2006年発売
日本画の大家を父に持ち、美貌と才能に溢れる若き洋画家・佐伯渓舟は、助手であり恋人でもある相良司とともに暮らしている。小さなトラブルが起こることもあるが、強い絆で結ばれているふたりは幸せな毎日を過ごしていた。そんなある日、司の過去を知る男、そして渓舟の過去を探る男が現れたことにより、平穏な生活は少しずつ狂い始めていき…。
「我が名は光焔。汝を守護するものなりー」無事に黄金の竜との契約をすませ、晴れて幻獣遣いとなったアリアを待っていたのは、「アランダム騎士団の巫女姫」という大層な地位だった。戸惑いながらも、騎士団での暮らしに飛び込むアリア。しかしそれは、ここまで共に旅をしてきた聖従者の仲間と別れることであり、幼なじみと敵対する運命でもあった…。本格異世界ファンタジー第二弾。
「あんたは人を殺せるか? 新宿で情報屋なんかやって、何人もの人間を好きなように弄んで。折原臨也、あんたは、人を殺せるのか? 自分の手で、直接な。ナイフで死なない程度に刺して、お茶を濁し続けやがって。まあ、何を言っても……結局をお前は誰か他人を使うんだろう? 笑える程に、卑怯な奴だなお前は」 東京・池袋。そこには寂しがり屋な過去が集う。現実から逃避し続けるボス、責任を感じている女子高生、友人の想いに気づけない少年、乗っ取りを図る男、未だ情報で人を操る青年、そして漆黒のバイクを駆る“首なしライダー”。 そんな彼らが過去を乗り越え、三つ巴の哀しい現実に立ち向かう──。
真っ白な少女は、空にたゆたっていました。そこは、不思議なくじらが舞う世界。忘れものの森。電波塔の上。海が近い街のどこか…。傍らには真っ黒な猫の姿をした仕え魔がいました。少女は、死神でした。それは、ひとびとの命を運ぶ存在。真っ白な少女は、ひとびとと関わり、交わり、そして変えていくのです。これは、白い死神と黒猫の、哀しくてやさしい物語。
傲岸不遜な気質で知られる九条院アリスは、みずから「冷嬢の心得」を定め理想的なお嬢様を目指す十四歳。十五歳の誕生日を間近に控えたある日、アリスの前に彼女を「十三番目(サーティーンス)」と呼ぶ謎の少女が現われる。「私は三番目よ。貴女が眠らせている力を暴き出してあげるために来たの」平穏な学園生活を謳歌していたアリスに、突如訪れた過酷な試練。そして彼女に隠された秘密とはー!?誇り高くて意地悪でワガママで、でも、ちょっぴり優しくて…そんなお嬢様・アリスが巻き起こす“ハイ・ゴシックアクション”、ここに開幕。
長い眠りから覚めた川平カオルと、啓太、ようこ、ともはねの4人で始めた新生活。でも恥ずかしがり屋の彼女はなかなか心を開いてくれない。しかも、年少のともはねは、かわいいカオルにちょっとヤキモチを焼いてみたり。そんな川平家に、いったんバラバラになった薫の犬神が帰ってくる。なにやらヘンなものを引き連れて…。犬神・ようこと犬神使い・啓太の大人気ハイテンション・ラブコメディ、新展開で第10弾!若月神無猫き下ろしショートコミックも収録。
別れの日から、約半年。ルルフェットやサヴァランと出会い、魔法戦士としての道を歩みはじめたデュアン。一方、かつての師とともに戦い、その戦いの果てに師を喪ったオルバ。それぞれのクエストを成し遂げ、出会いと別れを経て、ふたりは同じ目的地・ガイトムンドへと向かっていた。再び会うためにー。その二人のもとへ、さらになつかしい仲間が向かおうとしていた。新たな、そして壮大なクエストを携えて。三人が再び集まる時、新たな冒険の幕が上がる!新章スタート。
山上祭二日目。秘密のオークション会場では、女子の写真の競りが白熱していた。特設リングでは伝説のマスクマン、スペル・ソラールが華麗な技を繰り出していた。そして、体育館の舞台では、演劇部長に急遽スカウトされた里香が、ヒロインとして舞台に立とうとしていた。夏目、亜希子も駆けつけて、いよいよ緞帳が上がろうとしたとき、謎の乱入者が現れー!?書き下ろし番外編『雨 fandango』の後編に、『dragonfly』『市立若葉病院猥画騒動顛末記』『as the summer goes by』の番外編三篇を加えた『半月』短編集第2弾。大人気シリーズ、最終巻。
山路あやっす。毎年恒例の全校登山大会がいよいよ間近。ウチのクラスにはいつも行事になると休む相楽佳耶って問題児がいるんだけど、それが法行君と登山のペアになっちゃって。んで法行君は佳耶がクラス内で浮いてるのを見て心配になったらしく。私も佳耶のことは気になってたから、これを機に法行君と一緒に佳耶を行事に引っ張り出そうとしてたんだけど、気が付いたら何故か生徒会長が「後白河法行を殺して私も死ぬ!」みたいな話に!?なんで?つか、ヤバいって!会長の凶刃から法行君を守るにはどうすれば?大人気、佐藤ケイの正統派学園群雄戦略ラブコメ第4弾。
両面宿儺、そしてハジバネの事件を陰で操っていた人物が、遂に天総社に現れた。その人物とは、アマツカサ祭主・天条レイコの実弟にして『生命』を司るスサノオの依巫・天条タカヤ。なぜ、天条レイコの弟がアマツカサに刃を向けるのか!?タカヤの目的とは一体何なのか…!?すべては五年前に起こった『光』の天魂アマテラスを巡っての、ある事件が起因していた。そして、神野メイ、瀬川ナナミらも、タカヤとアマツカサとの果てなき戦いに巻き込まれていくー。鈴木鈴&片瀬優が贈るアクションファンタジー第3弾。
都に歌が響きわたる。それは火の血を持つ者だけに聴こえる、初代火目・霞の鳴箭の音だった。そしてそれに呼応するかのように紅い雪が舞い落ちるー。都に起こる異変の原因を突き止めるべく伊月は豊日と調査を開始する。折りしも当代の火目・常和や御明かしの茜を育てた長谷部家より、千木良という女が指南役としてやってくるが…。御明かしたちの身体に起こる異変、忌み字を冠する火護“し”組の新設、秘められた豊日の過去ー刻々と変化する事態に伊月はどう立ち向かうのか!?第12回電撃小説大賞“銀賞”受賞作第三弾。
最強の星獣“九頭竜”東雲十吾が指定してきた最終決戦の日に向けて壮絶な修行を続ける遙は、亮の元妻・早紀から恐るべき事実を告げられる。一方、東雲に背いて遙に戦いを仕掛けたもう一人の“麒麟”柊弥には、重大な悲劇が待ち受けていた。そして迎える決戦の日。遙は仲間たちとともに決戦の地、新宿へと向かう。しかし、学とまどかを喪った痛手から立ち直れない直純の姿は、そこにはなく…。いよいよクライマックス直前!最後の闘いに向け、運命の輪が回り出すシリーズ第6弾。
大神涼子、高校一年生。子供も怖がる凛々しい目。笑うとのぞく魅惑的な犬歯。胸はないけど、とっても美人(?)でワイルドな女の子。赤井林檎、高校一年生。小さい背に、かわいらしい容姿。腹黒いけど、見た目だけは天使のような女の子。通称、赤頭巾ちゃんとおおかみさん。知る人は知っているが、知らない人はまったく知らないという微妙な知名度を誇る二人(+ヘンな仲間たち)が、やりたい放題好き放題に世直しのため戦う!そんな熱血人情ラブコメその他色々風味な物語のはずです…これは。沖田雅の期待の新シリーズ、スタート。
周がまどろみの中で見た夢、それは大胆な犯行予告とも言うべき「予知夢」であった。被害者の視点で紡がれる夢は、一体誰に起こりうる未来なのかを知らせてはくれない。ただ、今までの経験上言えることは、ごく近しい人間ーいつのまにか周にとって大切となってしまった凛々子たち5人である可能性は高かった。未来視とはその名の通り、確定した未来を事前に見るものである。不可避の未来を前に初めて、それを変えようと動く周。そして、いつどこで誰が被害者になるのかを探るイレギュラーな推理が始まるのだが…!?魔術師と“M”の物語、登場。
初夏…。緑深きアストラエアの丘に、伝説の少女が帰ってくる!『シスター・プリンセス』の公野櫻子氏が描く、名門女子校百合絵巻第2弾が登場。聖スピカ女学院小学部を経て、ロシアに音楽留学していた天才少女・草薙真箏。小柄だが、美少年風の容貌とカリスマ性を備えた彼女が、エトワール選を巡って混乱が続くアストラエア3校をまとめるために緊急帰国。続いて行われる第2選に名乗りを上げる!真箏の参戦がきっかけで、渚砂と静馬、光莉と天音の間に生まれる亀裂。混乱の裏側で、優雅に暗躍するル・リム生徒会長の千華留…。愛と友情と陰謀が渦巻く勝負のゆくえは。
修学旅行に向かう高校の生徒たちを乗せた船が遭難した。死者の数233名。風邪を引いて行くことの出来なかった幾瀬鳶雄は幼馴染みの彼女を、友人を、そしてすべての同級生を失ってしまう。だが、それは終わりではなく始まりであったー。“ウツセミ”と化し次々と鳶雄の命を狙う同級生たち。絶体絶命のピンチを救ってくれた謎の美少女・夏梅。そして彼女から託された謎の『タマゴ』…。想像を絶する恐怖と戦いの生き残りゲーム。血の海をのりこえ、鳶雄は事件の真相にたどり着くことが出来るか?サスペンス・ホラーの新旗手・石踏一榮が贈る戦慄の新シリーズ開幕。
「もう大丈夫ですよ…おいでおいで」指で招くと、真っ白な子ギツネはピョンッと膝に飛び乗ってきました。お前、二尾なんですね?もしかして、昼間明太子をお供えしたお稲荷さんですか?…抱きしめて、顔を埋めて、肉球をプニプニして、一緒にお風呂に入って寝たいくらい可愛いですっ!キャメロット学園に補欠合格した兵主和泉は、犬猫妖怪問わずお友達の女の子。ここは世界有数の魔法使い養成学校だから、人間のお友達だってできるはず!そんな和泉の期待をよそに、なぜか始まる学園をあげての和泉勧誘合戦。生物部に魔導武道部、お兄ちゃんが絶対入るなって書き残した飼育同好会まで!?肉球プニプニ魔法学園生活始業。