2009年4月発売
船上で賀杖との決着を強く意識する龍牙。しかし、ツファイへ着いた早々帝国の兵が待ち受けていて…。なんとかペルフェの協力者と合流を果たすも、目のあたりにするツファイの現状に蓮祥は賀杖への怒りを募らせる。そんな中、帝国の東で大きな戦の動きを知り!?周到に仕掛けられた賀杖の策。日に日に高まる帝国への不満と、戦乱の兆し。新月を間近に邪神復活を危惧する一同に、龍牙が下した決断とは…!?小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門佳作受賞作。
歓楽街で生まれ育ったのに踊り子のルゥルゥには色気がない。おかげで踊り子団を次々と首になるが、踊りが大好きなルゥルゥは流しの踊り子として稼ぐことを決意する。ある夜、踊ろうと入った店から追い出され、なぜか殺されそうに!訳のわからないまま街中を逃げまどうルゥルゥは、大臣を名乗るかっこいい男アーシファに助けられ、事態は思わぬ展開へ…!?形見のサファイアの腕輪が導いた運命の恋が始まる。
異国ミルヒランド公園で、公女ヒルディアと出会ったアリアは、国を統べる『王』というものの責任と覚悟を知ると同時に、王政とは別の秩序を求める狂信者たちとの戦いに巻き込まれる。父とクルサードを助けるために乗り込んだ『虚無の果て』の教団本拠で、アリアたちが知った驚愕の事実とは?そして、戦況を見据えるライルとシェナンの運命は?大人気『幻獣降臨譚』シリーズ、いよいよクライマックスに突入。
ウサギ男に無理矢理ハートの国に連れて来られたアリス=リデルは、現実の世界よりもハートの国で生きることを望むようになっていた。ある日、目覚めると、そこは見覚えのない森の中。眠っているうちに地形が変動し、アリスは突然、クローバーの国に来てしまう。初めて参加する「会合」で、アリスは、グレイ=リングマークに出会って…。Quin Roseによる大人気ゲームのノベライズ、新シリーズがついに登場。
嘘つきさんが舞台から退場、嘘つきさんに代わって、『物騙り』を任命された私の名前は大江湯女。私が紹介する、平和な町で起こった愉快な殺人事件。
ダニエルはモモのいなくなった世界で、ひとりぼっちで旅をしていました。モモが残した“想い”を拾い集めながら。何処かでまたモモに逢えるんじゃないかと想いながらー。モモとアンは魂を扱うことで、この世のバランスを保つ存在でした。その二人が、今はいないー。ならば逆に、くずれたこの世のバランスをもう一度取り戻すことで、もしかすると、もう一度モモに逢えるかもしれないとダニエルは考えました。そして、ダニエルは、モモと関わった人間たちが残す“想い”をさがしはじめます。これは“真っ白い花”が世界に残した、“想い”をたどる物語。
ぱんつはいてない戦闘司書・フィフだけでなく、天然ボディで求婚を迫る崎田姉妹まで文人のもとで暮らすことになった。当の文人は、同居する女の子達の「貴様らだってブラなしのくせにっ!」(フィフ)「パンツ穿いてないよりましでしょ」(崎田姉妹)といった賑やか(?)なやりとりに頭を悩ませる毎日だった。一方、巷では、“禁書”の仕業とおぼしき事件が勃発していた。“落丁”と呼ばれる人間たちが、次々と問題を起こしており…。ちょっとHな学園“文学”コメディ。バトルもあるよ。
美しく成長したアニアと、悪魔の能力をなくし人間化した奏。完全に姿を消してしまった操緒。思いがけない彼女たちの変化に、何かと混乱が続く智春。元の世界に戻る方法はわからないまま、刻々と時間だけが過ぎていく。そして焦燥する智春が目撃したのは、崩壊を始めた世界と、その世界に存在するかつての友人たちの姿だった。二巡目の世界を救うというのは彼らを見捨てることではないのか?世界が抱えてきた秘密が説き明かされていくなかで、突きつけられた選択に智春がくだす決断とはー?TVアニメも絶好調、注目の大人気スクールパンク第12弾。
教室で唐突に始まった怖い話。それは、初めてできた子を両親がボートから池に落として殺し、可愛がっていた二番目の子が同じ場所で『今度は落とさないでね』と語りかける、という内容。一緒に聞いていた真喜多莉緒は、その手の話が苦手だった。なぜなら彼女の名前は、死んだ姉と同じだったからー。夏休みが始まり、雪乃とできるだけ長く一緒にいようと目論む蒼衣。だが、泡禍解決に赴いた雪乃と颯姫が戻ってこない。雪乃たちは、死なない“異端”を相手に真喜多家に閉じ込められているらしい。邸は異常現象により完全に外界と隔絶されていた。雪乃のためにも単身で邸内へと救出に向かう蒼衣だったがー。鬼才が贈る悪夢の幻想新奇譚、第十幕。
伝統と由緒ある名門・白麗陵学院で、理事長の思いつきからミスコン開催が決定。名門校にあってはならぬこの椿事にやっぱりいつも通りに巻き込まれた秋晴は、審査員をすることに。ミスコンにはもちろん朋美とセルニアがエントリーしているわけで、ということは秋晴がどちらかを選ぶというわけで…!?さらに思わぬ強敵・朋美母が襲来。その結果秋晴とセルニアが朋美の自宅にお泊まり訪問することになったり、大地が女装(?)して秋晴とデート&××することになったり…!?あっちもこっちもドキワク胸キュン受難続きの第8巻。
頭上に“ヘッポコ”様なる可愛い(?)神様が取り憑いている品部人永は、そのせいで女の子にモテない不幸な人生を送っていた。そんな人永のもとに、ある日政府から美人な才媛・高峰小町が派遣されてくる。曰く、雲隠れしてしまった八百万の神々を探してほしいのだという。強制的に、小町が所長を務める『やおよろず神議会』に所属させられてしまった人永。小町の色気に逆らえず、ある温泉街に神様探しに向かうことになる。そこで人永とヘッポコを待っていたのは、神様らしからぬ気さくな女神様でー?可愛い神様ヘッポコ様が大活躍!?第15回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”受賞作。
帝都ソロンでの反乱を阻止しますます名声を高めたオルバは、皇帝により辺境のアプター砦へ赴くよう命じられる。そこはかつてビリーナの故国ガーベラに占領され、メフィウスへと返還されようとしている地だった。そしてその機を狙って隣国タウーリアが侵攻してくるという噂があった。元剣奴隷の近衛兵などわずかばかりの手勢を率い、ビリーナと共にアプターへと進発したオルバ。一方、ガーベラではエンデ公国との戦端が開かれようとしており、メフィウスの援軍を必要としていた。一触即発の状況の中、寡兵しか持たないオルバがふるう采配とはー!?英雄への道を描くファンタジー、第3弾。
ある日、星人の家にUFOが落ちてきた。出てきたのは黒ずくめのメイド服に身を包んだ少女だった。アリアと名乗る少女は、顔は可愛いがやけに態度がでかい。自分達の存在を口外するなまではよかったが、馬鹿扱いされてののしられ、人体実験まがいのことまでされる始末。星人は彼女を「性悪チビ悪魔」と名付けた。アリアから逃れられるひととき、のはずの学校にまで、星人を見張るため悪魔は転入してきた。だが、学校には星人の幼馴染みの美希がいて、これで丸く収まるわけがない。転校生VS幼馴染みという仁義なき戦いが勃発するのだが!?やりたい放題の暴走ラブコメスタート。
エリート一家で唯一の落ちこぼれ晴凛。彼がやっとの思いでありついた仕事は異国の姫君の家庭教師だった…。シムールの一支族の末姫、ミーネ。まだ13歳のあどけない、おしとやかな姫様ーなんかではなかった。とにかくわがまま、気に入らないと暴れまくる超問題児。人は彼女を山猫姫と呼んだ。振り回されまくる晴凛だったが、なぜかミーネ姫に気に入られてしまう。ミーネ姫に翻弄されつつも、なんとか教師が板についてきた晴凛。だが、和平を結んでいたはずのシムールが帝国に宣戦布告をしてくるのだった。板挟みな晴凛だったが、これが英雄への第一歩で。
帝都城のお庭番となった望月蒼司朗は、学生らしく高校生活を送りながらも、庭師としての修業やピヨ四神のお世話で大忙しな日々。そんな彼に、創立記念日にキネマを観に行かないかとのお誘いが。せっかくの休日、帝都観光も兼ねて徒兄弟の清志朗や同級生たちと共に城下に出かけた蒼司朗だったが、初めてのキネマ鑑賞にピヨ四神が大興奮しはじめる☆一方その頃、若様の体調が突然の悪化…それは、帝都に蟲の穢れが溜まっている証なのだが!?少年の運命が花開く、お庭番シリーズ・第二弾。
夏休み直前に届いた手紙。一通は、かつてアリッサと共に、自らの悲運に立ち向かった少女・美澄透子からの私信。もう一通は、「久しぶりに実家へ帰って来い」という叔父からの手紙だった。魔術の力で顕現した獣耳の妹・由衣だが、故郷に由衣の居場所はもうないのだという「現実」をどう説明すれば良いのか、僕は悩んでいた。その翌日、透子の養父オウルが突如帰国した。僕たちは、透子の身に降りかかっている「手紙には書かれていない」衝撃の事実を聞かされる。「透子を救ってくれ」と懇願するオウル。それを聞いたアリッサは…。兄と妹、忘れがたい友達、絆の深さとは何だろう。新章始動。
竜と人が生きる世界の片隅、エリダナの街を今日もガユスとギギナが疾走する。完全真説版「されど罪人は竜と踊るDD」第六弾は、失われた物語たち。今は亡き親友の墓標に語りかけるガユス。エリダナの地下に広がる大迷宮。日射しに灼かれる少年少女たち。猟奇殺人の容疑者と被害者遺族との葛藤。雨の訪問者との彷徨。ラルゴンキン事務所に吹き荒れる青い嵐と謎めいた荊棘の女王。そして嘘をつく唇に、もっとも暑く熱い戦いーついに放たれる物語たちは、残酷さと甘い痛みで胸を抉る刃となる。
俺、兵藤一誠は、今モーレツに幸せを実感している。美少女アーシアにつづき、憧れのリアス部長まで俺の家で生活することになったのだ!ビバ同棲!ハッピー桃色ライフ!!そんな中、ヴァチカンからの使いが現れ、「聖剣エクスカリバーが盗まれこの町に持ち込まれたが、俺たちは一切手を出さないよう」-と要請してきた。部長は動くなというけど、なんだか釈然としない。その上、木場の様子もなんだか変だし…どうもきな臭いぜ。こうなったら俺が何とかしますか!友情と熱血とたっぷりの煩悩で贈る、学園ラブコメバトルファンタジー妄走。
「-ッけ、結婚してくださいーッ!」鷹崎駆真に、出会い頭にプロポーズしてきた新人騎士・松永衛二。しかし急いでいた駆真に男の相手をする暇などない。入念な準備、完璧な計画ーそう、すべては二週間後に迫った蒼穹園騎士団内で行われる重要な武会のため…ではなくー在紗の誕生日のために。彼女は手に入れなければならない。何を?在紗のプレゼントを!!急がなければ無くなってしまう。店に着いた駆真の一瞬の油断。振り切ったはずの衛二に再び邪魔をされ、売り切れてしまう商品。こうなったら武会に参加するしかない!!そこにはある心境の変化が。「騎士の誇りに目覚めたんだ」と駆真は宣言するのだがー。