2008年発売
体育祭で 「秋晴と一緒に遊園地で遊ぶ権」 を懸け対決することになった朋美とセルニア。朋美の腹黒謀略テクニックが冴え渡り、セルニアの檄が熱く沸かせる。さらに、みみなが跳ね、薫が駆け、そして沙織&早苗姉妹がウッカリめくるめいてあんなことやこんなことになる中、勝利は誰の手中に!? 他にも、色んな意味でドッキドキ☆の遊園地デートの顛末や、薫が悶々悩んで秋晴と組んずほぐれつする番外編の計3本を収録!
一宮シンセン都市の弱体化に端を発した東和の混乱は、新たな局面を迎える。 黒曜姫を掲げる旧王都・一宮シンセン都市に、二宮スズマ都市の翡翠姫は対決を決意し、その軍勢を動かす。 ついに起きた大国間の戦争に揺れる東和。 そんな中、七宮カセン都市の宮姫である空澄姫は、四都同盟締結を望む双子姫の招きに応じ、五宮クラセと六宮マキセの双子都市へ向かい、彼女たちに触れる。 平和を語る姫たち、独立を望む姫、改革を掲げる姫、そして、国体を背負う姫。 ただカラが見つめるのは、流れる時代の中、姫たちと人々が織りなす世界の模様。 東和七姫が彩る物語・第五章開幕。
停学が明け、大河が学校に戻ってくる。折りしも世間はクリスマスの季節。 クリスマス大好きという大河は、唐突いい子バージョンに変身。一方、実乃梨は試合でエラーをしたとかでふさぎこみ、竜児にもぎこちない態度を取るようになる。そんな中、新生徒会長・北村が、有志によるクリスマスパーティの企画を立ち上げる。竜児や大河、そして学園の公式美少女である亜美の参加もあり準備は盛り上がるが、実乃梨だけは相変わらず元気がなくて──。はたしてクリスマスパーティの行方は!?ますます脂が乗ってきた竹宮ゆゆこ、三十路の扉を開く渾身の一冊をお見逃しなく!
アポストリー身体能力と科学技術に優れた、女性だけで構成される異星人。目が赤いほかは、外見的特徴は人間と同じ。琵琶湖周辺は彼らと人間が共存する居留区となっていた。高校二年の南方学は過去に起きたとある出来事からアポストリを憎んでいた。ところが、“共棲”と呼ばれる居留区のシステムに則り、一人のアポストリと同居することになる。彼女の名は、葉桜ー評議長の姪でもある美しい少女だった。二人は激しくぶつかり合うが、その共棲にはある意図が隠されていてー。第14回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”受賞作。
二難去って、ようやく落ち着きを取り戻した夜知家。 しかし、春亮とこのはが外出したその間に 「ソレ」 は家の中へと忍び込み、一人で留守番中のフィアの背後からそっと近づいたのだった。 …… カサリ。 物音に異変を察知したフィアは、ルービックキューブを取り出すが、「ソレ」 ──黒髪の幼女── は、自分の髪でフィアを縛り上げ、宙づりにして…… こちょこちょくすぐりまくった!? この女の子って、一体誰だーッ!?
オルソープ家の執事は、アディルのドレスを再度『薔薇色』に注文するが、パメラは断ろうと必死だった。シャーロックの婚約者候補であるアディルのドレスをつくって以来、クリスの様子がおかしいからだ。一方アディル本人は『夜想』にドレスを依頼する。『夜想』の仕立人ミセス・コルベールと闇のドレスとのつながりを探るシャーロック。クリスもまた、ミセス・コルベールに近づいて…。
大量虐殺による戦犯法廷ーーそこに召喚されたのは「七名の証人」だった。彼らを守るために動き出すMSS。証人たちが次々と殺されていく中、MSSとMPB、六人の特甲児童の運命が今、交差する!!
スター輩出実績日本一を誇る、スパルタ式アイドル養成高校・歌劇学園。学園随一のクールなモテ男・加賀雅也(生徒会副会長)は、みんなに内緒で、かつて学園に在籍していたというある女子の居所を捜していた。それは子供だった雅也の初恋の人。モテモテのくせに純な雅也だ。しかし、京都府出身天然系魔性のオンナである由居玉緒(生徒会会長)が●●を×××させて迫ると、雅也の▲▲▲▲は、やっぱり■■■■になってしまった!!『学園カゲキ!』シリーズ史上もっとも××度が高い第3巻。
田舎と都会の狭間で育った1人の少年、クソガキの中学生シンはまともに学校にも行かず、駅前のコンビニにたむろする日々を送っていた。そして運命の人ユウと出会ったことで、シンの人生は大きく変わっていく…。作者の切ない心の声を綴った、SINKAの『また会いたくて』が、装いも新たに待望の文庫化。
ある事情から、付き合って間もない彼女にフラれた成也。空しさを紛らわすように晴奈と付き合いはじめるが、やがて晴奈の真剣な想いに応えるように、かけがえのない関係になってゆく2人。だが、その先には悲しい運命が待ち受けているのだったー。愛する人のために精一杯生きようとする2人の姿に、700万人を超える読者が涙し、単行本シリーズ累計58万部を記録したラブストーリー『teddy bear』のサイドストーリー。成也視線で書かれた本作で、いよいよ物語が完結。
「きみはクリスのもとで研修を受けるのだから、最後に彼に会ったときよりも落ち着いた状況で顔なじみになっておきたいだろうと思ったのだよ」「落ち着いた状況ですって?これが落ち着いた状況だっていうんですか?」「相対的にはな」正式な“使者”となり、“学院”での日々に別れを告げたタリア。研修の指導官はクリス、任地は北の“国境地帯”。辺境出身のタリアにとって比較的簡単な任務になるかと思われた。研修はクリスと協力して難題に向かうことが不可欠である。しかし、二人の信頼を揺るがすべく、密やかに不和の種は蒔かれていたのだった。執拗に迫る“女王補佐”排斥の魔手。タリアはこの陰謀を打ち砕けるのか。
帝国最強部隊の襲来を、命を賭けた知略で退けたミスマルカ王国の王子マヒロ。しかしそれから1ケ月、今ではその勇姿は見る影もなく、ただのぐーたら王子に戻っていた。一方、帝国軍は“闇の法王”と名高い第二皇女を総大将にすえ、ミスマルカ王国を再び侵略すべく大軍を調えつつあった。王はこの危機を打開するために、「世界を統べる力」を持つ伝説の神器『聖魔杯』の探索をマヒロに命じるのだが…!?王道“系”ファンタジー第2弾。
藍州から帰還した監察御史の秀麗に届いた、驚きの報せ。なんと、吏部侍郎の絳攸が投獄されたというのだ!罪状は、侍郎として、尚書・紅黎深の職務怠慢を止められなかったというもの。そして絳攸を追い詰めたのは、秀麗の天敵である御史・陸清雅。このままでは絳攸が辞めさせられてしまう!!この危機に、彼を弁護するため、立ち上がった秀麗だけど!?いよいよ絳攸の過去も明らかに!?国民的人気シリーズ待望の第13弾。
「わたしは天野遠子。ご覧のとおりの“文学少女”よ」-そう名乗る不思議な少女との出会いから、二年。物語を食べちゃうくらい愛するこの“文学少女”に導かれ、心葉は様々なことを乗り越えてきた。けれど、遠子の卒業の日は迫り、そしてー。突然の、“文学少女”の裏切りの言葉。愕然とする心葉を、さらに流人が翻弄する。「天野遠子は消えてしまう」「天野遠子を知ってください」-遠子に秘められた謎とは?心葉と遠子の物語の結末は!?最終編、開幕。
ついに『潔斎の秘奥』が発現したなごみは、積野辺の根幹を否定する自らの「力」に、漠然とした不安を抱いていた。華多那との生活にも微妙な変化の兆しが現れ始めたある日、なごみたちは小犬を拾う。新しい家族を得て二人の距離も元に戻るかと思われたのだがー。それは皆理、華多那との新たな対立と、積野辺を統べる守代家の支配の終焉を孕んだ災厄のプロローグだった。超常の町を舞台に少女の数奇な運命を描くドラマチックファンタジー堂々の完結。