2013年5月10日発売
伊豆野宮学園に、珍しいお客がやってきた。甲斐ヶ原女学園の祇方院つかさ。関東ゲーム部ネットワークのメンバーである彼女は、天道しのぶに「学校対抗戦」への参加を呼びかけにきたのだった。ゲームでの勝負が大好きな天道は、二つ返事で快諾し、現代遊戯部は1泊2日の学校対抗戦へ参加することに。だが、ある問題が発生!伊豆野宮学園以外の参加校7校は、すべて女子高。ということは…男は岸嶺ひとり!?果たして無事に一晩過ごせるのか、岸嶺?
「また自分の知らない風習か…」同級生・日高護の祖母の葬式に出席した真木現人は、そこで騒ぎに巻き込まれる。部外者であるはずの少女が発したことーそれは日高が過去に祖母から聞いていた『神様の入った箱』を差し出せというものだった。一方で現人の双子の兄・夢人は、その箱と同時に日高の家系にも興味を持ち始める。それは七谷という土地で脈々と引き継がれている『憑き物筋』で、呪いの本尊をその箱に収めているという。兄の話に怒りを覚える現人だが、呪いはすでに浸蝕を始めていた。現人が通う高校に巻き起こる怪異、そしてー。甲田学人が放つ呪いの物語、第2幕。
一発の銃弾にはその重量とは別の、途方もない重さがあるー。かつて破れた魔女“ゾォード”との戦いに仲間たちと共に打ち勝ち、破滅の未来を回避することに成功したミスター・マグナム。だが、彼の前にもう一人の“予言する者”の影が立ちはだかる。「私は、貴方の運命を操ることが出来る」-“魔犬”スティール。彼が企てた謀略に、アリスたちはなす術もなく翻弄され、再び戦争の危機が訪れるー。未来を切り開くマジック・ガンアクション、新展開の第2弾登場。
トラヴァス少佐を乗せた軍用機が突如爆発。制御を失ったその機体は、人里離れたルトニ河に墜落してしまうー。その頃ロクシェ首都では、消息を絶った少佐が麻薬犯罪に関与したという疑惑が持ち上がり、過剰とも思える証拠が次々と明らかになっていくのだった。一方、やんごとなき事情により長年勤めた空軍を追われることになってしまったアリソン。将来に絶望したリリアを新聞部メンバーが助けようとする中…アリソンは「わたし、再婚するんだ!」と陽気に語るのだった。しかも、相手は既に死んでしまったはずのあの人でー。胸躍る“彼らの物語”ここに完結。
遠い未来。すべてが壊れ、灰色に塗りつぶされた地上。少数のエリートは空中都市へ避難したが、取り残された多くの人々は、常に死と隣り合わせの荒れ果てた世界で、細々と生きるしかなかった。そうした狂った世界を、一本の斧を頼りに放浪する少年がいた。マサキは生き抜くため、邪魔する相手をためらいなく殺しまくる。やがて彼にはアダ名がついた。「殺人鬼マサキ」。しかし彼は、決して悪人ではない。心優して殺人鬼。ただマサキは探しているだけなのだ。自分に命を与えてくれた少女ー美しく無邪気な天使を。
突然の火事を契機に、お嬢さま女子寮で「ペット」として飼われることとなってしまった家出少年の名は羽生真次郎!(ほとんど野生児!)さらに彼の目の前には『そんな豪華な寮に住む女子高生お嬢さま達は、一癖も二癖もある、超個性的な美少女ばっかり!』という運命が立ちはだかる!“おっぱい風紀委員”の異名を持つ天然マイペース少女・三峰白亜を筆頭に、偉いのにエロい艶然たる“寮長”影森牡丹。“忍び”なのにオドオドしっぱなしの巨乳くのいちメイド・上熊谷凛。そして金髪碧眼のツンデレ(未満)幼女の大野原茉愛ら、寮生達に振り回され、真次郎の悲鳴は今日も寮内に響き渡る。“小悪魔寮”とも呼ばれるほどの館でペット生活を送る真次郎に明日はあるのか!?人はそれを『女の子の園生活』と呼ぶ。
僕の娘(自称)・違正樹未蕾は凛とした声と楚々とした風情をあわせ持つ、かなりの美少女だ。だけど彼女はどう見ても僕と同い年くらいにしか見えないし、家に不法侵入して僕を待ち構えていたりするし、いきなり裸になったりする相当に残念な変た…不審者でもある。ある日突然始まった同い年の“娘”がいる日常に振り回される、少し不思議なホームコメディ開幕。
上条当麻が目覚めた場所は『暗闇の密室』だった。彼をそこに送り込んだのは、土御門元春。学園都市に潜入した敵性魔術師が、霊装で学園の壊滅を狙っているらしい。 大規模術式発動阻止の『使命』を受けた上条は、残り数時間で『暗闇の密室』から抜け出した!! --のだが、目の前に広がったのは、名門お嬢様女子校の更衣室で……。 ド変態の烙印を押され、女学生たちから追われる中、必死で霊装探索を行う。 御坂美琴にも発見され、ついにチェックメイトかと思われたその瞬間……“幸運”にも、救いの手がさしのべられた。 常盤台中学、第五位の超能力者『心理掌握』の食蜂操祈。 この出会いは、偶然の産物か、それとも『何者か』による必然の産物かーー。 科学と魔術が交差するとき、物語は始まる!
小さな村の竜鱗高等学校に、篝火御霊という少年が転入してくる。実は彼は、妖怪の血を引いている者だった…。妖怪が暮らす世界「天邪神宮」からやってきた御霊は、「人間らしい暮らしが、妖怪に出来るのか?」という試みのため、人間界で生活することになる。愉快な妖怪仲間の応援もあり、学校で出会ったボーイッシュな少女・七緒美久地と、人間らしい青春を楽しむのだがー。妖怪と人間の架け橋になろうとする御霊を待つのは希望か、それとも絶望か?夢に向かって突き進む妖怪少年を描く、ドラマティックな伝奇ストーリー。
昼休み前の平和な教室を、突然巨大怪獣が襲った。俺は、踏みつぶされて死んだ。-直後。謎のカウントダウン表示と、コンティニュー選択の画面が視界に現れた。「Yes」の表示を選ぶ。すると、昼休み前の、『死ぬ直前』の教室に戻った。つまり、生き返った。そして、俺と敷島さんの二人だけが気づく。この世界が『ゲーム』だということに。再びあの巨大怪獣が襲ってくるということに。謎のカウントダウンの数字がゼロになるまで。俺たちは、強くないままニューゲームを繰り返す。
アルマダの攻勢を受け、業平案件は守りきったものの業績が悪化したスルガシステム。苦境を脱すべく、社長が下したミッションは従来の個別システム構築ではなく定型のサービス開発と拡販だった。その実行チームとして立華、梢が選ばれる。そして犬猿の仲の二人を束ねるプロダクト・マネージャーに指名されたのはーもちろん我らが桜坂工兵!慣れない業態に五里霧中&試行錯誤の工兵たち。希望が見えたと思った矢先に立ちはだかるのは、思わぬ障害と失敗の許されない巨大な取引先!?萌えるSE残酷物語、新たなるチャレンジの第9弾。
分析部ーそれは部長たる赤村崎葵子がありとあらゆる事象を(勝手に)分析し、余人には甚だ想像もつかない驚きの(偏見含む)道筋によって(たいていはどーでもいい)結論を導く部活である。そう、彼女にかかれば結論はいつも薮の中。マトモに見える時はだいたい間違ってて、明らかに間違ってるように見える時は意外と…やっぱり間違ってる?無駄にこんがらがった分析の先にかの美少女が導く驚愕と脱力の結論を、キミは把握できるか!?っていうかむしろ許せるのかコレ!?ひらめきと口から出任せと、ほんのちょっとのサービスででっちあげちゃう新感覚日常分析系ストーリー。
歴史再現の名のもと巴里の水攻めを敢行しようとする羽柴勢。 それに対し六護式仏蘭西〈エグザゴン・フランセーズ〉は旗艦・狩猟館〈パンション・ヴェルサイユ〉率いる大艦隊を北条と合流させ、関東の地で毛利の備中高松城戦と北条の小田原征伐という二つの歴史再現を同時に行うという奇策に打って出た。 K.P.A.Italiaに代わり事実上の聖連代表となったM.H.R.R./羽柴と、欧州覇王・六護式仏蘭西/毛利ーー二大勢力の争いの行方は? その一方で、トーリ達武蔵勢は“移動教室”最終日に行う毛利と北条との戦前会議のため、自分達の方針などを確認していくーー。
静刃、アリスベル、貘、ビビ、矢子、キリコ、祈、瑠姫、そして鵺ーそれぞれの思いが交錯する中、ついにあらゆる願いを叶えるという伝説の存在『鳳』が甦る。誰もが想像だにしなかった鳳の正体、予想外の出来事を前に…譲れない願いを懸けた、鳳凰戦役のラストバトルが繰り広げられる!死闘の果てに明かされる、静刃と祈の過去。クチナシの香りを纏って迫り来る『緋色の挑戦者』。そして、静刃とアリスベルの恋心の行方は!?
南の島から戻った後、様子のおかしいシュバルツリヒトを元気づけるため、僕こと椎名明は彼女を誘って町へと繰り出した。しかしそこでは思わぬ出来事が!「パパ、会いたかった!」突然現れたこの真っ白な女の子は誰!?ってか、パパって僕のこと!?(み、身に覚えないぞ!)ヒカリと名乗る少女は僕から離れてくれず、ひとまず僕とシュバルツはヒカリを椎名家に連れ帰ることに。でもいくら「パパ」と間違えてるとはいえ、一緒にお風呂に入ったり、一緒に寝たりはまずいでしょ!?椎名家に波乱を呼ぶヒカリの正体とは!?そしてついに魔王復活!?シリーズついにクライマックス。
天下分け目の決戦を制した晴凛。ついに皇帝を奉じて、帝都へと凱旋するのだった。晴凛は筆頭執政官に、伏龍は政務総監に大抜擢され、これで一件落着!とはいかないのが、王宮の計り知れぬところ。海千山千の帝国官僚たちの利権争いに足を引っ張られ、今までの戦とは違う苦労に翻弄されてしまう。王宮政治のよどみを探る伏龍は、その病巣に行きつく。それは帝国に巣食う毒蜘蛛とも言うものでー。改革に時間が残されていないと痛感した伏龍は、ある決断をするのだが!?大人気シリーズ、クライマックスの第12弾。
アメリカ・スタンフォード大学で研究員として働く桜井海斗は、学生相手に社会心理学の教鞭を執り、充実した日々を送っていた。だがその安寧は、世界最大の資本家・ブランフォート家による独裁支配計画書「世界統一政府プラン」を知ったことにより、暗転してしまう。口封じとして父を暗殺され、怒りと悲しみに暮れていた海斗は、遺伝子操作によって創り出された天才少女・リザと出会い、ブランフォート家を打ち倒すため共に日本で活動を開始する…。圧倒的なスケールとリアリティで描かれた「覇道」の世界征服、ここに開幕。
2999年、人間は機械と化し、あらゆる部位が交換可能な身体で暮らしていた。人生の選択はすべて「塔」にある中央コンピューターが管理し、街で暮らす誰もが過不足なく、完璧な幸福を実現できるようになっている。幸せの永久機関が存在するこの街は、人類の理想そのもののはずだった…。はるか未来で繰り広げられる、人であって人でないものたちの、闇と光の物語。渡辺浩弐の伝説的傑作、ここに復刻。