2009年12月発売
詞子と雅遠が桜の下で出会ってから一年。秘する恋とはいえ互いに愛しさは増すばかりで、雅遠は本気で結婚を申し入れていた。だが、詞子は鬼の呪いがある以上結婚は無理だと頑ななままで…。その頃、宮廷では左大臣と右大臣の権力争いが激しくなり、詞子と雅遠の家の確執は深まる一方。そんな中、雅遠は詞子を呪いから解放すべくある秘策を講じた!二人に幸せな愛の進展はあるのか…。
比奈と王子は修学旅行で京都へ!あれも食べたい、これも観たいとワクワクの比奈たちは旅館に到着。消灯直前、飲み物を買おうと一人で旅館を抜け出した比奈は、途中で神社に立ち寄ってしまう。そこにいたのは妖狐の九重。九重は平安時代から神社を動けずにいるという。九重にはある願いがあって、比奈と王子はその願い成就に協力することに。平安のお姫様と陰陽師の恋が、比奈たちを不思議な京都冒険に導く。
カノンとノトは、新王と新王巫女として儀式に望むため、リリィ一族の領地にある神殿へと旅立った。領地の舞踊祭で舞姫となるリリィも連れて。町中が沸き立つ舞踊祭の当日、ノトとリリィが忽然と消えた!リリィ一族のお家騒動に巻き込まれたのか、それとも…!?カノンは冷静になろうとするものの、ノトを思うと今までにない気持ちを感じてしまい…!?二人の絆が深まる華やかロマンファンタジー!リリィも犬も事件解決に大活躍。
突然の引っ越しに戸惑いながらも、アリス=リデルはクローバーの塔に滞在することを決める。頼りなくて病弱なのに、じつはこの世界の最高権力者だというナイトメア。最近のアリスは、彼に心を許している。グレイの妙な誤解から、ナイトメアとの結婚話が持ち上がるなか、アリスはピアスに飲まされた薬のせいで、ミニチュアサイズに!はたしてアリスの運命は!?Quin Rose原作の人気ノベライズシリーズ最新刊。
クラス旅行で近未来テーマパーク『ワールドアヴァロン』にやってきた秋人たち。最先端のCG技術と、様々な趣向をこらしたアトラクションに大興奮…のはずがタロット少女たちは、香澄の告白に対して秋人がした返事の内容が気になって仕方がなくー。ついにはアメジスティアまで参戦し、テーマパークを舞台に秋人を求めたカゲキな追いかけっこがスタート!もちろん、それで何も起こらないわけがないわけでして。そんな中、真冬は秋人のいない四阿本家へと侵入。禁忌とされる占現の力“遠目”の秘密を探ろうとしていたー。タロット少女たちとの関係と、占現の秘密。どちらも急展開の第8巻登場。
苦心の末、手作りの“仕掛け絵本”を完成させた文人。作り上げた本を持って、いざ即売会場へと向かう。大量の本とイベントの熱気に大興奮のフィフ。本嫌いの文人も期待に胸を膨らませるがー意を決してHコスプレでアタックする雲木と、もはや凶器のムネで悩殺しにかかる夏宰の壮絶な文人争奪戦に発展!?一方そのころ、企業ブースで怪しい動きをする“禁書”のクレオパトラは、本の搬入が遅々として進まないことに苛立っていた。彼女の、そして“禁書”たちの企みとは、果たしてー?ぱんつはいてない司書のちょっとHな“文学”コメディ、怒濤の展開の第5弾。
学園都市で“幻魔”を回収する白い死神モモと黒猫ダニエル。転校してから3ヶ月、モモは相も変わらずの『いじられキャラ』。ダニエルもそれに安心して、ゆったりとした学園生活を過ごしていた。…その矢先。モモは授業中に異変を感じる。まるでみんな鏡の中にいるみたいに、左右が逆になっていた。しかもこの謎の現象を起こしている犯人は、クラスの中にいる様子。原因究明に動き出すモモだったが、不思議なクラスメイトの少女・那由多ソラが近付いて来てー!?ラヴリーにして凶暴な白い死神モモは、学園都市を守れるのかーもうひとつの死神の物語、完結編登場。
自由ってなんだろうな?なんでも自分の思うように生きることかな。でもその思っていることが他人の受け売りに過ぎなかったら、そいつは自由な意志って言えるのかな。おれたちが思ってる正しいことって、本当はどれくらい意味がある?…あいまいでよくわからない。人生の意味をはっきり決められるヤツがいるとしたら、そいつは噂の死神ぐらいしかいないんじゃないんだろうかーとある平凡な町を舞台に、統和機構最強のフォルテッシモと、無敵の能力スキャッターブレインが激突する。普通の中学の学園祭を背景に、少女たちと少年が化け猫が歩く奇妙な風景を求めてさまよう。ふたつの相容れない事象が交錯するとき、ブギーポップが指し示す事実とは…。
久々にやってきた大凶運で、家もお金もすべて失ってしまった、“ごえん使い”の雅人と福の神キチー。「家がなくなったのならうちに来ない?」そんな雅人のもとに、二之宮良子と天草沙代の二人からメールが届いた。二之宮良子は大富豪。天草沙代は霊能力者の名家。いやそんなことより、二之宮さんはとっても可愛くて憧れの人で、天草さんもなんか最近いろいろ心配してくれてほんとに優しい女の子だし…。悩みまくる雅人と、それをじと目で見つめるキチ。そこに突然、校長のサモン=時二郎からSOSの連絡が!果たして、雅人の決断は!?ハッピーラブコメ第6弾。
すべての真実は明らかになった。運命の糸は血を滴らせながら喉元に絡みつき、景介を奈落へと引きずり込む。一族殺しの宝刀『つうれん』は今や、忌まわしい恋を叶えるための刃となり、棗の、型羽の、檻江の、そして枯葉の生命を狙っている。反抗か、死か。二者択一の中、鈴鹿の一族の存亡をかけた最後の戦いは静かに幕を開けようとしていた。秋津依紗子に心を縛られてしまった景介と、木春により絶望を突きつけられた枯葉。ふたりが選ぶのは、永遠の断絶か、それとも再起か…?鮮血と恋慕が織りなす赤色の幻想奇譚ーここに終幕。
「満月堂」の本を無料レンタルできる権利と引き換えに、満月ツクモの裏家業である“世界修復”を手伝うことになった桐島新太。相変わらず傍若無人なツクモに振り回される毎日だけど、そこは惚れた弱みというヤツで(?)。健気なオコジョ少女・クルンの癒しもあって、こんな“関係”も悪くないなと思い始めていたのだが…。そんなある日、ツクモの前に突如謎の少女が現れた。「あなたには観測者としての才能がありません」-って、何そんな今さら的なことをエラそうに言ってるんだこの人は!?果たして、この少女の目的とは?やっぱり“残念”なキャラクターたちが織り成すファンタジック・ラブコメ、第2弾。
ついに王都を取り戻すための決戦が始まった。しかし王城を包囲する「偽りの王子」イアン率いるリュクサリア軍と、籠城策に出たオルガンド軍との戦いは長期化の様相を呈しはじめ、次第にリュクサリアに疲弊と惰性を生み始めていた。状況を打開すべく、近衛副長官ヴィクトは予め準備しておいた『秘策』を実行に移すのだがー。そして、その戦の最中、ふとしたことからついにイアンはその正体をある人物に知られてしまう…!『双竜戦役』を追う物語、佳境の第3弾。
御陵学院内の教会でシスターを務めるノウェムにはじめての友達ができる。しかし、その正体には秘密がありー「銀のノウェム」。廃ビルで発見された昏倒した人々と、一人だけ意識を保った男の子。その秘密を追うイザヤとノウェム、そして二人をマークする異端審問官ラーフラの駆け引きと過去を描く「黒のラーフラ」。“獣”に立ち向かう玻璃と、“獣”を喰らう裏の玻璃。その決意とイザヤのさらなる覚醒とはー「紅衣の娘」。断罪衣の資格者たち、それぞれの葛藤と戦いを描く中短編集。眷属を従える謎の“獣”との戦いの行方はー。
シャーロックに拒絶され悲嘆に暮れたクリスは、パメラと共に『薔薇色』から姿を消す。一方、貴族の義務とクリスへの思いの間で揺れるシャーロックは、苦悩の日々を過ごしていた。ようやく行方知れずのクリスの居場所を探し当て、安堵するシャーロックだったが、クリスもシャーロックを思うがゆえに厳しい決断を迫られて…。二人の恋の行方は!?引き裂かれた恋人たちは聖夜に出会えるのかー。
次期闇皇を目指し(そろそろ死んでしまいそうな)修行中の后が出逢ったのは、以前から噂に聞いていた、とある格好をした式神・萌。彼女はなんと后に一目惚れをしてしまったという!!だが、あまりに強烈なキャラの萌に后は逃げるのに必死!そんな2人の互いの望みをかけ、言や晴明、四天王らが2つのチームに分かれ対決することに!!これも修行というが、嫉妬に燃える言やなぜか同チームになった瑞宮から、いろんなものを護れるかー!?絶好調の陰陽コメディ第5弾。
イタリア育ちの貧乏貴族の令嬢スカーレットは、落ちぶれた実家を立て直すため、十四歳も年上の実業家シークエンサとの婚約を決意した。新生活への期待と不安を抱えつつ、超豪華客船“ヴィーナス号”で彼の本拠地・英国へと出発する日、スカーレットは埠頭に佇む一人の少年に目を奪われる。彼ーフォスターの瞳は、まるで幼い頃に失くしてしまった宝物のブルーサファイアのようで…!?“呪いの宝石”を巡る陰謀と、“幸運の人魚石”がもたらす運命の恋。海の上のミステリアス・ラブロマン堂々開幕。
実りの季節を迎えた帝都では、豊穣を祝う新嘗祭が大々的に行われる。蒼司朗も望月造園が屋台を出すと聞いて、ピヨ四神と一緒に心躍らせていた。しかし、賑わう祭事は帝を狙う格好の場でもあるのだ。続々と現れる不埒な輩を捕縛する中、小此木神官長は帝都神社へ運ばれる供物に、蟲入りのメロンが仕込まれたことを知る!神官や四神の戦士たちは祭りで手が離せないとなれば、動けるのは蒼司朗だけ!?蒼司朗とピヨ四神の蟲大捜索が始まった!少年の運命が花開く、お庭番シリーズ・第四弾。
8月の強烈な日射しのもと、過酷な陸戦訓練を続けるカルエルたち。戦闘への不安と焦燥が募る中、それは若き飛空士たちの間に恋愛をも育んでゆく。そして、イスラはついに噴き上がる海「聖泉」へ到達する。これより先は「空の一族」が支配するといわれる未知の空域。カルエルたちは、イスラ後方への索敵飛行を余儀なくされるがー。「いつまでもみんなと一緒に空を飛びたい」ただそれだけを願った少年少女たちが飛ぶ空は、美しいだけでなく残酷で…。王道スカイ・オペラ「飛空士」シリーズ、驚愕と慟哭の最新刊。
「始まっちまったぞ。宣戦布告してきやがった!」ただならぬクルツの剣幕に、カールの最悪の予想は確信に変わる。きっと、開戦と同時にブリッツフォーゲルは軍部に強制的に接収されてしまう。北極圏での帝凰龍との対決以来、ブリッツフォーゲルの前に現れる龍はいない。蒼穹の中、孤独なカールは操縦桿を握りしめ、あの煌々たる輝きを思い出す。“何故、飛ぶのか”“何故、挑むのか”…帝凰龍と対決をしたあのとき、カールは『彼』にそう問われたような気がしてならないー。