1994年発売
西海竜王敖閏が持つ珠には、どんな生き物でも人間にする力があるという。その珠で白麗を人間にしようと辰治たちは、西海竜王の竜宮目指して旅をしていた。そんな彼らがシルクロードの途中で立ち寄ったのは、何者かによって全滅させられていた泉の村。残された足跡と、唯一の生き残りであるギエンヌ公国の公子ジョルジュの話から分かったのは、襲撃者が怪物ということだけだった。
天界を追われた皇子・鼓童の冒険ファンタジー。躍童の謀略によって皇位継承権の争いに敗れた鼓童は、天界を追われることに。なんとかして反旗を翻そうと策を練っているところを、紅珠児という娘に助けられて…。
飛行機が滑走路へ舞いおりた。ここはアメリカのオレゴン州、ポートランド。わたし、森崎未里、16歳がずっとあこがれていた“留学”が実現したの。たった今から、わたしのアメリカ生活が、始まる。ムネがドキドキよ。
建都1200年で賑わう秋の京都。百合子は高校時代の仲よしグループで、ドライブを楽しんでいた。ところが、その夜から、恐ろしい事件に巻きこまれてしまったの。そして、現場には仲間になぞられて作った人形が残されて…。
あたし、上原育子。ついに夢がかなって、『現役高校生まんが家デビュー』できたんだ。夢だったまんが家にもなれて、悦郎っていうやさしい彼氏なんかもいちゃったりして、あたしってば、なんて、しあわせものなの…なんて、しあわせにひたってたんだけど、なんと、またまた、あの明日香さんが現れて、悦郎にちょっかいを出してきたんだ。あたし、ふたりのことが気になって、もうまんがも手につかなくなっちゃったよ…。
“悪”の絹子を捜し、亜空間を旅するチョコたちを待ち受けていたものは、いったい…。果たして絹子を見つけだし、戦いに勝利することができるのか。ヨコハマを守ることができるのか-感動のシリーズ最終話。
大学のキャンパスで起こった教授誘拐事件と時価1億円の浮世絵盗難事件。容疑者あつかいされてアタマにきたミーは、ボーイフレンドのケンとふたりで犯人を捜そうと。ハラハラドキドキと爆笑の新キャラクター登場。
何もなかった高二の夏。九月だというのに、岡崎みらいは、美少年憲に心惹かれはじめる。百年の歳月を越えて、海辺の別荘地の町を襲う群発地震。-かなわなかった恋への未練から生まれた、青年と邪神との悪魔の契約。『百年後、この町を滅ぼす』という呪いがいま実行されようとしている。手渡されなかった蒼い指輪が巻きおこす、運命のふたりの苦悩と、哀しくも美しい、愛への讃歌。運命の日まで、あとわずか。
弟の星野と暮らす森夜のもとに、ある日突然、パトロールたちがやって来た。両親はいつものように調査旅行で不在中。だが、超時空課のパトロールは二人に告げた。二人の両親は行方不明、時間逃亡〈タイム・エスケープ〉をした疑いがあると-。森夜は弟を守り、両親を救うことができるのか。最終戦争〈ハルマゲドン〉後の市〈シティ〉トーノを舞台に描く、パトロールをめざす森夜の冒険。
女子高生諸君、かわいい君のそばに怪しい「穴男」はいないか。男子高校生諸君。さびしい君は「穴男」にされるような青春を送ってはいないか。エイリアン戦士ヒカルにとり憑かれて、アストラノーズの侵略からこの平和な世界を守る役目を負わされた、大森鉄平。彼、すなわち二重人格戦士パラサイコマンの次なる敵はこの「穴男」なのである。
超過密都市トーキョー。その湾岸地区の廃墟のようなビルから、ひとりの老科学者が身を投げた。理由もわからずにこの老人を保護していた無国籍の“幽霊”少年、カイに重大なメッセージを残して…。そのメッセージを完成させるために、地球連邦軍情報部から特殊工作員“天使”が派遣された。メカ天才のカイと無比の腕力を備えたアンジェラ。
断固、決行あるのみ。超国家組織に誘拐された同級生の超能力少女・小牧ノブを救出しようと、こともあろうに、横須賀沖に停泊中の米海軍の原潜カサンドラに潜入を図る三人の高校生がいた。超弩級原潜から硫黄海域の海底基地へ、そしてペース・シャトル、ルナ・ベースへと、高校生とタフガイ私立探偵が繰り広げる天衣無縫の追跡アクション劇。
誰も知らない巨大な陰謀が動き出した。それは2万年もの昔、秘境クロスカラコルム山中に降下した宇宙かの“光柱”に端を発する宇宙的規模の侵略であった。いち早く人類の危機を察した先見の人、国際科学技術庁、技術主任の南部博士は彼の独断で、ある組織を結成した。巨大な装甲メカ鉄獣が街を繋躪する時。超テクノロジーを武器に巨悪に立ち向かう5人の“鳥人”の活躍が始まった。彼らの名は《科学忍者隊》。地球を守る正義の影武者。
瞳ちゃんは、周太郎くんのことが大好き。想いを伝えたいけれど、彼の気持ちがわからないから、少し臆病になっているの。おまけにライバルは強敵。クラスの女王様・理奈さんが、積極的に彼に接近中。早く告白しないと、彼をとられちゃう。一方、スポーツも勉強も得意な周太郎くん、女の子の気持ちだけは、わからないみたい…。内気な瞳ちゃんと、恋にちょっぴり鈍感な周太郎くんに、ハッピーエンドはくるの。
「あの奥の窓で出会うと、そのふたりは必ず恋人同士になるのよ」クスッと笑ってそう言った、司書の千葉さん。あたしは思わず手を止めて顔を上げた。それ、違うよ。ウソだよ。だって、桜が満開のあの日、あたしが窓のところで出会ったのは-羽鳥センパイ。あたしが、ぜったいに好きになるはずがない人だもの。あたしの、かけがえのない親友の“彼”なんだから…。
高一のわたし・朝井夏実は、さっそうと白馬に乗る高岸先輩にあこがれて、念願の馬術部に入部。これで、放課後はステキな先輩と、いつもいっしょ、なんて思ってたのに、朝から晩まで馬の世話ばかり。おまけに、『部員どうしの恋愛禁止』を言いわたされてしまったの。そして、高岸先輩に急接近するライバルが。乗馬がうまくて、生意気な美少女・洋子の出現で、夏実の恋は大ピンチ。
「まかせろ」そう叫んだ昴ははボールを打ちこむ。しかしボールは、アンテナの外を抜けていった。-インターハイを1か月後に控えた試合で、青葉が丘は星南学院に敗れてしまう。ある弱点が、チームの足かせとなってしまったのだ。これを克服するには、メンバーの交替を避けるわけにはいかないが、昴は一緒に頑張ってきた仲間を捨てられず…。
自弥“わけあり、独り者”の湘石さんに出会ったのは、高校最後の春休み。一人旅からの帰り道に立ちよった、小さなコーヒーショップのマスターが彼だ。志望大学に受かって、可愛いガールフレンドがいて。人生の滑り出しは上々だった僕だけど、湘石さんと知り合ってから、何かが少しずつ変わり始める。そして思いがけず、彼の深い哀しみに触れてしまった僕は…。