2009年7月17日発売
虚淵玄×中央東口! オリジナル新作! 高速レシプロ機エトピリカの操縦桿を握りながらカール・シュニッツは目を懲らした。大空の彼方に見えたのは、眩いほどに輝く一対の翼。鱗粉のように撒き散らされる光の礫。それは、未だ人類が到達できない領域の存在ーー虹龍の雄姿だった。 「彼らが舞うあの世界は、あの空の彼方には、痛みも悲しみもない場所に違いない」 少年の頃からずっと……そしていまもなおカールはそう信じてやまないーー。 これはまだ、大空が聖なる領域であった時代。ドラゴンの翼に神秘があった頃の物語。遙かなる神々への領域を目指した飽くなき挑戦者たちの記録……。 TYPE-MOONの大人気PCゲーム「Fate/stay night」の外伝小説「Fate/Zero」、「ブラック・ラグーンシェイターネ・バーディ」で話題をさらった巨匠・虚淵玄が放つ完全オリジナル新作始動! ニトロプラスの名作ゲーム『吸血殲鬼ヴェドゴニア』『沙耶の唄』で組んだ盟友イラストレーター・中央東口との“伝説のタッグ”が復活!
平凡な顔、平凡な成績、何もかもが平凡な少年。だが誰にでも一つくらいは取り得がある。彼の場合はそれが「殺人」だったー。東欧小国で修学旅行中の生徒たちが拉致された。犯行グループは財閥の好事家たちによる「狩猟クラブ」。GPSを埋め込まれ、「人間狩り」のゲームが始まる。しかしその時、予期せぬ「トラブル」が起こった。「少年」=赤神楼樹の「才能」が、極限状況下で開花してしまったのだ。逆転するゲーム、狩られる「ケモノ」は、どっちだー?人気ゲームメーカーpropellerの東出祐一郎、激昂のオリジナル小説デビュー作。
どうすれば「普通」に振る舞えるのかーー。 桜の花びらの舞い散る中、カドケス高等学校飛空科の入学式をむかえたカルエル。その瞳はクレアを捜すがーー。皇子と呼ばれた少年と魔女と呼ばれた少女。回り出す運命の歯車。学生寮での生活もスタート! 待望の続刊。