2011年6月10日発売
突然現れた自称アッシュの『婚約者』リュカ・ケイニス。病的なまでにアッシュを愛するリュカに巻き込まれて、アッシュは精霊獣エリスロスを狩る仕事に付き合わされることになってしまう!なぜか王女イリステラとメイドのティリエルも同行することになるが、エリスロスの住処は男子禁制。ほっと胸を撫で下ろすアッシュに、イリステラの無情な言葉が突き刺さる。「前から思ってましたけど…アッシュって、女の子みたいな顔してますよね?」姫さまのイケナイ秘密を巡るファンタジー&ラブコメ第3弾登場。
『D』のエクソシスト、ディオニュシウスが襲来した。『悪魔使い』でもあり、『神の遣い』でもある彼の標的は、イヴのメイドで、悪魔憑きでもある笹崎小波だった。『治療』と称して小波を連れ去ろうとする黒衣の医者ディオニュシウス。小波の意志を無視して及ぶその凶行に、九罰は反発する。一触即発の状況下、ついに黒医者に憑いた悪魔・ブエルがその本性を現しー!イヴの悪魔・アンドラスすら凌駕するブエル。治療の悪魔と炎の悪魔、二人の悪魔使いの譲れない戦いが始まる。
店長代理に昇進することになり、ますます張り切る魔王。そんなある日、魔王城(築60年の六畳一間)にご近所さんができる。隣の部屋に、和装の女の子が引っ越してきたのだ。魔王に恋する女子高生・千穂と、魔王の命を狙う勇者は、いろんな意味で心穏やかではいられない。時を同じくして、魔王が勤めるファーストフード店の向かいに、競合他社が進出してくる。売り上げで負けたら減給だと言われた魔王は戦慄し、店長代理の職務を全うするため奔走することになる。謎の隣人とライバル店の登場で、魔王城は大混乱!?フリーター魔王さまが繰り広げる庶民派ファンタジー、第17回電撃小説大賞銀賞受賞作第2弾。
「高村クンが望むなら、わたくし、どんなことだってしてあげますわよ」。そんな会長の告白を皮切りに、これまで僕を守ってきてくれた女の子たちから一気に言い寄られてしまいました。突然のモテ期到来にどうしていいかわからず悩んでいる中、吸血鬼となった治水村の人々を人間に戻すため、ついに神父が村に帰ってきました。長年待ち続けた福音の到来に歓喜する村の人々。そして待望の瞬間が訪れて…。シリーズ完結。
七つの宮都市が割拠する東和の地は、時代の変革期にあった。争う理由を探し出し、異なる未来図に戦いを仕掛ける一宮、二宮の大連合軍。双子都市に向けられた中央の大軍に、各地方都市の寄せ集め軍は結束を示す。動乱の最中で、各都市が掲げる平和の巫女姫達は、それぞれの意志を語る。定まらぬ世界のかたち、幾重にも交差する姫影、夏草が匂い立つ季節の中で、複雑に混じり合うのは東和の模様。向き合う七人の姫達、その中の一人、一番小さな最後の姫は東和七宮空澄姫。彼女が見る世界と人々、その眼差しと笑顔のための物語。
数年前まで女子校だった高校に転入した少年、岸嶺健吾。周囲が女子ばかりというハーレム環境にもかかわらず、人づきあいの苦手な彼は、唯一の趣味である読書に没頭し、静かに暮らしていた。しかし、いままで無縁だった部活動に参加することになり、彼の高校生活は波乱万丈なものへと変わっていく…。彼が入部したのは、現代遊戯部ーつまりはゲーム部。美人生徒会長や変態教師という心強い(!?)仲間に支えられ、岸嶺は思わぬ才能を発揮するのだった。平凡だった一人の少年の、刺激的なゲーマー人生が、いま幕を開ける。
アイドルデビューをきっかけに、海上都市ニライカナイの高校・鳴谷鴬へと転入したアイザワ・モモは、なんとハセガワ・オリンと同じクラスに!積極的に声をかけたり、シャワールームで裸の付き合い(?)をしたりして、なんとか仲良くなろうとするモモと、それをことごとく突っぱねていくオリン。そんな噛み合わない二人だったのだがー。
その夏、死を恐れる新聞記者は殺人鬼と出会いー死にたがりの少年は、不死者と出会った。1932年、NYの街を恐怖に陥れていたのは、『アイスピック・トンプソン』という奇妙な事件だった。『アイスピック・トンプソン』が現れるのは決まって雨の日。アイスピックを凶器に何度も何度も突き刺され、雨が血を流していくー。DD新聞社をはじめ、連続殺人鬼の記事や話題で持ちきりな中、警察はグラハム・スペクターという不良少年に疑いをかける。一方、NYを訪れていたエルマーも殺人鬼にあたりを付け始め、グラハムと出会うことに。そして、自分の関係者が殺されていくガンドールたちも、徐々に事件の中心へと近づいていき…。
神社にまつわる恋愛成就のおまじないの噂。その神社に課外活動で訪れた生徒たち。その中に玖流緋澄と識読美古都はいた。学年で双璧をなす秀才、才媛の二人だが、顔を合わせば皮肉の応酬となる間柄。おまじないとは無縁の二人だった。神社に訪れたほかの生徒たちは奇妙な顔ぶれだった。おまじないを信じ、互いを意識する生徒たち。だが、そんな浮ついた空気は一変する。他愛のない恋愛成就のそれが、次々と死をもたらしていく。それは呪い、それともー。謎に迫ろうとする緋澄と美古都の二人が知る真実とは!?-。
魔王退治の旅を続ける魔法少女のアンジュたち一行は、銀竜ユランの手掛かりとトモエの出生の謎を解くべく、マオの空中遺跡へ。そこで彼女たちを待ち受けていたのは、トモエと同じ顔をした殺戮妖精ヒナギクだった。ヒナギクが語るトモエの出生に秘められた悲惨な事実とは。そして、アンジュたちにつきまとう、『恒久平和の実現者』ソーマとの戦いの結末は。さらに、思いもかけない出来事が、アンジュたちの目の前で起こりー。新感覚ファンタジー第4弾。
「私はまだ、“φ”のままなんだ。…こんなふうに思うのは、きっと君に出会ってからだ」あの事件から数ヶ月。文化祭のクラス劇で、雪名はヒロイン役に抜擢された。俺には少しずつ心を開いているものの、ずっと孤独に生きてきた彼女はなかなかクラスに馴染めずにいる。そんな時、俺は再び“歪んだ無次元数”を見ることになる。連なる赤い数値の鎖で繋がれた、奇妙な人間たちー。平和になったはずの東京に現れた、“集合”の災厄の数。“無限の力”をも喰らおうとする、雪名の天敵。新たな戦いに身を投じる雪名に、俺は何ができるのか。“数”の異能力アクション、第2弾開幕。
知らぬ間に学年のトップ3美少女に数えられているほどの美貌(?)の持ち主、文野ハルは、ある朝、校舎でウサギの人形を拾う。それはハルが幼い頃に出会った『月ウサギの君』との思い出の品。この学校に想い人がいるかもしれないと知ったハルだが、そんな中、クラスメイトの砂原さんに弱みを握られ、何故か彼女の“仕事”を手伝うことになってしまう。歌に憑いた穢れを祓う“歌祓の巫女”っていったい何?しかもハルの“可愛さ”に関わる知りたくない秘密まで知っちゃってー!?ドキドキ“未体験”ラブコメ登場。