を辞めることを決めたジロー、恩人が残した味を守るため、屋台を引き継ぐことを決めた斉藤。仲間を失った悲しみと向き合いながら、それぞれが前に進もうとしていた。 そして探偵事務所で、仲間の死を悼み悲しみに暮れていた林も、またーー。 一方、現場に残された映像から、とある疑念を抱いた榎田は、独自に行動を開始する。
これはイッセーやリアスたちが、サイラオーグ・バアルとのレーティングゲームを制した直後に始まった物語。 宮本絶花。宮本武蔵の子孫である彼女は……剣に人生を振り回されていた。 その元凶は、子供の頃から彼女が持つ刀「天聖」。 この刀は意思を持ち、敵の胸から力を奪う。そして…… 絶花の胸を育て、強さに変えるおっぱい好きな刀だった!? 子供のころの絶花は「天聖」と共に最強の剣士を目指し、類稀なる剣の腕を手に入れた。 強くなれば、人気者になれる。友達だってたくさんできると信じて。 しかし……現実は違った。強くなるほど、彼女は孤独になった。 今は戦国時代じゃない。剣が強くても、青春は手に入らない。 「おっぱいなんて大嫌いです! 私は普通の女の子になって、友達が欲しいんです!」 「天聖」が神器と呼ばれる武器だと知った絶花は謎を知るため、友達を作るために、駒王学園中等部の門を叩いた! そして彼女は出逢う……紅髪の悪魔リアス・グレモリーに。 おかしな先輩や同級生に囲まれ、剣の腕を見込まれ、駒王学園で青春をおくる新たな「D×D」ストーリー!
ルーナとエレナ。晩餐会で二人の貴族令嬢から告白を受けたことでベレトの学園生活に変化が訪れていた。令嬢たちと一緒に登校し、図書室で思いっきり甘えられ、教室でこっそりキスされ……さらに晩餐会で急接近した歌姫・アリアもまたベレトに会いに学園にやってくる。そんな令嬢たちとの甘い学園生活を経て専属侍女のシアともついにデートすることになりーー。 「お慕いしております……。本当に、本当に大好きです……」 デートのさなか膝枕され、抱きしめられ、その想いに触れたベレトはシアとも強く結ばれることになる。卒業式が近づく中令嬢たちとの関係はより深まりーー甘々学園ラブコメ第4弾。
美少女英霊たちの弟子となり、魔物の大軍を退ける大活躍をしたウィリアムは、今日も修行に打ち込んでーーいなかった。 「この前一生分の修行をしたじゃんか」「お前という奴は!」 サボり癖の抜けない弟子に、英霊たちは四苦八苦続き。 そんな中、第三王女のカノン・ユークリウッドがクラスに編入され、何故かウィリアムに接触を図ってくるように。 「わたくしは、あなたのことをよく知りたいと思っています」 笑顔でそう告げ距離を近づけてくる彼女の本当の目的は、なんとウィリアムの身辺調査、もしくは暗殺!? 『最弱兵器』は、新たな危機をどう乗り越えるーー?
神秘の孤島を出発し、なおも救世の冒険を続けるレクシア一行は、大陸最古の歴史を誇るラステル王国へと辿り着くが…… 「貴方は……かつて行方不明になった、我が国の王女さま!」 レクシアの護衛にして、最愛の相棒でもあるルナに“王女”説が浮上!? レクシアたちとルナは離れ離れにされてしまう。 「私とルナを引き裂くなんて……絶対に許さないんだから!」 王族による邪悪な陰謀が蠢き、世界の存亡を揺るがす太古の文明が眠るラステル王国で、レクシアとルナが選ぶ道はーー? 「私、ルナがいないとダメみたい」「とんだワガママ姫だな」 美少女たちの絆が試される、超人気ガールズ・スピンオフ!!
誰にも気づかれずに退治しまくった『金属スライム』由来の規格外な力で、衝撃的な探索者デビューを果たした三鷹悠真。 入社したダンジョン企業の社長に連れられ、悠真が向かったのは……マッドサイエンティスト・アイシャの研究所。ずっと秘密にしてきた悠真の能力が、ついに彼女にバレてしまいーー 「君は本当にとんでもない逸材だよ、悠真くん!!」「……え」 悠真の怪物的な戦闘力を巧みに利用しながら“黒のダンジョン”の最深部へと探索を進めていくアイシャ一行だったがーー 「悠真くんは……私の想像を遥かに超えた存在だったんだね」 彼女の暴走(研究)によって、悠真は新たな覚醒を遂げる!
カクヨム累計ランキング【第1位】作家・じゃがバターが新たに紡ぐ、 騒がしくも気ままな“二度目”の英雄譚。 魔王討伐の旅から五十年ーー女神の祝福によって身体を若返らせた最強の剣聖・スイルーンは、とある約束を果たすため、在りし日に成し遂げた冒険の旅程をふたたび辿ることになる。 のんびりとした一人旅になるはずが……半世紀前、ともに魔王と対峙した伝説の大神官(腐れ縁のじじい)がついてきた。 そこに、なぜか懐かれた聖獣(神々しいモフモフ)や、驚愕すべき才能に恵まれた最愛の孫娘たち(とてもかわいい)も加わり、規格外な面々に囲まれた、何かと騒がしい旅路にーー。 魔王と勇者の戦いが思い出になった頃ーー平和を実らせた美しき世界を味わう、気ままな“二度目”の冒険が幕を開ける。
「そちらの胸を隠してください!」 「女である私の胸などどうでもいいだろう!?」 スライムに服を溶かされた男の俺を見て、躊躇なく自分の着ていた服を脱いで渡してくる女冒険者のエルミー。 俺が転生したのはゴブリンやオーク、女盗賊さえも狙うのは女ではなく男という、貞操が逆転した異世界だった。この世界の常識を知らない転生者の俺は、無自覚に女性たちの好感度を上げていき!? さらには唯一回復魔法を使える職業『治療士』の最上位職『聖男』ということがわかりーー。高ランク冒険者たちだけでなく、女王からも言い寄られることに!? 貞操逆転世界で求められまくるファンタジー!
清楚な文学少女が大胆に垢抜けしてアプローチしてくる甘々ギャップラブコメ、開幕! 古典的な服装と清楚で純粋な振る舞いによってクラスで絶大な人気を誇る文学少女・古川葉桜。一方で、気怠げで軽薄そうな見た目から「女を殴ってそうな男」としてクラスで避けられている俺には関係ないと思っていたのだが「理比斗くんが私をオトナにしてくれました!」今までと真逆な姿になった葉桜の一言により状況は一変した! 「理比斗くんはオシャレでカッコいいですし、他人を気にせず自分を貫き通しています……私の憧れるオトナそのものです!」俺のアドバイスで垢抜けた姿を恥じらいながらも、『皆みたいに恋愛したい』と俺に大胆なアプローチを繰り返す葉桜。更に彼女との仲が深まるにつれクラスにおける俺の扱いも変わってきて!?
●○●大人気コミカライズ原作、待望の書籍化●○● 大正時代の函館。旧華族の清子は顔の痣により冷遇されて育った。そんな彼女は、金のため顔も知らぬ実業家に嫁ぐように命じられる。 清子が出向いた屋敷には、商才あふれる美貌の青年・朔弥がいた。しかし彼の目は不自由になりつつあり、これまでの縁談への苛立ちから彼女を拒絶。それでも清子は真摯に接し、朔弥も、その育ちゆえに真心で人を見る彼女に心惹かれ、互いにかけがえない存在に。 だが、痣を知った岩倉本家は彼女を追い出そうとしてーー。彼と生きるため、清子はその人柄と聡明さで懸命に試練に向き合い……? ●○●登場人物●○● 伊知地清子(いちじ・きよこ) 名家の娘だが、痣のせいで蔑まれてきた。人の真心を見る聡明さがあり、時に朔弥も驚く洞察力を発揮する。 岩倉朔弥(いわくら・さくや) 長身で圧倒的な商才をもつ美貌の青年。だが目が不自由で少々ひねくれ者。清子に惹かれ……。 一 白い空気 二 彼女の理由 三 かりそめの婚約 四 岩倉上屋敷 五 梅の花が咲いている 六 函館夜会 七 こぼれそうな愛 八 割れた鏡 九 風に唄えば 十 気持ちはダイヤモンド 十一 すてきな贈り物
華族令嬢の一之宮 菊華は両親を喪い、強欲な叔父夫婦に育てられた。淑やかに躾けられた美しい人形のような菊華は、年頃を迎え、老人の後妻として売られそうになる。 たまらず家を飛び出しはや五年ーー。 貿易船にもぐりこんだ菊華はイギリスに停泊する船でしっかり者で目端の利く下働き(男)に成長していた。愛する骨董品に携わる仕事で、将来は自分の骨董店を持つのが夢だ。 そんな折、貿易商会の会頭である東堂政宗が船を訪れる。 彼と因縁のあった菊華は女性だと暴露され、なぜか彼と結婚することに……!? 豪華絢爛なアンティークジュエリーと陰謀うずまく社交界をめぐる、恋と謎の物語。 第一話 船上の偽装結婚 第二話 いわくつきのシノワズリ 第三話 根付に宿る記憶 第四話 アクロスティックジュエリーの暗号 あとがき
『悪姫(あっき)』と『皇太子・伯蓮の弟』、 二つの顔を使い分け、東宮で二重生活を送る令花。 ところがある日、 「皇太子は悪姫に篭絡されている」 という噂を聞き兄皇子・藤貴が東宮に乗り込んできた。 同時に、妃候補たちに突如仲違いが起こる。 訝しく思った令花は、宮女に変装して情報を探ることに。 すると、逆に藤貴の方から令花に接触してきた。 やけに令花に親切にしてくれる藤貴に、伯蓮はなぜか気に食わない様子。 一方、藤貴が管理する港で不穏な動きがあり……。 東宮内と港の流通をかき乱す犯人は誰なのか、その思惑はーー?
御一新より時は下った花街で。下働きの千早は突然売られることを知り、行く宛もなく逃げ出した。たどり着いたのは、江戸の御世もかくやと思わせる絢爛な遊郭。戸惑う千早を、綺麗な楼主の朔は迎え入れ、追手はのっぺらぼうが蹴散らす。そこは人の世の外、あやかしの遊郭・月虹楼だった。 あやかしが忘れ去られようという時分、飛び込んできた千早こそ人の世との絆を繋ぐと朔は言う。流されて生きてきた千早だが、恩返しのため月虹楼の手助けをすることに。一方人の世でも、千早を捜し求める者たちがいて……? 目次 一章 逃げ込んだのはあやかしの世界 二章 月虹楼の女たち 三章 月虹楼の馴染みたち 四章 隅田川のほとりにて 五章 雪を溶かす温もりは 六章 千早の秘密 七章 人の願い 神の願い 八章 明治吉原 あやかし道中 終章 神代も聞かず